悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

嫌戦映画

2013-06-22 22:42:43 | 雑記

テレビで、映画「二十四の瞳」を見た。
小学生のとき、学校から市内の映画館に行き、授業の一環で見た覚えがある。
小説も1度ならず読んだことがあると思う。
戦後、生き残った教え子が、担任の大石先生を招き謝恩会を催した場面が印象的だった。
その席上、戦争で視覚を失った青年が、昔の写真を見てそれぞれの配置を指さす場面。
このハイライトが、記憶に残り、感動的な場面として忘れられない。
今回もやはり涙がでてしまった。
小学生低学年の子どもたちにも、当時の貧しい生活が色濃く影を落とし、身売り、出征、
進学を諦めて家族のために働きに出たりと、今では想像もつかない時代だった。

江戸時代は、人々が生き生きと暮らしていた時代だったといわれる。
士農工商の時代、悲惨な生活が国全体を覆っていたと思われるが、どうなのだろう。
江戸時代よりも、第二次世界大戦前後の時代は比較にならないくらい非人間的な生活を、
強いられた時代だったと思う。
江戸時代の無礼打ちは、ひどい仕組みだが、どの程度の頻度で行なわれたのか。
世界有数の自殺大国日本である。単純計算でいけば、江戸時代の社会的殺人と比較して、
自殺(自死)人口はむしろ多いかもしれない。

事実だけで、世の中の事象が判断されれば良いのにと、切に思う。