先月行った 連合栃木女性委員会での街宣から
先の市議会で審議された「平成20年度 宇都宮市の当初予算」。
容認された予算規模は、
一般会計 ~ 1,659億円で、前年度比1%の増
特別会計 ~ 1,040億円で、前年度比18.6%減
企業会計 ~ 390億円で、前年度比5.6%減
以上の計は 3,089億円となり、前年度当初予算と比較して総額で7.3%のマイナスとなりました。
特別会計での予算規模の大幅な減は、悪名高き「高齢者の医療制度改革(改悪)」によるもの。
老人保健の特別会計が「後期高齢者医療」に移行することに伴って、保険料の徴収・負担の所管が市町村から都道府県単位になることで、約300億円の高齢者医療に関する歳入歳出が市の事業から外れることによるものです。
市民(高齢者)の税財源負担が減るわけではありません。ご承知のとおり、年金からの天引き徴収などにより、「老人いじめ」などと酷評されむしろ締め付けが厳しくなる件の財源です。
県の財政事情の話題で、ここのところ世間を騒がせているのが、財政調整基金(自治体が不測の事態等に備えるため蓄えた余裕財源)の準備高がかなり取り崩されて財源不足等に充てられ、残高が危機的状況にあるということ。
宇都宮市の財政状況はいかがなものか、常に気になるところです。
結論から言うと、現在の宇都宮市は、財政調整・減債・公共施設等整備の3基金とも中期財政計画上の目標値をクリアしています。
順調な税収確保が図られている富裕自治体であるがゆえのこと。
財政力指数などの指標も中核市の中では上位に位置しており、ひとまず健全性を維持しているといえます。
しかし、税収の順調さに慢心していては乱費の弊を招きます。
今の財政状況で良いとは到底言えません。税収はあくまで他力。努力は常に必要です。
税収など、ひとたび風向きが変わるとすぐに枯渇することを肝に銘じて、火の車にあえぐ他の自治体を反面教師にしなければならないでしょう。
また、将来には少子高齢化や人口減少、そして法人の競争力の翳りなど、不安材料も目白押しです。
今の宇都宮市も、ある程度の余裕がある今の段階で、徹底した行財政改革や事務事業・行政コストの見直しに着手している先進自治体の姿勢を大いに模範としなければならないことはもちろんのことです。
「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp
先の市議会で審議された「平成20年度 宇都宮市の当初予算」。
容認された予算規模は、
一般会計 ~ 1,659億円で、前年度比1%の増
特別会計 ~ 1,040億円で、前年度比18.6%減
企業会計 ~ 390億円で、前年度比5.6%減
以上の計は 3,089億円となり、前年度当初予算と比較して総額で7.3%のマイナスとなりました。
特別会計での予算規模の大幅な減は、悪名高き「高齢者の医療制度改革(改悪)」によるもの。
老人保健の特別会計が「後期高齢者医療」に移行することに伴って、保険料の徴収・負担の所管が市町村から都道府県単位になることで、約300億円の高齢者医療に関する歳入歳出が市の事業から外れることによるものです。
市民(高齢者)の税財源負担が減るわけではありません。ご承知のとおり、年金からの天引き徴収などにより、「老人いじめ」などと酷評されむしろ締め付けが厳しくなる件の財源です。
県の財政事情の話題で、ここのところ世間を騒がせているのが、財政調整基金(自治体が不測の事態等に備えるため蓄えた余裕財源)の準備高がかなり取り崩されて財源不足等に充てられ、残高が危機的状況にあるということ。
宇都宮市の財政状況はいかがなものか、常に気になるところです。
結論から言うと、現在の宇都宮市は、財政調整・減債・公共施設等整備の3基金とも中期財政計画上の目標値をクリアしています。
順調な税収確保が図られている富裕自治体であるがゆえのこと。
財政力指数などの指標も中核市の中では上位に位置しており、ひとまず健全性を維持しているといえます。
しかし、税収の順調さに慢心していては乱費の弊を招きます。
今の財政状況で良いとは到底言えません。税収はあくまで他力。努力は常に必要です。
税収など、ひとたび風向きが変わるとすぐに枯渇することを肝に銘じて、火の車にあえぐ他の自治体を反面教師にしなければならないでしょう。
また、将来には少子高齢化や人口減少、そして法人の競争力の翳りなど、不安材料も目白押しです。
今の宇都宮市も、ある程度の余裕がある今の段階で、徹底した行財政改革や事務事業・行政コストの見直しに着手している先進自治体の姿勢を大いに模範としなければならないことはもちろんのことです。
「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp