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映画評『ハンター』

2020-06-19 07:49:00 | 映画評



主人公は、幻の動物、タスマニアン・デビルを追う孤高のハンター。ウィレム・デフォーが演じます。

ストーリーはシンプルですが、ウィレムの演技と、タスマニアンデビルの謎、オーストラリアの自然の雄大さに惹かれて最後まで目を離せない映画です。

1)ウィレム・デフォーかっこいい!
オーストラリアの厳しい自然の中で孤独に戦う強い男

家族の愛に目覚めて優しい視点で、寄宿先の家族と過ごす優しい男

仕事と人生の意義の葛藤に悩む男

いずれもウィレムがこの映画で演じているのですが、どれもこれも格好いい。体の動き、視点、喋り方がいい。やっぱりこの俳優が好きです。

2)タスマニアン・デビル
この映画のストーリーの軸になるのが、絶滅した遠く思われるタスマニアン・デビルの捜索。

果たして、タスマニアン・デビルを見つけることができるのか。ストーリーの軸を追うのも面白かったです。

3)オーストラリアの自然の凄さ
ハンティングの舞台はオーストラリア。見渡す限り人など1人も見えない、動物も何もいない、過酷な自然です。

オーストラリアろいえばシドニーのような都市とかビーチを思い出しますが、厳しくも雄大な自然が残っていて、そこに絶滅した動物がまだ生きていても全く不思議はないな、と思いました。

オーストラリアの雄大な自然もこの映画の魅力です。

主演の魅力、ストーリーの魅力、舞台の自然の魅力と三拍子揃った映画、楽しめました。

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幻の野生動物を追い求める孤高のハンターの運命を、オーストラリアの神秘的な大自然を舞台につづる人間ドラマ。『スリーピング ビューティー/禁断の悦び』のメガホンをとった女流作家ジュリア・リーの小説を原作に、無垢(むく)な心の母子との交流を通して、孤高の人生を貫いてきた自らの生き方を見つめ直す主人公の葛藤(かっとう)を描く。主演は『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』のウィレム・デフォー。共演には『A.I.』のフランシス・オコナー、『ジュラシック・パーク』シリーズのサム・ニールら実力派がそろう。シネマトゥデイ 


映画評『500ページの夢の束』

2020-06-19 07:30:00 | 映画評



Amazon Primeで観て面白かった作品。

自閉症の女の子がスター・トレックの脚本コンテストに応募するのが話の軸になり、1つの冒険を軸に話が進みます。

面白かったポイントを3つ挙げると、

1)お姉さんの愛
この作品では、主人公のお姉さんの心の機微がすばらしいです。
ストーリーを追う楽しみもありますが、話が進むにつれて、お姉さんの気持ちが、変わって行きます。時には過去の辛かったことを思い出し、時には楽しかったことを思い出し、そして変わらぬ現実に直面して。
そして最後に気づいた、やっぱり自分は妹を愛しているということ。

お姉さんの辛い気持ち、やるせない気持ちがわかります。そして、最後はやはり妹に寄り添う。家族っていいな、姉妹っていいな、と心から思えます。

2)ダコタ・ファニングが好演
難しい自閉症の少女の役を、過剰にならず、しっかりと演じていて好感を持てます。
早口に正確に喋る口調、視線、ふと安心した時の表情。

素敵な女優さんだな、とあらためて思いました。

3)今あなたがいることの幸せ
この映画のメッセージを1つだけあげるとずると、これになると思います。

奇跡は起こらなくても、大きな改善はなくても、あなたがいてくれるだけで幸せ。

お子さんのいる人、兄弟のいる人、愛する人がいる人はみんな共感できるんじゃないかな、そう思える映画でした。



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『リリィ、はちみつ色の秘密』などのダコタ・ファニングが主演を務めたハートフルストーリー。自閉症の少女が、脚本コンテストに参加するためハリウッドに向かう。共演は『リトル・ミス・サンシャイン』などのトニ・コレット、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』などのアリス・イヴら。『セッションズ』などのベン・リューインがメガホンを取った。

シネマトゥデイ (外部リンク)


映画評『はじまりのうた』

2020-06-05 17:46:37 | 映画評


Amazonのテレビドラマ「Modern Love」シリーズ(監督ジョン・カーニー)がとても面白かったので、監督の作った同作品を見ました。キャスティング、ストーリーとも最高の、素敵な作品でした。

私が特に好きだったのは、

1.みんな人生を再び歩みだすこと
この映画の題は、「BEGIN AGAIN」。

それが、邦題になって、「はじまりのうた」です。

主人公は、女性ミュージシャンと音楽プロデューサー。
女性ミュージシャンは、イギリスからNYに来たのに恋人に裏切られ、どん底に。
音楽プロデューサーは、家族の問題で精神的に追い詰められて、仕事もなくして、どん底に。
音楽プロデューサーの家族も、お父さんがどん底にいるので、低空飛行。

そこから、女性ミュージシャンの録音というプロジェクトを通じて、みんなが再生していきます。

笑顔が増えて、会話も楽しくなっていく。
どんどんアイデアがわいてきて、とにかく、やってみる。

人生を再び歩みだす、再生する姿を見ているのが、とても嬉しいし、いとおしいです。

2.キーラ・ナイトレイは演技も歌も最高
気品とやさしさのある主人公の女性ミュージシャンを演じる、キーラ・ナイトレイが最高。

気品と知性があるだけでなく、仲間思いの優しい主人公を演じています。

3.音楽はやっぱり最高
キーラの歌も素敵ですが、やはり、最後のマルーン5 アダム・レヴィーンは圧倒的。
その歌を聞いた主人公の姿も素敵。

最高の映画でした。お薦めです。
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第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督が、同作に続いて音楽をテーマにして放つヒューマンドラマ。恋人に裏切られた失意を抱えながらバーで歌っていた女性が、音楽プロデューサーを名乗る男との出会いを通して思わぬ運命をたどる。主演は『つぐない』、『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイと『キッズ・オールライト』などのマーク・ラファロ。キーラが披露する歌声や舞台となるニューヨークの街並みや、人気バンド・Maroon 5のアダム・レヴィーンの出演も見どころ。シネマトゥデイ