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読書と資格試験挑戦で夢をかなえるブログ

資格試験・読書で夢をかなえる人を応援するブログ

『最短距離で作家になる方法 文章のイロハから出版社に企画書を提出するまで(中島孝志著)

2018-10-18 08:37:42 | 書評
アマゾンのリコメンドででてきたので、ぽちっと買いました。中島孝志さんの「作家になる方法」です。年間3000冊読書して、著訳書が240冊超の中島さん。出版プロデューサーもしていた経験も踏まえて書いた、とても参考になる本です。企画書を作成して出版社に売り込む方法だけを書いているわけではなく、テーマを何にするか、気持ちよく読める文章とはどういう文章か、(文章の出だしの)重要性、企画の立て方と、本を企画して執筆するにあたってのアドバイスが体系的に書かれています。文章例も、芸能人から三島由紀夫まで多岐にわたっており、飽きさせません。やはり圧倒的な量に裏付けされた人は違うなーと思いました。

この本を読んで気づき(=>部分が気づきです)は、
1)テーマは、「あなたでしか書けない」というものにする。
=>自分でしかかけない、かつ、読者が興味があるものを書く必要があります。これをいかに掘り下げるかが、肝心。


2)まずポイントを箇条書きで列挙しておいて、プライオリティを決めてから、おもむろに書き始める、それから、遂行する方が、時間的にも内容的にも効果がある。
=>この点については、「プライオリティを決めてから」という部分に気を付けたいと思います。

3)ベストセラーは白い文章。漢字が3割で読みやすい。白い文章は、読み手の想像力をフル回転させるために重要。
=>「白い文章」というのは、とてもわかりやすいキーワード。スペースとかな、漢字、記号などを入れて白い文章を目指したい。

読んで面白いだけでなく、自分のアクションにもつながる本であると感じました。煮詰まった時にまた読みたいな、と思いました。

『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』(西岡壱誠著)を読んだ

2018-10-17 12:26:21 | 映画評
編集者の方に「売れている新しい本を読んだ方がいいですよ」というアドバイスとともに紹介された本です。

この本、本屋でよく見かけた緑色の目を引く本いましたが、「また東大か」と思って、敬遠していました。そもそも、読書法とは、人生経験や仕事の経験も長い人が書くものと思っていましたので、東大の現役性が書いた本を読むという気にはなれなかったのです。

敬遠していた本ですが、編集者の方のおすすめで買って読んだところ、「この著者、すごい。」「こんな読み方があったんだ。」という驚きとともに、その、わかりやすい編集、まとめの仕方、論理の展開仕方がたいへん参考になりました。

この本の文章を読んで、本を書くにあたっては以下の点について留意すべきだと、気づきました。

•大切なことは何回も繰り返す。
•具体例を挙げて説明する。
•たとえ話を入れて、理解しやすいようにする。
•読者に語りかけるような、話を聞いているような親しみがわく。
•最後にキーポイントをまとめる。

売れる本を書くって、こういうことなんだ、とたいへん参考になったのでした。

本の内容(読書法)そのもについては、以下の気づきがありました。私には難しすぎる読書法(「クロス読み」など)もありましたが、私の今の読書法にすぐにもプラスアルファできる方法がいろいろ紹介されています。

•本の装丁からヒントを得る。(これは納得、プラス楽しい!)
•仮説を作りながら読む。自分だけの仮説を作ろう。
•著者のプロファイルを参考にしよう。(なるほど!)
•パラレル読み
で、「共通点」をさがし、「相違点」を考え、「相違点の理由」を考えて「多面的な思考力」を鍛える。(同時並行で読む、というのが新しい。)



『超「高速」勉強術 ――努力のムダ、時間のムリ、成果のムラがなくなる!』(椋木修三著)を読んだ

2018-10-16 12:44:23 | 書評
何が自分の記憶に関する成功要因(資格試験)で、何が記憶に関する失敗要因(大学院での研究がうまくいかなかった)のか、成功要因・失敗要因を分析しよう!そう思って、手に取ったのが、記憶の達人として著名な椋木さんの「超「高速」勉強術」」です。


この本では、記憶を中心とする勉強の仕方について、その心の持ち方、姿勢、潜在意識から変えていく、ということをわかりやすく説明しています。いわゆる記憶のテクニックに関する記述は10パーセント、残りは記憶に入る前の、目的意識、潜在意識といったベースについてわかりやすく説明しています。


