介護施設には朝の体温、排便状況、通院状況、前回利用以降の変更点などを記載する。
その際、気になっていることや、伝えておいた方が良いと思われる点などを書き加える。
これは、施設側とのコミュニケーションの一つであり、一手間の入る余地がある。
たとえてみれば、印刷した年賀状に一言書き加えるようなものか。
あるいは、ジャガイモの面取りや、ダシをていねいに取る作業にも通じるものがある。
だが、恣意的なものであった場合、迷惑でもあり、余計なお世話になることもある。
相手の思いに沿った対応であった場合にかぎり、評価されることになるだろう。
そこを読み間違えると、誤解による行き違いに辿りつくことがある。
一言、多かったか足りなかったかで、事後の様相が正反対に動き出すことがある。
言葉や思いのやり取りは難しいものである。