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TOEIC朝活!第4回 スピードアップ(2)

2019-05-23 08:43:04 | TOEIC
5月22日開催のTOEIC朝活で説明したスピードアップの方法。

まずは、

英単語・英文法の基礎力がベースになること
英語で直接理解する力が必要であることを、前のブログでご説明しました。


加えて必要になるのが、英文の理解力、文の構造、文脈を理解する力です。

前回ご説明した「英語で直接理解する力」を鍛える方法が、「ゆっくり音読」でした。



これに対して、英文の構造、文脈を理解する力を鍛えるのは、

精読
です。



皆さんは、TOEICのPart7 長文問題の問題演習をしたときに、答え合わせだけして、終わりにしていませんか?

答え合わせをすると、
・なぜ、間違えたのか。
・どれが正解だったのか。
の2点はわかります。

しかし、長文を正しく理解していたかは、部分的(質問文に関連する箇所)しか、確認できません。

これは、どういうことを意味するか?

今回の質問文意外のの質問が出された時、間違える可能性があるのです。

重要なことは、

間違えたまま理解している英文は、いつまでたっても、間違えて理解したままである

という点です。

そこで、必要になるのが、精読です。



精読の方法は、スライドのとおりです。
じっくりと英文を読んで、日本語訳を読んだ上で、きちんと、英文の構造、文脈を分析して理解する、というトレーニングです。

限られた問題数でもきちんと精読するトレーニングを積んでいくことにで、確実にスピード・アップします。

それはなぜか?

文の構造を理解して、文脈を理解したら、読み返したりする手間、読んで再確認する作業を、大幅に減らすことができるのです!

前回説明した「ゆっくり音読」に加えて、精読を入れることで、確実にスピードアップできます。

「急がば廻れ」
です。長文問題にじっくり精読して取り組まれることを、強くおすすめします!

TOEIC朝活!第4回 スピード・アップ!(1)

2019-05-22 09:22:44 | TOEIC
6月23日のTOEICを受けるための朝活の第4回。ちょうど試験まで1ヶ月の今回は、スピードアップの方法についての解説、演習を中心に行いました。

スピードアップ総論 :基礎力がベース

TOEICのリーディング・テストで時間が足りない、とおっしゃる方が多いです。そこで、いろんな攻略法、テクニックを試される方が多いと思いますが、TOEICの回答のスピードの30%は英文法/英単語力といった英語基礎力、60%は英語理解力・文脈把握能力で決まる、ろいうのが私の考えです。

基本的な英文法の知識が十分でなかったり、TOEICで出題される範囲の単語力が足りなかったら、文章を読むスピードがぐーーんと下がってしまうのです。

英文法、英単語について基礎を固めること

まず、それが、スピードアップの基礎になります。

スピードアップ各論 :英語で直接理解する力次にスピードを決めるのが、英語で直接理解する力。すなわち、

英文和訳せずに直接英文をドンドン読んでいける力
です。


中学/高校の英語の勉強で行っていた、英文を日本語に和訳しながら読み進める方法。この方法では、時間内にTOEICリーディング問題を解くことはできません。

そこで重要なのが、
英文を和訳せずにそのまま読み進めるトレーニング。

そんなことできるのか??と思われる方も多いと思います。
方法はあるのです!その方法が、「ゆっくり音読」です。



ゆっくり音読とは、一定のペースでゆっくり、音読することです。この方法がとても良いのは、立ち止まらない点です。英文和訳方式であれば、文法的に難しい点ややや複雑な構文で立ち止まって、読み返していまいます。ゆっくり音読すると、立ち止まることができません。結果、前から順に読んでいくしかないのです。

TOEICリーディングで必要とされるスピード。英単語/英文法の基礎固めとともに、「ゆっくり音読」を試してみてください。

映画評『ダークナイト』(2008)

2019-05-21 12:56:53 | 映画評
バットマン リブート3部作の2番め、ど真ん中の作品で、もっとも評価も高い作品です。1作目とのつながり、2作目へのつなぎとなることもさることながら、宿敵ジョーカーをヒース・レジャーが怪演。主役はジョーカーと思える活躍ぶりです。

ジョーカー
恐怖を全く知らないジョーカーが、ゴッサムシティ、バットマンの愛する人たちを恐怖のどん底に陥れます。ジョーカーは、狂気の世界の悪役。「何かを象徴している役なのかな?」とも思いましたが、2回見ても、わかりません。あまりにも恐怖の中で育った人は、恐怖も恐れぬ人間になることがある、ということでしょうか。