成功要因、失敗要因をさぐりながら読み進めました。カッコ内は私の成功要因・失敗要因分析です。

・無理に「集中しよう」としなくても、目的意識をしっかり持てば、いやでも集中できるように脳はできている。
(資格試験の成功要因。大学院時代の失敗要因)

・一夜漬けは「時間設定法」でやれ
(これは、学生時代から必ずやっている。いつでもやっている成功要因)

・整理されたものは、おぼえられる。記憶術は整理術。(資格試験の成功要因。大学院時代の失敗要因)


・記憶は5回目で定着する。
(資格試験の成功要因。大学院時代の失敗要因)

・自分の願望が叶ったイメージを描く「結果先取り法」(資格試験の成功要因。大学院時代の失敗要因)

読み終えて、椋木さんのやり方は、驚くほどの真新しさありませんが、これをいろんな勉強で継続して行うのは難しい、という感想を持ちました。今の私が勉強していることを記憶する際に、大いに参考にしたいと思います。

『中小企業診断士試験にラクして合格するコツ』(嶋津有理・長谷川祐編著)を読んだ

2018-10-16 12:31:46 | 書評
平成24年合格の中小企業診断士士の4人が分担して書いた診断士合格のコツ。同友館から2013年に発行された本です。

何年もかけて合格した経験からの、時間、空間、心のマネジメント、ご自身やご友人の経験をベースにしていて、受験者の方々にはとても励みになります。


一次、二次別の勉強法が書かれていて、読者にプレッシャーをかけず「諦めず頑張りましょう」と語りかけるような優しい本です。


いくつか印象的な記述です。

•受験は年間プロジェクトだー1次試験の時から2次時試験の勉強も含めた計画づくりをする
→この視点は、私は欠けていました。アドバイスするときは、この点を踏まえさせていただきます。

•財務、会計に勉強は、家に帰ってから夜の時間に毎日するようにしていました。体で慣れる「体育会系」科目と考え、毎日欠かさず行うことで頭の筋肉を鍛える方法をとりました。
→そんなに財務、会計はたいへんだったかな。人によって、得意不得意があることを、再確認です。

•一旦決めたら、そのテキストを最初から最後まで使いつくす。同友館のeLearning「これ短」もおすすめ。
→最後まで一つのテキストを使い尽くすことは定石。ただし、最初にテキストを間違わないようにするのにはどうしたらいいか?

•テキストをさらっと読み、すぐに過去問にあたる。わからなければテキストに戻り、テキストを辞書のように使う。
→まったくそのとおり。

•ストレスコントロールの方法:お香、写経・座禅、笑う
→お香っていうのがいいな!と思いました。ストレスコントロールというと、「自己肯定感をあげる」とか、「物事のとらえ方」についてアドバイスをする本をよく見かけますが、この本では、「お香」などストレス解消のために具体的なアクションを行うことで解消する、その視点がユニークだし、真似してみたいな、と思いました。


映画『ソウルガールズ(2012)』を観た

2018-10-15 12:39:03 | 映画評
実在の女性ボーカルグループを題材にした音楽映画。オーストラリアのアボリジニについて、背景知識がありませんでしたが、とても勉強になりました。アボリジニというルーツについては、物語の中心テーマとして、主人公の4人を包みます。

また、サファイアズ4人のキャラクターを丁寧に描いていて、物語としても楽しむことができました。

最後に、もっともよかったのが、やはり、歌のシーン。ストーイーを展開しながら、ステージで、ストーリーで熱唱する4人が本当に魅力的です。

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参照
オーストラリアの先住民族であるアボリジニ初の女性ボーカルグループ、サファイアズをめぐる実録ドラマ。1960年代末のオーストラリアで、人種差別などの壁を乗り越えながら音楽シーンで活躍していく3姉妹といとこの姿を追い掛ける。監督はテレビシリーズなどを手掛けてきた新鋭、ウェイン・ブレア。オーストラリアの人気歌手ジェシカ・マーボイや、『裸足の1500マイル』などのデボラ・メイルマンらが、ヒロインたちを快演する。夢を持つことの素晴らしさを描いた物語はもとより、魂の込もった歌唱シーンも必見。 シネマトゥデイ