福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

市議会9月定例会も残り1週間

2007年09月20日 | 活動報告
市議会の9月定例会は、今議会にて審議される議案等が9月10日(月)に各常任委員会に振り分けて付託審議されています。
9月12日(水)から18日(火)までは決算審査特別委員会が行われていました。
各委員会とも議案等審査を終え、議事整理のため9月27日(木)までは休会となり、議会運営委員会の後、9月28日(金)に本会議が閉会され、各委員長報告、討論の後、採決となります。

28日の本会議の模様はインターネットでも生中継されます。
お時間のある方はぜひご覧下さい。

ブログ上でも、どのような議案や内容が審議されたか(誰がどの様な質疑・答弁をしたか)を逐一公開できるといいのですが…。
議会は公然の場ではありますが、関係する市民感情を十分に考慮しなければならない事項も多く、活発な議論と十分な検証のための資料を得ての判断が求められるものと考えます。

大きな動きがあった場合はもちろんお知らせしたいと思います。





「教育フォーラム2007」で パネリストを務めさせていただきました

2007年09月13日 | 活動報告
            教育フォーラム2007 子どもの声に気付いていますか?
             ~成長を支援するために求められる視点とは~
             パネルディスカッションの様子(左から2番目が私)

9月8日(土)「教育フォーラム2007」(主催:栃木の教育をよくする県民会議)が、コンセーレに於いて開催されました。
    
「栃木の教育をよくする県民会議」は、栃木県高等学校教職員組合、栃木県教職員協議会、栃木県教職員組合、地方自治研究センターといった県内教育関係の団体が組織するもので、現在の会長はパーソン栃木の代表でもある米田軍平弁護士。

第1部 「子どもの声に気づいてますか?」と題した、
    栃木県教育研究所 相談部長 丸山隆先生のご講話でした。
    先生のもとに日々寄せられるナマの教育相談をふんだんに交えた、迫力と説得力のあるお話でした。

第2部 パネルディスカッション
    パネリスト:丸山 隆氏、岡田忠治氏、下島健一氏、私(福田ちえ)
    コーディネーター:栃木の教育をよくする県民会議事務局長 島田 謙氏

子ども達の気質の変化に理解を深め、家庭や地域社会そして学校教育の在り方を見つめ直すとともに、今後どのような視点で子どもの成長を支援していけばよいのか、実体験をもとに活発な意見が交わされました。

丸山先生のご講話の中で「我慢が人を育てる。」というお話しが印象に残り、また共感しました。
転ばぬ先の杖、ついこどもの先回りをして手助けしてしまう大人(親)。
子どもに良かれと、個室を与え、パソコンを与え、TVを与え、ゲームを与え、携帯電話を与え・・・ 大家族から核家族へ、核家族から更に“個”へと進化しつつあり、会話しなくても買い物も情報も入手できる時代。だからこそ、家族との会話や地域の大人との関わりが非常に大切であることを感じる今日この頃。

「生きやすすぎて、生きにくい時代」を意識して、やがて大人になる子どもを育んでいこう!
子どもを主人公とした施策はまだまだ少なすぎると感じています。
各方面の大勢の大人たちが問題意識を持ち時間をかけて取り組む必要があるでしょう。
苦しみ、悩み続ける子どもたちを一人でも減らし、笑顔で安心して育っていける環境作りのためにも。


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安倍首相 突然の辞任表明

2007年09月12日 | オピニオン
ほんとうですか?  
我が国のリーダーの突然の辞任表明。国会は完全ストップです。
新しいエネルギーを生み出していく必要がある。
局面の転換、状況の打開を目論んで…。
といったことを理由の中心にしていますが、どういう考えでこのような判断を下したのか様々な憶測が飛び交っています。
僅か2週間前の内閣の人心一新と一昨日の国会での所信表明。まさかの辞任、異例の事態です。

今国会は「関が原の一大決戦~天下分け目の戦い」と目されていただけに、戦いの狼煙(のろし)が上がったとたんに総大将が投降したなどとも言われています。
参院選の結果を、今になってあらためて重く受け止めた結果なのでしょうか?