ヒース・レジャーを一躍有名にしたこの映画、ジョーカーの表情、台詞回し、立ち居振る舞い、どのシーンをとっても、凄すぎます。暗い過去、恐怖の過去に生きた狂気の世界のプリンス、といったところでしょうか。

ハービー・デント
狂気の世界に生きるジョーカーとは対比的に、ハービー・デントについては、その「変化」が丁寧に描かれています。ヒーローだった男が、愛する人を失って、憎しみに負けて、悪になる姿が、ストーリーの中心に据えられています。人間がいかに悪に堕落するのか、ということを描いており、こちらもジョーカーに劣らず怖いです。この映画における、象徴的な存在です。

新兵器
バットマンの新兵器には、オートバイ、飛び道具などがあり、ファンを楽しましてくれます。最後に悪者「ダークナイト」として駆け逃げるバットマンが乗っているのも、このバイクです。格好いい。

正義の矛盾

この映画では、バットマンが悪を倒しても倒しても、悪は地下に潜み、撲滅できない、巨悪を生んでしまう。そういう矛盾が描かれています。ゴードンの部下やゴードンも心弱すぎ。「バットマンが悪を倒すから悪がどんどん生まれてくる」→「だから、バットマンはダークナイトであり、今のゴッサムシティにはいないほうがよい」という論理は、わかるような、わからないような。正義は誤解を受けやすい、っていうことですかね。

英語リスニング教材として
アメコミ・ヒーロー物としては、とてもセリフの多い作品です。バットマン=ブルースのセリフも長いし、ジョーカー、ハービー、レイチェルもたくさん喋ります。いずれも、ゆっくりわかりやすい言葉でしゃべるので、リスニング教材としても、とても良い作品です。

映画史に残る名作の1つにも挙げられる『ダークナイト』。久しぶりに観ましたが、やはりヒースのジョーカーは怖かった。

ジャック・ニコルソン版のおどけたところもある悲しいジョーカーとは対照的に、狂気の世界に生きる恐怖のジョーカー。バットマンも一番脂が乗っていて、大活躍の作品、おすすめです。

書評『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』(山口真由著)

2019-05-16 08:28:49 | 書評
勉強法のベストセラーの研究です。山口真由さんは、勉強法に限らず、仕事術、読書術、思考法などいろんな分野でベストセラーを出されている著者の方です。テレビや他のメディアに出られていることも多く、ご存知の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

著者は大学3年生のときに司法試験に合格、4年生時に国家公務員I種試験に合格。財務省主税局に入局。その後、大手法律事務所を経て、ハーバードのロー・スクールに留学、という、まさにエリートの中のエリート。

明確なミション
この本の素晴らしい点は、山口さんご自身が、「知識の参入障壁を取り除きたい」「知っていると知らないの間の壁を低くする」ことをミッションにした情報発信をされていることです。これまでのキャリアの中で気づいたミッション。明確なミッションがあるので、いろんなテーマで、わかりやすい本をお書きになっているのでしょう。

独学の中で生み出した定石の勉強法
表題にもある「7回読み」勉強法は、著者が独学の中で生み出した勉強法です。その勉強法については、1章をまるまる割いて、説明しています。7回読みは、真っ白なノートに書き込んでいく作業。1回め、2回め、3回目、どのように読むか、具体的に書かれています。

独学の中でできた勉強であるため、ユニークな面が多く、同じく(レベルは全然違いますが)独学で勉強する私と同様、勉強法が確立されています。独学で勉強するには、やはり自分の勝ちパターン、定石の勉強法を身につけることが何より大切であることを、痛感しました。

7回読み勉強法

7回読み勉強法のコンセプトの一つが、「反復」「繰り返すこと」。これは、私の提唱する「過去問高速回転法」とも通じるところが多いです。(拙著のリンクを付けました!)著者の7回読みは、更に難しい資格試験でも使える勉強法であること、あらゆる勉強で使える勉強法であることが、違いです。反面、7回読みの読書法を読む力、そしてそのベースにある、早く読む能力が必要になると思います。

エリート中エリートの方の書いた本なのに、上から目線ではなく、優しく語りかけてくれるような本です。学生や若い社会人の方には、特に、この本を読んでいいただきたいです。

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)
山口 真由
PHP研究所


中小企業診断士1次試験 科目別合格戦略
山口 賢人
同友館