悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

ウォーキング大会とマラソン大会

2015-02-14 20:46:57 | ウォーキング

市民マラソン大会は、全国に2千ほどあり、経済効果が期待されているそうだ。
乱立が懸念されているらしく、参加者の奪い合いの様相を呈するケースもあるとのこと。
「今後、魅力のない大会は淘汰されていく」との指摘もあるとか。
ウォーキング大会は乱立という点は似た状況だが、経済効果はどうだろうか。
東松山の大会は、全国から10万人が参加するといわれるが、大会そのものの収支は、
必ずしも採算がとれてはいないだろう。ウォーキングの参加費は1500円~2千円が多い。
マラソンの参加費は、高くても1万円前後だったが、横浜マラソンは1万5千円で募集し、
話題になったそうだ。ウォーキング大会の場合、参加者の奪い合いというのは考えにくい。
それでも、魅力のない大会は参加者が減少していくことになるだろう。
「飯能新緑ツーデーマーチ」は、口コミで参加者が増えているが、努力の結果だろう。

マラソン大会の場合、参加者に場を提供する役割を果たしているという側面が強い。
競技性があるので、記録の測定、きちんとしたコースが求められるなど、レベルが高い。
ウォーキングの場合もその側面はあるが、マラソンほどではない。
大会がなければ歩けないということもない。
この辺りが、マラソン大会とウォーキング大会の違いだろう。
これらの違いを押さえた上で、ウォーキングへの参加者を増やしていかなければならない。
マラソン大会の参加者の奪い合いという側面には、いずれ大きな転換点があると思う。
マラソンは、企業ベースでの取り組みがあるので加熱しているが、企業が手を引くと、
どうなるのか。
ウォーキングの場合は、企業ベースにはなりにくいだろう。
ウォーカー、市民がどう関わっていくかが問われるし、もっと地道な取り組みが必要だ。