悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

つる辺(つるべ)の母に会いに行く

2013-11-07 22:30:13 | 介護?

私の境遇に少し似た映画が公開されている。…『ペコロスの母に会いに行く』
母は帽子を脱がなくても、私の顔をわかってくれるが、私の周囲の人たちはそうでもない。
けっこう多くの人が、帽子を脱いだ私の顔を見てから、「あぁ…、こんにちは」と言う。
何度かこんな経験をすると、私も賢くなる。前もって帽子を脱いで挨拶をするようになった。

母は、けっこう人情家なので「おれおれ」には騙されそうだが、私の言葉には騙されない。
事前に伝えるのをうっかり忘れて、「明後日ショートステイに行くから」などというと、
「聞いていない!」と言う。
「言わなかったかな?」と言うと、きっぱりと「聞いていない!」
理由を言うと、たいてい受け入れてはくれるのだが。
突然言って「ああそうかい」を期待しても、無駄なことが多い。

私は「俺」を使わないが、孫はいつも言っているので、やはり騙されるかもしれない。
そんな母を見ているのは、けっこう『ドラマ』だ。