福田ちえのときどき日記

日々の活動や雑感を掲載いたします。

「よのなか科」「民間人校長」で有名な杉並区立和田中学校 藤原先生が来宇します

2008年01月05日 | 活動報告
先の議会の一般質問の教育問題の項でも提案いたしました ネットワーク型授業「よのなか科」と「地域本部」。
ここ数年来マスコミにも大きく取り上げられ、東京都杉並区立和田中学校校長の藤原和博氏は教育界に新しい風を吹き込んだ方として、まさに時の人です。

私も昨年8月、円よりこ参議員議員が校長を務める「女性のための政治スクール」において、「公教育の再生と教育格差」と題した藤原先生の講演を拝聴する機会に恵まれ、たいへん感銘を受けました。

その後、宇都宮市PTA連合会の教育課題委員長と市立西原小学校PTA会長の立場で和田中学校を訪れるなどして、是非とも藤原先生を宇都宮へお招きして直接の講義・講演等を多くの関係者の方々に触れていただきたいと働きかけてきましたが、昨年暮れになって念願が叶い、下記のとおり先生の来宇が実現する運びとなりました。

「よのなか科」は新しい授業スタイルです。
学校・教員・地域がともに連携して外部のエネルギー(ヒト・物・情報等)を取り込む授業であり、子どもたちに、自分が世の中に関わりたい、あるいは関わっていけるという意気込みと実感を与えることを目的にしています。
大人の仲間入りの扉に立つ中学生は、もっと具体的で魅力的で大胆に、政治・経済などの現代社会のしくみや有り様を体感することが必要であり、「大人になるって何だろう」ということを考えさせ、自分の納得できる答えを導き出す授業によって、世の中への動機付けが芽生えます。
もっと色々な勉強をしたい、知りたいといった知的好奇心を刺激することによる通常の教科授業の成果向上にも役立つのではないか、といった考えにも立脚しています。

また、「地域本部」は、小中学校の教育活動の役割(学習支援活動や部活動や登下校の安全指導など)の一部を保護者・地域のボランティアを中心に地域全体で分担・支援することを狙いとして行う取り組みです。
文部科学省は来年度から4年間で中学校の1万校区に「学校支援地域本部」(仮称)を設置する方針を固め、現在20年度予算要求に盛り込まれ折衝中ですが、そのベースとなっているのが和田中学校での方法でした。
「教師受難の時代」と言われ、多忙の上その社会的な地位が低下している教師が、その本務である授業づくりに集中できる環境を整えることも重要な目的のひとつです。


藤原先生の講演・講義日程の詳細です。

1 名称  藤原和博氏教育講演会

2 主催  宇都宮市PTA連合会
       宇都宮市PTA連合会 教育課題委員会 リーダー研修会

3 目的  和田中学校の学校経営の様子を拝聴しながら、地域を巻き込んだ子どもの居場所づくり
       や学習の支援方法、及び学びの実践化など、これからの学校教育について藤原校長の
       明解なる話を聞き、親として教師として、今後の進むべき道を探る。

4 日時  平成20年1月20日(日)
       受付 13:00~
       開会 13:30~
       閉会 15:00  

5 会場  とちぎ福祉プラザ 多目的ホール
      (栃木県宇都宮市若草1-10-6  電話028-621-2940)

6 講師  東京都杉並区和田中学校校長 藤原和博氏
  演題  「いい学校をつくる! 和田中「よのなか科」と「地域本部」の取り組み
         ~魅力ある学校づくりと家庭・地域の教育力向上のために~ 」


「よのなか科」は、ニート全国第3位といわれる栃木県において、是非とも取り組みたい授業であるし、また、「地域本部」は本市においての次世代育成プランである「魅力ある学校づくり地域協議会」などの構想にも近く、なかなか前進しない本市の同種事業推進のための参考にさせていただきたいと考えています。
興味のある方は、宇都宮市PTA連合会事務局(宇都宮市天神 宇都宮市教育センター内 028-632-7856)までお問い合せください。


 「福田ちえ」ホームページ http://www.f-chie.jp 

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