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『世界のVIPが指名する執事の手帳・ノート術』(新井直之著)

2018-10-05 08:34:19 | 書評
日本バトラー&コンシェルジュ㈱代表取締役で、ベストセラー作家でもある新井直之さんのノート術の本です。打ち合わせの時のノートの取り方について、ヒントを得たくて、読みました。結果として、打合せに際してのノートの取り方については、とても勉強になりました。

新井さんにとっての、ノートは、考えるために頭も手も使う、流動的な作業スペースです。手帳は、より豊かな未来を作るためのサポーター。そして、アプリを使って、時間の無駄、ミス、トラブルを撲滅します。私にもノート、手帳の使い方にこだわりがあるので、まったく同じノート術、手帳術をすることはできませんが、打ち合わせのノート術については、とても参考になりました。

□ 打合せの前にノートに書いておくべき3つのこと=①ゴール ②次のアクション ③アクションの締切
□ 一度の打合せに、ノート1枚
□ ノートのページに、□カレンダー □リマインダーという欄を作って、実行したうえでチェックマークをつける。

□ 打ち合わせの後に、赤ペンで結論を導き出す。
□ 次の仕事の内容を、カレンダーとリマインダーに入れる。

□ 打合せノートは黄色いリーガルパッドがおすすめ。見つけやすいし、スキャンしやすい。

また、スケジュールについては、

□ VIPほどスケジュールに空白が多い

□ 時間を制するという考え方。幹事をしたら時間や場所の選択力が上がる。自分本位でスケジュールする。


この本を読んで実施したいアクションは明確で、打ち合わせ時のノートの活用です。打合せ前に書いておくべき3つのことを書いて、赤ペンでまとめる。まず、ここだけを実施したいと思います。

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』(中島聡著)

2018-10-05 08:12:03 | 書評
時間術の本は必ずチェックしているので、「いつか読みたい」と思っていた本です。ノート術や時間術を集中的に読んでいるので、手に取りました。
著者は、1986年から2000年までマイクロソフトで勤務、Windows95の開発に携わったというカリスマのエンジニアです。また、2004年からブログを始めた、人気ブロガーで、アルファブロガーです。

マイクロソフト勤務時代のエピソードについては、Windows95前夜の巨大なベンチャー企業だったマイクロソフトのエピソードを臨場感たっぷりで伝えてくれます。シカゴ対カイロの競争への著者のかかわりなど、とても印象的なエピソードがたくさんです。アルファブロガーを垣間見るのは、その文章力のすごさです。伝えたいことはエピソードとセットで、わかりやすく伝えます。「ロケットスタート時間術」や「界王拳」といった、一度聴いたら忘れないキーワードがでてきます。そして、語りかけるような文章。

圧巻は、最後に読者の具体的なアクションを求める、3段階の「締め」。
エピソードで魅了して、印象的なキーワードで必ず頭に残り、そして、最後は具体的なアクションを強く促す。まさに、ビジネス書の鑑のような本です。著者のプロフィールと生き様が反映された、素晴らしい本です。

この本を読んだ気付きは、
1.時間を制する者は世界を制する 
 その理由は
 ①リスクを測定する
 ②プロトタイプを素早く作ることができる
 ③誤差に対応できる

2.ロケットスタート時間術
 最初の2割の時間で仕事の8割を終わらせる
 最初の2日日間は「20倍界王拳」
 ①大きな仕事はタテに切り分ける
 ②複数の仕事をするときは、1日を横に切り分ける
 ③それでもダメなら納期延長を申し出る

3.夜寝る前にタスクリストを

ロケットスタートをすること、時間を制するためにまずはプロトタイプを作ることは、私が20年来やっている時間術と、まったく同じです。素晴らしいのは、それを2:8の法則という「時間術」まで落とし込んでいること、そして読者に語りかけるその文章力と熱意です。ビジネス書を書くときのお手本にしたい、素晴らしい本に出会えました。