「引き際の美学」はなんとも難しいと言われます。「引き際の醜学」があちこちで目立つご時世です。理解に苦しむタイミングでの辞任の裏には、もっと深い切羽詰った何かがあったのでしょうか?

もっとも、安倍政権へ吹き続けた逆風はすさまじいものがありました。
参院選で惨敗した後の続投に批判が集中する中、「ここで逃げてはならない!深刻な政治の不信を払拭する。」と、続投の決意と理解を繰り返し述べていた首相でしたが、ここ最近は気力や迫力は確かに感じられませんでした。
何か不安定さというか、危うさのようなものを感じさせてもいました。
ひとりの人間として、そしていみじくも政治に携わる分際として、安倍首相の心中いかばかりか、体調はいかばかりかの思いも抱かざるを得ません…。

今日は、私ごときの携帯にも次々と事態の問い合せが入りました。
「驚き」「戸惑い」「何を考えているのか?」「先行きが不安だ…。」
「カネにまつわるスキャンダルか?」
「課題山積で政治の空白が許されない今の日本。後継総裁は?いつ衆議院が解散し総選挙が行われるのか?」

国民の声(民意そして選挙)が結局は政治を動かすわけです。
様々な政策の転換は必至でしょう。大きな混乱と激動の兆しを感じます。
政治の流れが大きな節目を迎えていることを感じざるを得ません。


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9月10日は 世界自殺予防デー・自殺予防週間です

2007年09月11日 | オピニオン
昨日9月10日は、全世界で自殺防止のための行動を促すことを目的としてWHO(世界保健機構)が4年前に定めた「世界自殺予防デー」。
そして10日からの1週間は「自殺予防週間」です。

我が国の自殺者は平成10年から8年連続3万人を超え(ロシアに次いで世界第2位)、うち約9千人が現役の労働者です。ちなみに本県の自殺者は毎年約500人に上ります。
未遂で済んだ方の数は既遂者の約10倍以上ともいわれていますので、既遂未遂を合わせると自殺を身近に捉えざるを得ない遺族や近親者の数は膨大であるといえるでしょう。
自殺予防は、労働者とその家族の幸せを確保するとともに、社会の健全な発展を図るという観点から大きな社会問題であることは間違いありません。

国では昨年「自殺対策基本法」が成立しました。
国・地方自治体・民間団体などが連携して、幅広く啓発活動、予防活動に取り組むことが求められています。
自殺の背景には、「病気と経済苦」や「仕事と人間関係」など、病気、経済、仕事、学校、家族、恋愛、人間関係などの2つ以上の悩みを抱えていたケースが多いとの調査結果があります。
複数の要因が重なって起こる自殺を減らすには、出来るだけ幅広い分野の連携が必要です。
「自殺は社会的に取り組めば防ぐことのできる死」と捉えて、これまでの保健福祉分野に所管させていた対策の枠を超えて、広く総合的に行う取り組みの必要性が叫ばれ認知されるようになりました。

宇都宮でも、平成14年に「健康うつのみや21」が策定され、市民一人一人が主体的に健康づくりに取り組み、自分の健康は自分で守る・つくる、という意識を持つための指針が示されています。

市民の方々の健康度の維持向上のために、行政が旗振り役を果たす事が益々求められる時代です。
「健康うつのみや21」では、「自殺対策」だけでなく「生活習慣病の予防」や「朝食欠食対策」などの広範囲な健康課題が取り上げられていますが、福祉都市の名に恥じない実績が上げられるよう、時機を逸しない施策の充実と効果測定を、数値目標を絡めて行うよう今後の議会活動を通して働きかけていきたいと思います。


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後援会ふれあいバス旅行in信州 を催行しました

2007年09月09日 | 活動報告
                    信州上田「別所の北向観音」境内にて
                    十分に厄を落とした善男善女の一行


台風9号が列島を通過し、比較的過ごしやすい天候となりました。
今日は9月議会の合間の休日を利用して、後援会の皆様との日帰りバスツアーを催させていただきました。

総勢80名が参加してくださり、貸し切りバス2台に乗り込んで一路信濃路へ。
参加者同士、移動の車中でも自己紹介やゲームなどで終始和気あいあいでした。

上信越道湯の丸ICで高速を降り、生島足島神社、きのこ村深山で楽しく昼食。
その後、別所の北向観音、安楽寺、八角三重塔(国宝)、常楽寺を散策して信州夢ばらの里でぶどう狩。小諸に立ち寄りマンズワイナリーの試飲でリラックスといった行程でした。

