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書評『Instagramでビジネスを変える最強の思考法』(坂本翔著)

2019-08-25 10:48:11 | 書評



Instagramでビジネスを変える最強の思考法 坂本 翔

SNSプロモーション事業を全国に展開する株式会社ROCの代表、坂本翔さんの、Instagramを用いたマーケティングの方法をわかりやす解説した本を読みました。

具体的なインスタの使い方以前に、SNSを用いた購買プロセス(DECAX。SNSを使ったAIDMAモデルのようなもの)を軸にしSNS(Instagram)マーケティングの手法を解説しています。

この本で解くインスタを用いたマーケティングの方法は、一言で言えば、
「見込み客=フォロワーを集めて入口商品を販売する」
という方法。

「そのために、その企業の世界観を表した投稿を行い、適切なアカウント運用を行いましょう」
という内容です。

匿名で参加している人が多く、コメントにURLリンクを貼り付けることすらできないインスタは、高額バックエンド商品を売るのには向いていない。高額商品については、他のツールを用いるべき、という考えです。

見込み客を呼ぶための投稿術、写真撮影術について、それぞれ1章を割いて、写真付きの事例でビジュアルに説明しています。

この一冊で企業のインスタアカウントの運用を行える、インスタ・マーケティング・マニュアルにです。

企業のオーナーやマーケティング担当の方におすすめです。

985点講師によるTOEIC Part 3,4演習 特訓ゼミ

2019-08-25 10:32:45 | TOEIC
9月のTOEIC受験およびTOEIC勉強会の開催に向けて、準備しています。

今年の4月ー6月は、TOEICの朝活の会を主催しました。参加者は、全て、私の知り合い、友達です。

今回は、一般公開で、「ストアカ」で講座を開設します。

一般の受験者の方が、
1ー何のためにTOEICを受けるのか
2ー何を学びたいか。
3ーどこに課題があると感じているか。
4ーどのようなことを学びたいか。

を知る、すごく良い機会だと思って、めちゃくちゃ楽しみにしています。

ゼミは9月14日、恵比寿で開催いたします。
すでに2人の方が予約してくださっており、定員まであと3人です。

TOEICリスニングPart3、4の得点をあげたい方
TOEIC教材を使って、英語力を強化したい方
に最適なゼミです。

ぜひぜひ、ご参加ご検討ください!
https://www.street-academy.com/myclass/64431?conversion_name=direct_message&tracking_code=1aead8bd9d88923c7f2430b642591f0f

書評「キング イン ザ ミラー」(清涼院 流水著)

2019-08-06 08:18:08 | 書評
キング・イン・ザ・ミラー 清涼院流水

真夏のAZ(アウトプット前提)読書として、小説を読みました。清涼院流水さんの異色のマイケル・ジャクソンの小説「キング イン ザ ミラー」です。

この本はマイケルが一人称で人生を振返る文章が9割を締めています。一見マイケルの自伝のように見えますが、実は、著者がさまざまな文献、情報を元にマイケル一人称で書いた本です。ジャクソン5の誕生から、復活ツアー前に亡くなるまで、有名なエピソードを網羅したマイケル・ジャクソン伝です。

エピソード自体は知っていることが多いのですが、そのエピソードの選び方と、小説を貫いた「マイケルの人生の教訓」とも言える著者の人生観とテーマが興味深いです。その教訓とは、「人生の転換点はすべて、人との出会いとともに現れる」「幸運と不運は表裏一体で密接につながっていること」です。

マイケル・ジャクソンは伝説のアイドルであり、類稀な人生を送った世界のヒーローです。しかし、この「マイケルの人生の教訓」については、すべての人に当てはまるのではないか、と、ちっぽけな自分と結びつけて考えてしまいました。これまでの自分の人生の転換点になった人たちとの出会い、そして幸運の中にあった不運の芽、不運の中にあった幸運の兆し。。。人生50年を振返ると、眠れなくなってしまいました。

