騎手・中島八弥 東京サラブレットクラブ&シルクHC 一口馬主情報。

東京優駿
第80回 日本ダービー
祝出走
シルクホースクラブ所属
フラムドグロワール3歳牡馬
父母GI馬

若葉ステークス 関西圏唯一の皐月賞トライアル レッドバリオスが変わり身を見せるか?

2010年03月17日 | 一口馬主

若葉Sは関西圏で行われる唯一の皐月賞トライアルレース。優先出走権が与えられるのは、中山競馬場を舞台に行われるGII の弥生賞とスプリングSが「3着以内」なのに対し、オープン特別の若葉Sは「2着以内」と“狭き門”になっている。年によってメンバーのレベルはかなり異なるが、今年は本番でも好勝負が期待できそうな逸材が出走を予定。皐月賞の優先出走権を巡り、熾烈な争いが繰り広げられそうだ。

2005年の優勝馬ディープインパクトを始め、多くの名馬を輩出して“出世レース”と言われるオープン特別の若駒S(京都・芝2000m)を制したヒルノダムール(牡3・昆貢)。それも、上がり3ハロン33秒1(推定)という極限の瞬発力を披露し、中団待機から鮮やかに差し切った。前々走のラジオNIKKEI杯2歳Sでは4着に敗れたが、4コーナー10番手から鋭い伸び脚を見せ、優勝したヴィクトワールピサと0秒2差まで追い上げている。世代トップクラスの決め手を持っているのは間違いない。

エイシンフラッシュ(牡3・藤原英昭)は、前走の京成杯で重賞初制覇。2着アドマイヤテンクウとハナ差の接戦だったが、逃げ込み態勢の相手をきっちりとねじ伏せた末脚は迫力があった。これで芝2000mでは3戦全勝。皐月賞と同じ舞台の重賞を勝っているのも大きな強味と言える。ここもVで通過できるようなら、本番が楽しみになってくる。

関東から遠征して皐月賞の優先出走権獲得を狙うのが、東京・芝2000mでデビュー2連勝を飾ってきたペルーサ(牡3・藤沢和雄)。2戦とも緩い流れを中団で折り合い、長くいい脚を使っての差し切りV。父ゼンノロブロイから、素晴らしい決め手を受け継いでいる。重賞やオープン特別を経験してきた馬たちと比較しても、スケールの大きさは一歩も引けを取らない。

関東からは、コスモエンペラー(牡3・粕谷昌央)も遠征を予定している。前走はオープン特別のすみれS(阪神・芝2200m)に挑戦し、優勝したレッドスパークルから0秒3差4着。持続性のあるスピードが最大の持ち味だ。一線級が相手でも、うまく展開が向くようなら、上位に食い込むチャンスがあるかもしれない。

レッドバリオス(牡3・角居勝彦)は、先週13日に行われた500万下のゆきやなぎ賞(阪神・芝2400m)で2着。連闘策で皐月賞の優先出走権獲得を狙ってきた。まだ1勝馬だが、これまでに崩れたのはデビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳S(10着)だけで、優勝したローズキングダムとのタイム差は0秒5だった。オープン特別でも、上位争いに食い込む力がある馬だ。

ニシノマナザシ(牡3・須貝尚介)は、前走の未勝利(東京・芝1800m)を勝ち上がったばかりだが、そのレースは約3か月ぶりの実戦で、馬体重10キロ増での快勝だった。休養を経て、馬体がひと回りスケールアップした印象がある。父は1998年に皐月賞と菊花賞の二冠を制したセイウンスカイ。初距離となる芝2000mに対応するスタミナも備えていそう。

テーオーケンジャ(牡3・梅田智之)は、4走前に快勝した500万下のきんもくせい特別(福島・芝1700m)が鮮やかだった。その後は、全日本2歳優駿(川崎・ダート1600m)とヒヤシンスS(東京・ダート1600m)のダート2戦で13、10着と大敗したが、芝に戻った前走のすみれSでは0秒7差6着とまずまずの競馬。時計が掛かる展開になれば、浮上してくる可能性もあるだろう。

セイクリッドセブン(牡3・松田博資)は、前走の未勝利(中京・芝1800m)で直線一気の追い込みV。デビュー4戦目での初勝利だったが、前走を含めて4戦中3戦でメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(推定)をマークしている。速い流れで末脚勝負の展開に持ち込めれば、上位進出のチャンスがあるかもしれない。

ジョーヴァリアント(牡3・村山明)は、デビュー5戦目にして未勝利(京都・芝1600m)を勝ち上がったが、通算成績は〔1・3・0・1〕。約4か月ぶりだった2戦目の未勝利(京都・芝1600m、5着)以外は連対をキープしている。父がスピード色の濃いアドマイヤコジーンとあって、今回は芝2000mに対応できるかが鍵になりそう。



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