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電子書籍を出版しました『コロナに負けるな!おうちでできるTOEICスコア100点アップ: 独学合格のプロが教える90日で100点アップする王道の勉強法』

2020-05-05 18:13:06 | TOEIC

ついに、TOEICの電子書籍を出版しました。

その名も『コロナに負けるな!おうちでできるTOEICスコア100点アップ: 独学合格のプロが教える90日で100点アップする王道の勉強法』。

おうちで独学で90日の勉強でTOEIC100点アップできる、TOEICの勉強法の本です。コロナでステイ・ホームしている受験生の方に読んでいただければと思っています。

TOEICの90日勉強法としてこのブログで紹介した勉強法がベースになっています。

電子書籍の出版を記念して、TOEIC関係のブログのリライトも頑張りたいと思います。


TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <5/5>演習で回答ペースを確立しよう

2020-02-26 08:14:20 | TOEIC
TOEICのリスニング・パートと、リーディング・パート。
その一番大きな違いはなんでしょうか?

それは、
リスニングは、放送にあわせて、回答しなければならないこと。

リーディング・テストは、75分を使って、自分の決めたペースで、自分の決めた順番に問題を解くことができます。
リスニング・テストでは、ペースも順番も自分では決められません。

その結果、
リスニングでは、放送に合わせたペースで回答する必要があります。
リスニングでは、前の問題にさかのぼって、回答を見直すことが、ほぼ不可能です。

リスニングのテスト時間は約45分。
パート1・2の前半31問で、約13分。1問約25秒で、解きます。
パート3・4の後半69問で、約32分。3問ワンセットを、約80秒で、解きます。

ここで、大切なのが、
自分の回答ペース です。

試験本番の前に習得して、「これでいこう!」と決めていた、回答ペースで回答することが大切なのです。

演習で一番大切なのは、この「回答ペース」を確立することです。

リスニングの回答法については、いろんなTOEIC対策本に書かれています。
特に、パート3・4については、質問文・選択肢を先に読むか・読まないかで、回答法も大きく変わってきます。

私自身のおすすめの回答法はありますが、それを説明すると、1冊の本くらいのボリュームになりますので、この本では書きません。

絶対的な回答法は、ありません。

大事なのは、
1問1問、時間内に回答して、最後まで、聞き漏らす問題が無いこと。コンスタントに得点することです。

そのためには、自分の回答パターンを決めて、その回答パターンを習得する必要があるのです。

演習は、自分の回答パターンを身につけるためにする!

そう考えて、演習に取り組んでください。


TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <4/5>トレーニングは音読中心で

2020-02-26 07:44:36 | TOEIC
リスニングをして、聞き取れない理由は、いろいろあります。

 聞き取れても、意味がわからなかった。(文法、単語がわからなかった。)
 単語を知っていても、発音がわからないので聞き取れなかった。
 スピードについていけなかった。
 連結、消失する音があったので、聞き取れなかった。

このすべての聞き取れない理由を克服する方法。
それが、音読です。

聞き取れても、意味がわからなかった。
→ 音読をする前に、スクリプトを精読して、単語、文法のわからない箇所を無くします。

単語を知っていても、発音がわからないので聞き取れなかった。
→ 口に出してその単語を読み上げることで、聞き取れるようになります。

スピードについていけなかった。
→ リスニング音源と同じ速さで音読することにより、聞き取れるようになります。

連結、消失する音があったので、聞き取れなかった。
→ 連結、消失する音もふくめて、真似て音読するので、聞き取れるようになります。

このような、「聞き取れない理由」を克服して、聞き取れるようになるトレーニング方法。
それが、音読です。

音読の方法を簡単に紹介します。
① 音読するスクリプトのわからない単語、文法をチェックする。
② 単語、文法がすべて理解できるまで、スクリプトを精読する。
③ リスニングする。
④ リスニング音源を止める。
⑤ 音読する。

これだけです。

音読については、それだけで、何冊も出版されています。

いずれも英語の学習に役に立つ本だと思います。
でも、90日でTOEIC100点アップを目指すのであれば、特段、音読の本を読む必要は有りません。特別な練習をする必要はありません。

それよりも、実際に音読することのほうが大切です。

① ~⑤のステップで、音読してください。

実は、音読を続けられる人は、意外に少ないです。

私のTOEIC教室では、音読が絶対に必要だとしつこいくらいに説明しています。
それでも、音読をしない人がいます。

おそらく、すぐに効果を感じないからでしょう。

また、音読をできる環境が限られているから、かもしれません。
たしかに、電車の中、カフェなどで音読は難しいですよね。

それでも、音読はリスニング力の強化の近道です。
TOEICリスニングのトレーニングの切り札です。

できるだけ五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を使って勉強するのが、学習効果があります。
メンタリストDaiGoさんは、これを「マルチモーダル学習」と呼んでいます。

音読は、五感のうち、視覚、聴覚を使います。また、口を動かすということで、触覚の一部も使います。五感をフル活用した勉強なのです。

語学でなくても、学習効果の高い、音読の学習。
TOEICのような語学学習には、最適の学習法、トレーニング法なのです。

さらに、先ほどご説明したとおり、音読することにより、さまざまな「聞き取れない理由」を解消してくれます。

音読は最強のリスニングの勉強法なのです。

では、同じスクリプトを何回音読したら良いのか?

