島国ニッポンの山国から

地球温暖化、クルマ社会の諸問題、時評、街作り提言などを島国の中の四方を山で囲まれた山形盆地からのつぶやき

雑草を焼却するしか能がない現代人

2011-08-07 00:23:27 | 地球温暖化
 前回の記事で紹介した市街地中心部の「自然植物園」が写真撮影のすぐ翌日には見事に草花が一斉に刈り払われ、ほとんど丸坊主状態になっていた。
 それにしてもあれだけ伸びきった草花はすべて雑草としてどこかに運ばれたわけだが、大かたは「燃えるゴミ」として清掃工場に運ばれたと思われる。
 あれだけ大量に発生した“雑草”であるから、当然個人だけで刈りはらえるような量ではなく、業者が刈り払う作業にあたり運んだのだろうが、それにしても二酸化炭素を吸収する草花を死滅させた上に清掃工場で二酸化炭素を大気に放出させるなんて、現代社会は非合理的なことしかできないようである。
 個人宅でも除草すれば多くの場合可燃ゴミの袋に入れてゴミ集積所経由で清掃工場に運ばれる。
 でも、雑草も焼かれなければやがて栄養豊かな土になる。
 そして土になった元の雑草はさらに新たな植物を育み、虫たちに蜜などの栄養を与えて生物界の循環型生態系の基盤となるのだ。
 だから、焼くだけなんて「なんとモッタイナイ」。
 どこかに公的な刈り取った雑草の集積所を設けてほしいものだ。

◆前回の記事を参考にしてください。


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