天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

あけましておめでとうございます

2010年01月01日 | Weblog
 元日の今日、今年デビュー20年となる槇原敬之が、ベストアルバム「ベスト・ラブ」「ベスト・ライフ」を出し、今年に問いかける。

 多忙で自分を見失った99年に覚せい剤所持容疑で逮捕され、有罪に。それが自分を見つめ直す機会になった。「すべてがなくなり、見晴らしが良くなった。信じていたものがいいかげんだったことに気づき、何が本当に正しいかを知りたくなった」
 仏教に出合い、作品のテーマを私小説風の世界から「人生」へと広げた。その成果が、SMAPに提供した「世界に一つだけの花」。「ナンバーワンでなくオンリーワン」という主題は、仏教の教え「天上天下唯我独尊」が念頭にあった。

 「人を見て幸せをはかるのではなく、自分の内面から真の幸せを見つける時代になってほしい」と。

 本年もよろしくお願い申し上げます。