90日100点アップの勉強では、5回以上を目安にしてください。

一度に数回やるのは、飽きやすく、学習効果も下がってくるので、数日~1週間くらい間隔を開けて音読をするのが、特に効果があると思います。

同じ問題を5回 演習することを、おすすめしました。
問題演習した日から日を開けずに音読をすると、相乗効果があり、さらに良いと思います。

リスニングのトレーニングの柱になるのは音読。90日の勉強に必ず組み込んでください。


TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <3/5>トレーニングと問題演習の2本柱

2020-02-14 08:18:24 | TOEIC
パート1・2では、勉強の核になるのは、
 正確な発音を目指した音読
 単語の暗記
 問題の演習
ということを説明しました。

パート3・4では、勉強の核になるのは、
 状況を想像しながらの音読
 質問文や選択肢から状況と文脈を推測する練習(問題の演習)
 リーディングとリスニングの両方を処理する練習(問題の演習)

いずれも、TOEIC公式問題集を使った勉強ですが、

音読
単語の暗記
これを「トレーニング」と呼びます。

問題の演習
は、問題を解く勉強、これを「問題演習」と呼びます。

「トレーニング」と「問題演習」、これは、全く違う学習です。

・英語スキルそのものを鍛える「トレーニング」
・英語スキルをTOEICで発揮するための「問題演習」

TOEICのスコア・アップには、どちらも必要です。

勉強の時間をほとんどトレーニングに使って、問題演習をしないと、英語スキルが上がっているのに、TOEICのスコアが上がりません。TOEICのスコアが上がらないと、TOEICの勉強を続けるモチベーションを持続しにくくなります。

勉強の時間のほとんどを問題演習に使って、トレーニングをしないと、スコアが頭打ちになります。

問題演習だけでは、TOEICスコア100点アップという大幅なスコア・アップを達成するのは難しいです。

したがって、トレーニングと問題演習、両方の勉強をする必要があります。

全体の勉強の目安は、トレーニング半分、演習半分です。90日のリスニング勉強時間の半分ずつ、というだけでなく、毎日の勉強も、概ね、半分半分を目指すのが良いと思います。

あなたのリスニングの勉強は、トレーニング半分、問題演習半分になっていますか? どちらかに偏っていたら、勉強時間の配分を見直してください。


TOEIC100点アップのリスニング勉強法 <2/5>パート1・2とパート3・4は別の勉強法で

2020-02-14 08:01:12 | TOEIC
リスニング・テストの作りが大きく2つの括り、タイプに分かれる、とお伝えしました。

タイプが違うパート1・2と、パート3.4。問題の解き方も違います。

問題の解き方が違うので、勉強法も違います。

<正確なリスニングと単語力が決め手になるパート1・2>
パート1,パート2は、単文でのリスニングです。
1つ1つの文を正確に聞き取って、文の意味を理解しているか、が問われます。

30~50秒の会話やミニスピーチを聴いて答えるパート3・4では、会話全体の流れや、場合によっては選択肢によって、かなり推測できることがあります。

その点、パート1・2では、推測できる情報は、まったくありません。

1つ1つの文をいかに正確に聴き取るか。そこが、勝負です。

正確に聴き取り
その聴き取ったことだけで、意味を理解する必要があります。

したがって、正解率を上げるには、

 正確に聴き取るための勉強
 意味を理解するための勉強

が必要になります。

勉強の核になるのは、
 正確な発音を目指した音読(→正確に聴き取るため)
 単語の暗記、問題の演習(→意味を理解するため)

になります。

<状況と文脈を理解する必要があり、リーディングの要素もあるパート3・4>
パート3では、会話に参加している2~3人の登場人物がいます。
パート4では、ミニスピーチをする人(スピーカー)と、その人が話しかけている相手(リスナー)という、2つの登場人物がいます。

それぞれ、会話、スピーチをしている場所、時間があります。
登場人物の人間関係があります。
一言でまとめると「状況」(シチュエーション)があるのです。

会話やスピーチを理解する上で、この状況(シチュエーション)の理解が、とても大切です。

また、会話にしてもスピーチにしても、
相手に伝えたい、相手になにかしてほしいから、話しています。文脈があるのです。

会話の1つの例をあげると、
登場人物1:問題を提示します。(パーティーをするけど、会場のレストランをまだ決めていない。)
登場人物2:解決策を提示します。(XXXXというお店でパーティーに参加したことがあるけど、料理も美味しかったし、サービスも良かった。)
登場人物1:新たな問題を提示します。(パーティーで動画を流したいけど、その店で動画を流すことはできるか。)
登場人物2:解決策を提示します。(一緒にランチに行って、聞いてみましょう。)

会話の流れは、ある人の問題を解決するという文脈に沿って、進んでいます。
難しく考える必要はありません。私達が日本語で行う、ふだんの会話と同じですね?

パート3・4では、放送される英文の1つ1つを聴き取るだけでなく、この「文脈」を掴むことが大切になるのです。

次に、パート3・4では、回答するために、問題用紙に書かれた質問文・選択肢を読まなければなりません。リスニングをしながら、リーディングもしなければならないのです。

さらに、この、質問文、選択肢には、リスニングする内容を推測させる、いろんなヒントが詰まっています。また、どこに注意して聞かなければならないかを事前に教えてくれます。

したがって、事前に質問文、選択肢を読むリーディングのプロセスが大切になります。

状況と文脈をつかむ必要があり、リーディングの要素もあるパート3・4。
勉強の核となるのは、
 状況を想像しながらの音読
 質問文や選択肢から状況と文脈を推測する練習(演習)
 リーディングとリスニングの両方を処理する練習(演習)

この3つが大切です。
とにかく、パート1,2と3,4では勉強法も解き方も違う。ここは、必ずおさえてください。