騎手・中島八弥 東京サラブレットクラブ&シルクHC 一口馬主情報。

東京優駿
第80回 日本ダービー
祝出走
シルクホースクラブ所属
フラムドグロワール3歳牡馬
父母GI馬

トップスプリンターが一堂に会する秋のGI シリーズ開幕戦!あの馬が???

2012年09月26日 | 競馬情報

トップスプリンターが一堂に会する秋のGI シリーズ開幕戦!

第46回 スプリンターズS

この高速馬場なら、逃げてレコード勝ちしたパドトロワ

パドトロワについて鮫島一歩調教師

「最終追い切りは坂路で、4ハロン52秒を切ってきました。終いの1ハロンは少し時計を要しましたが、その前の2ハロンのラップが速かったですし、合格点だと思います。騎乗した安藤勝己騎手も『大丈夫だ』と話していました。馬体は引き締まっていい感じです。数字的に減っていないのは心配でしたが、実が入ってきたぶんなのかなと思います。

この夏は、ハードなローテーションをよくこなしてくれました。前走も2着馬には詰め寄られましたが、自分で作ったレコードという点を評価してあげたいです。

去年は2着、今回も凄いメンバーが揃っていますが、何とか金メダルをという気持ちです。去年も直前の馬の状態がとても良かったので期待していました。自信度としては去年と同じくらいでしょうか。

最近は逃げたり先行したりという、自分の形に持ち込めるようになって安定してきました。中山は前の馬が粘る傾向がありますから、そのようなレースをイメージしています。海外からも含めて強いメンバーが揃いますから、気を引き締めて。今年はサマースプリントシリーズのチャンピオンというタイトルも取れましたし、重賞を連勝して、胸を張ってGIに向かうことができます。応援お願いします」

パドトロワについて安藤勝己騎手

「先週の追い切りはまだ重い感じがしました、今朝の最終追い切りはそれなりの動きでホッとしました。ここまでの過程が去年よりも良かったですし、いい状態で臨めると思います。去年は夏場があまりいい状態でなく、スプリンターズSの直前にガラッと良くなりました。今年はいい意味で、平均的にいい状態ですからね。

去年の暮れの香港では歩様が悪かったんです。その後故障して休んで、僕が乗った頃には良くなってきていました。函館スプリントSを使ってから歩様も息遣いも良くなりました。期待通り、状態通りの重賞2連勝です。

もともと歩様の堅い馬ですが、柔らかみが出てきました。短距離で競馬がしやすいタイプです。前に行けるし、ハナに行ってもいいし、下げてもひと脚は使いますし。今回も馬に任せてというレースになると思います。

もし馬場が渋ることになっても、マイナスではないと思っています。前走はレコード勝ちでしたが、それも状態の良さだと思いましたし、できれば少し時計の掛かる馬場の方がいいのではないでしょうか。今回が一番チャンスだと思いますので、何とか勝たせてあげたいです」

 

「以前より、輸送に慣れるなど馬がタフになった。昨年は北海道から栗東へ輸送したときに体重が4キロ減ったのに、今年は同じ状況で4キロ増えたからね。昨年のスプリンターズSもベストの状態だったけれど、今年はそれ以上の状態で戦えそう」と鮫島師。

 そういえば、鮫島厩舎のGIでの最高着順は昨年のパドトロワのスプリンターズS2着。意外なことにまだGI未勝利なんですね。これに対して鮫島師は「ここで結果を出したいね」と力強く語っていました。

 担当の金山助手も「夏はずっと使ってきたので目に見えない疲れが心配。でも、大丈夫そうだし、本来はレースを続けて使ったほうがいいタイプなので楽しみですね」といいムードを強調していましたよ。

 

スプリンターズS1週前追い切り(20日) 次週のスプリンターズS(30日、中山)へ向けて、昨年の2着馬パドトロワが20日、坂路で1週前追い切りを消化した。

 安藤を背に坂路で単走。ラスト2ハロンで気合をつけられると、12秒4、12秒9でフィニッシュ。全体は53秒8で「最後の1ハロンが少し頼りなかったかな。北海道の頃の動きには戻っていないね。でも、去年も直前でグンと良くなったので、来週やってどこまで変わってくるか」と淡々とした口ぶりだった。

 今年もこの舞台へ戻ってきたが、タイトルを取っての参戦だ。今夏2走目のアイビスSDで重賞初Vを飾ると、昨年と同じステップのキーンランドCで重賞連勝。サマースプリント王者に輝いた。

 「北海道では以前と比べて歩様が柔らかくなっていたけど、今も同じ感じです。去年と変わらないくらい、いい状態」と金山助手は順調さを強調。飛躍の1年に―。あとは昨年のリベンジを果たすだけだ。

 

キーンランドC時

パドトロワの最終追いに安藤は明確なチェックポイントを設けていた。「(馬体の)柔らかさ、それから息遣い」。アイビスSDに続く重賞連勝に挑む期待馬は鞍上の期待に応えてみせた。

 函館Wコースで単走。力みなく流し、直線では程よく気合を乗せて上々のスピード感。5F66秒7~1F12秒9をマークした。「いい感じ。以前は硬くなって乗り味がガタガタしたが今は柔らかい。息遣いもいい」。21戦中14戦の手綱を取ってきた名手の言葉を聞く限り、チェック項目は高いレベルでクリアしたようだ。

 ドリームバレンチノ同様、サマースプリントシリーズのタイトルを渇望する。「何とか勝たせたい。G1でドンと来いとまでは言わないが、G2やG3なら明らかに上位。ゲートに心配がないから前で立ち回れる。競馬がうまいんだ」。安藤がここまで熱く語るのは珍しい。それだけパドトロワにほれ込んでいるのだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