高原の自然や霊験高き寺社を巡りながら大いに語り合い親睦を深め、後援会役員の方々のご協力もいただいて、一日存分に楽しめる和やかなバスツアーとなりました。


「宇都宮市の議会ってどんな雰囲気で、どんなことが話し合われているのだろう?」「どんな課題があるのだろう?」といったことを、旅の所々でご報告させていただきました。

準備に奔走された後援会の事務局の皆さんや、貴重なお休みの一日を、私の後援会行事にご参加いただいた皆さまに、心からお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

今後もこういった催しを企画していただき、ご案内してまいりますので興味とお時間のある方はぜひお声がけください。次回のご参加をお待ちしています!


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9月議会で「宇都宮市景観条例」の審議

2007年09月02日 | 活動報告
9月議会議案のひとつである「宇都宮市景観条例」の制定について。
根拠法は、今から約3年前(平成16年12月)に施行された国の「景観法」。

国の法整備に先駆けて、先駆的な自治体では約20年以上前から環境美化条例や景観保護条例を策定しはじめ、現在までにいくつもの自治体でそれぞれの街らしい都市景観を護り、育て、造る取り組み、市街地景観をコントロールする取り組みが行われています。
経済効果重視の乱開発から、景観や住環境を重視する意識の転換が早い段階から国民の間で合意形成されていたことは間違いのないところです。

全国37の中核市の景観条例の取り組みをみると、既に制定しているところが約9割。宇都宮市は遅きに失した感が否めません。

これまで街の景観にまで配慮する余裕、あるいは感覚が無かったのかと疑われますが、問題建築に対する行政指導や罰則も無く、規範や市民のコンセンサスも得ないまま駅前や中心市街地や大谷、日光街道などの恵まれた自然や歴史や伝統色豊かな地域の新・増・改築などは行われてきたわけです。
何とも恥ずかしい実態です。

宇都宮市の顔である二荒山神社前の再開発で、24階建て・83メートルの高層ビルが建てられることによる景観問題はご承知のことと思いますが、都市整備は行政百年の大計と考えると、これまで幾ら行政上の手順を踏んだとはいえ何か釈然としないものがあります。

既に都心部の超高層マンションでは、大勢の入居者が地権者となり、老朽化した建物の転換再整備が困難となるといった問題があちこちで発生しているのが現実です。
高層ビルで居住者や商業を増やし市街地を活性化させるといったまちづくりは、今の世代が恩恵を受ける目先の経済効果や利便性の向上をねらったものです。
都市整備と景観を大切にしない行政の態度が、後年、容易に取り返しのつかない問題を将来の市民に押しつけてしまうことは確実です。

また、景観に関する宇都宮市の指針としては、「うつくしの都づくりを目指して」と銘打って1991年に策定された「宇都宮市都市景観基本計画」や「屋外広告物条例」がありましたが、策定から既に18年も経過しているにもかかわらず、JR宇都宮駅西口のおびただしい看板広告やネオンサインは、様々な指摘を受けてもこれまで景観が改善されていません。
先の議会で私も質問・提言させていただいたとおり、昨年の「日本の景観を良くする全国大会」では不名誉にも全国景観ワーストワンに選ばれ、おもてなしのまちづくりを標榜する本市の玄関口としては憂慮すべき状態で今日に至っています。

ひとつは、景観条例の制定によって駅周辺の景観は改善されるのかといったことも含めて、すでに存在する建造物にも、良好で風格ある景観形成に悪影響を与えると判断されれば規制が可能であるかどうかに注目です。

宇都宮らしいまちの景観を護り、育て、さらに新しい宇都宮らしさを創り出すためにも、また、私たちが住み、働き、憩う郷土を、個性豊かで快適なものにするためにも、条例や景観計画の中で、宇都宮市の景観に関する基本的な理念がどう謳われ今後の規制・誘導がどうなされようとしているのかを注視してまいります。


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