福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

火の祭典 「西原どんど焼き」で 地域の無病息災・家内安全を願いました

2008年01月13日 | 活動報告
                       いよいよ点火され勢いよく昇る炎

地元住民がつくる地域行事のひとつ「西原どんど焼き」が、西原小学校校庭で盛大に行われました。

どんど焼きは、門松などの松飾りやしめ縄、だるま、破魔矢などの正月飾りを、火(神火)によって高々と焼き、お正月様(歳神様)を空にお送りするお祭り。
歳神様の力によって、お焚き上げの火や煙には今年1年の様々な災厄を祓い清める力があるとされています。

子どもたちは、朝から地域内の各家庭を練り歩いて正月飾りを集め、また、米の粉で作ったまゆ玉づくりに励みます。
そして、松飾りやだるまなどを持った家族連れなども続々と校庭に集合。
お昼ごろまでには、竹、わら、杉の葉などで校庭の真ん中に作ったやぐらに、集められた正月飾りが山のようにうず高く積み上げられました。

「どんど焼きの火や煙にあたると、この1年を無病息災・家内安全で過すことができる」
「どんど焼きの火で焼いた「まゆ玉団子」を食べると健康になる」といわれています。

陽が傾き始めたころ、500人を超すと思われる地元の方々が見守る中、いよいよ火がともされます。
寒風に煽られて勢いよく炎が上がり、周囲に熱気が伝わると「すごい炎だね!」と興奮する子どもたち。集まった人々からも大歓声があがりました。

火が少し弱まってから、米粉で作りヤマミズキの枝に刺された色とりどりの「まゆ玉団子」をあぶって焼き、熱々のところをいただきます。
また、子供会連合会や育成会の大人達らが、とん汁、焼きそば、おでんや甘酒を作ってふるまいました。

そして最後は、終始火勢の具合など安全を見守っていただいた消防団による放水消化で、名残り惜しく火の祭典は幕を閉じました。

「子どもたちには、小正月の伝統行事を大人になっても覚えていて欲しい」
「参加した住民に、伝統行事を通じて世代を超えて交流を深める機会を作ろう」

地元西原では、コミュニティー協議会を中心に実行委員会を作り、様々な催しの企画・運営を行っていますが、なかでも「どんど焼き」は特別楽しい行事となっています。
西原地区の「地域力」を感じた1日でした。


私も、神火とまゆ玉に厄を落としていただいて、今年も体力・気力の続く限り、謙虚に前向きに思い切り動き回る1年になると思います。
元旦からも様々な業務と行事に追われ、すっかりお正月を忘れていたような毎日でしたが、赤々と燃える炎を眺めながら、不思議と普段できない考え事や頭の切り替えができた気がします。

皆さん、今年こそ実りある1年にしましょう!


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp 

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