マイケルのヒット曲"Man in the mirror"とマイケルの称号"King of Pop"を掛けたタイトルも秀逸です。"Man in the mirror"は、"I'm starting with the man in the mirror."というサビが耳に残る、「(鏡の中の)自分を信じて前に進もう。さあ、変わろう!」というポジティブなメッセージの優しい歌。そのManをKingという言葉に入れ替えて本のタイトル「キング イン ザ ミラー」に。鏡の中にマイケルがいる、あなたにマイケルがついているというメッセージがこめられています。

気になる本でしたが、映画"This is it"を観るのがとてもつらかったので、手に取ることが出来ませんでした。発行から9年経って読んでみて、マイケルの人生と著者の人生観に共感できる素晴らしい本でした。




映画評『星を追う子ども』(新海誠監督)

2019-08-04 09:08:40 | 映画評
『天気の子』の上映でAmazonプライムビデオで無料鑑賞をできるようになった『星を追う子ども」を観ました。

一部ストーリーに関連する感想も書きますので、観る予定の人は、鑑賞後に読んでください。

結論、鑑賞後にいろんな想像をかきたてる、すばらしい映画でした!

新海監督作品らしく、この映画でも、主人公は、孤独な子どもです。アスナは、父に先立たれ夜勤で忙しい母親と2人暮らしの小学生。心を許せる友達がいなくて、秘密基地と父の形見の鉱石ラジオで未知の世界の音を聞くことだけが楽しみの女の子。

人生の大きな転換点が、不思議な少年との出会い。この出会いをきっかけに、手堅く生きてきた主人公が、地底国アガルタへの冒険に旅立ちます。

地底人シン、森崎先生といった孤独な人たちと協力しながら冒険することにより、アスナは人間の生死について受け入れることができるようになり、心を許せる仲間ができる、という話です。

ジブリ映画、特にラピュタやもののけ姫と似ている登場人物、シーンもあるこの映画ですが、以下の3点が大きく違う点です。
1ー善悪をはっきりいていない点。悪が滅びず、世界も滅びず、地上の世界も地底の世界もそのまま並存していく点。

2ー観る人の推測に任せることがとても多い点。アスナの父親とアガルタとの関係は?シンとシュウの出生は?アガルタの全貌は?最後まで解き明かされないことが、多いです。

3ー観る人の想像を掻き立てる
アガルタからアスナが帰るシーンが、余韻を残してくれます。またアスナは来るのか?今後父親のことがわかるのか?アガルタの運命は?森崎はどうするの?いろんな想像を許しつつ、映画が終わります。

何よりこの映画が良いと思う点は、孤独な少女だったアスナが、信頼できる仲間がいる明るい少女になった、という点です。高校生になったアスナの表情が、小学生の時と全然違う!

一つ一つセリフを確認しながら、丁寧に映画を観たい、と思える映画でした。


映画評『言の葉の庭』

2019-08-02 08:44:14 | 映画評
『天気の子』の上映で、期間限定でAmazonプライム・ビデオで観れる新海誠監督の『言の葉の庭』を観賞。雨の日に偶然出会った、孤独な高校生男子と27歳の女性の青春ストーリーです。(一部ストーリーがわかることも書きますので、観賞の予定の方は、観てからこの映画評を読んでいただけたらと思います。)


物語は、靴職人を目指す孤独な高校1年生タカオと、27歳の女性ユキノの雨の日の朝限定の出会い・再開を中心に進んでいきます。

二人ともとても孤独。難しい夢を目指す高校生と、社会人生活で行き詰まった女性。

その二人が、ほっとできる場所、それが、雨の日の新宿御苑。

新宿御苑!
この新宿御苑の描写が、とても美しくてすばらしいのです。

私にとっても家族にとっても、新宿御苑は、もっとも好きな場所の一つ。雨の日に新宿御苑は行ったことがないですが。

雨の日の木々や草の緑。池に降る雨。藤の花。
すべて、悩みを洗い落として、一瞬、優しい気持ちにしてくれる気がします。

ストーリー!
ラストがわかりやすいハッピー・エンドではなかったのも、良かった。「こうなれば最高にうれしいだろうな」と思った終わり方でした。
結果がどうであれ、自分の気持ちを伝えられること、それは一番素晴らしいと思うのです。

久しぶりに、とても良い映画を観ました。これは、『天気の子』も期待できます!!