悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

関心の向かうところは人それぞれ

2013-11-30 18:23:10 | 言葉

新聞や本を読んでいると、覆(くつがえ)すという文字によく出くわす。
読み方が覚えにくい。つい、「おおえす=覆(おお)うの読み方から」と読んでしまう。
他の熟語、「転覆」、「覆水盆に返らず」などがよぎるためだろう。
この文字がよくでてくるのは、そのような状況が多いからである。
常識を覆したり、周囲の状況、流れを覆したり、自分の置かれた状況を変えたい、
一歩前進したい、という思いがあるので、この言葉が引っかかるのかもしれない。
言葉というものは、そのような性質を持っているのだと思う。
食品偽装の報道の中でも、食べるという行為は、言葉を伴っていると言われる。
「コーラだよ」と言われて飲み、麦茶だと、驚いて「うっ!!」ということになる。
このとき「液体」と「コーラという言葉=意味」を飲み込んでいるからである。
「牛肉」はあまり食べないので、それに関する報道には関心は少ないが、
けっきょく「競争」の弊害の一つだろう。とくに「競争」を煽ることはいけない。
自然な成り行きの「競争」はあまりなく、実際には強いられた「競争」が多い。
「競争」そのものは良くても、「競争」には無理がついて回るから問題なのだ。

「薔薇」という文字は書けない。練習すれば書けると思うが、実際に書く機会はない。
無駄な努力だと思うので、試す気にもなれないが、難字を書くことに精力を傾けても、
いっこうに構わない。そのような人がいても良い。

こんなことを書いていくのは、つまらないことに関心が向いていると言えなくもない。
ワープロソフトからは、お節介だがありがたい注意が出る。(「否定の連続」などと)
日本語入力ソフトは賢くなったので、滅多に変な変換はしなくなったのは、嬉しい。