The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

エリックと・・・

2007年06月05日 | Weblog
そうだ!たまには「エリック(攻め)×少年」というのはどうだろうか?と思いつきました。


手っ取り早いのでオリキャラとかけてみました。

ファントムとチビクリスでも通るかもです。



ただいま某サイトマスター様との企画絵も描いてます♪



ダロガとエリック

2007年06月05日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


原作での「ダロガさん」という呼び方萌えです。
「三文の値打ちもないペルシャ人」というのもよいですね。

ここまで言って拷問にかけて
そのくせ最後は泣きに行くというツンデレぶりが可愛いです。





『ペルシャ人は時によってはエリックの事を神のようにほめたたえたり、卑劣なごろつき扱いした』

基本的に「化け物」とか言っているダロガですがやっぱりエリックがかわいいのね




管理人の中では原作のラストが最高なのでカップルというよりコンビという感じです。




グザファン Xaphan

2007年06月05日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」
第二階級の魔神。サタンとその天使たちが神に反乱を起こしたとき、反乱軍に荷担し、その創意の才ゆえに大いに歓迎された。彼は反乱軍に天界に火をつけよと提言した。しかし、ほかの者たちとともに深淵の底、煉獄に落とされ、以来そこでずっと自分の口と手を使ってかまどのおきを吹く仕事に携わっている。


ふいごと悪魔で調べてみました。



地獄の地底湖と地上の間で「煉獄」と言うのを表現しているのかもしれません。

クリスティーヌの幻覚

2007年06月04日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


ラウル。わたしはね、まえに一度だけ地下におりてみた事があるの。
ほんとうに壮観だったけれど、地下三階までおりたら、それ以上さきに進むのがこわくなってやめてしまったわ。
でも、私の足元に、さらに二階、町がひとつすっぽりはいるくらいの空間が広がっていた。
だけど恐ろしい形をしたものがあらわれたので、わたしは逃げ出したの。

あそこには真っ黒な悪魔がいて、釜のまえに陣取って、シャベルや熊手で炭火をかきたて、炎を燃え上がらせ、近づこうとする人がいると、きゅうに竈の赤い口をあけて脅したりするのよ!


ま、妖精も見た事がある、と明言しているクリスティーヌちゃんですから。原作に幻想的な雰囲気を出すための描写なのかも、と考えてました。
絵的にはすごく好きな描写です。


竈・・・かまど・・・ならシャルル・ガルニエの造った炉が少なくとも1989年あたりまでは稼動していたようです。
一階の板金作業場にあり、オペラ座で使われる物を造っているようです。
ミシェル・サラザン 「パリ・オペラ座」 音楽の友社



じゃ地下のはエリックの何かに使うかまどだったのでしょうか?でもそれではオペラ座のスタッフに気づかれてしまいますしね、ありえないでしょう。



やはりクリスの幻覚なのでしょうか・・・。



そういえば「溶鉱炉のような」という表現も原作で時々使われます。
製鉄が盛んになった時期に近いというのもあるのかもしれません。


フランス製鉄業は1850年代以降鉄道建設と結びついて,本格的な発展を開始しました。
(ベッセマー転炉法がいち早く導入されました)



でも、ラウルとダロガの時の拷問部屋は電気でした。

しかしペルシャで電気というのはありえないような気もします。やっぱりかまどとかそういう火力など使った方法で加熱していたのでしょうか?




移民

2007年06月03日 | Weblog
ええっと、最近フランスの大統領選挙などで話題の「移民」ですが、フランス旅行中での管理人と移民の思い出話をばしてみたいと思います。


最初スカンジナビア航空の突然のストにあい、コペンハーゲンで足止めをくった事以外は順調な旅でした。


クライマックスのオペラ座でのバレエ鑑賞は様々な意味で一生の思い出になりました。
現在のオペラ座は新興ブルジョワにおもねっていた時代から腐女子に優しい時代になったのか・・と感慨深い物でした。
今の支配人は誰っ?


これについては絵入りで旅行記にしなくては・・・と考えてます。




話は戻って・・・。


素晴らしいバレエを鑑賞の後、あれほど心配していたタクシーもあっさりギャラリー・ラファイエット前でつかまえられました。


しかもベンツだし!!!←貧乏人


まず、宿泊先のホテルの名前と住所の書いた紙を提示したら「うんうん。わかったよー」というのですっかり安心していました。

幸せ♪♪とリッチな気分でシートでくつろいでいました。



管理人の泊ったホテルはスーペリアで部屋も広く近代的でなかなかいいホテルだったのですがオペラ座からメトロで約10分くらいだったのです。


だからホテルの名前と住所でちゃんと帰れる、と思っていたのです。普通思うでしょ?


でもなんだかこのドライバー、どうも場所が分らないようなんですよ。


わーーー、やばいっ。と不安になってたらなにやら駅のような場所で停車。

「ホテル最寄の駅だよ」
とか言ってるんですよ!!

「ああ、もういいわ!わかんないんでしょ?駅なら別のタクシーを拾うか、メトロで帰るからいいもん!」

とタクシーを降りました。(労働時間についてうるさいフランスのドライバーは規定の労働時間を越えることに怯えている傾向アリ)





って、駅じゃないし・・・。これって船着場じゃん?



という訳でセーヌの岸辺、パリの外れで迷子になりました(^^; てへ♪



駅だろうと思っていたちゃちな建物は確かに故郷の無人駅に似ていたんですよ。
ま、無人ってところは同じでした。



当然タクシーなんかなく、まわりを見渡すと・・・みんな寝てるみたい?暗くて静かなんですよ。まだ10時過ぎ位なのに閑散としているのでした。パリ市街じゃないからでしょうね。


さあ、大変。という訳でとりあえずこんな時には「方位磁石」でしょう!

すかさず取り出しました!!!



でも街灯の光って細かい地図のフランス語読むのには適してなかったのでした・・・。




とりあえず歩いていたらポツンと明かりがっ・・・!
八百屋さんの明かりでした。
おじさんが閉店しようとしていたところでした。ここは移民のおじさんの八百屋だったのでした。


「す・・・すみません」とお店に飛び込んでホテルを教えてもらおうとしました。
またはタクシーを呼んでもらおうかと。


でも管理人の語学力ではさっぱり会話が成り立ちませんでした・・・。
とても親切な方でいろいろ紙に書いてくれたりしたのですが埒があかず、夜遅くに申し訳ないなぁと
思っていたら、お店の奥から息子さんを呼んでくださいました。



わーーー、もの凄く恐縮(^^;



結局この息子さんにホテルの近くまで送ってもらいました。







でもお店を出る前に心づけというのですか、早い話お礼のお金を渡そうと思ったのです。
宿泊先以外のホテルでタクシーを呼んでもらったらお礼をするようにガイドブックに書いてあったので。


でもおじさんは手をふって「困った時はお互い様」という感じでけっして受け取ってくれなかったのでした。
(こっちは一応オペラ座からだったので親子でスーツとかシルクのストールとかブランドバッグ姿だったのですですよ)


けっして裕福そうな親子ではなかったのですが心の豊かさには感動いたしました。






最終日で現金もあまり持っていなかったので結局息子さんにも言葉のお礼しかできず、本当に申し訳なさで一杯ですが、この親切はずっと忘れないだろうと思います。


あ、なぜ移民と分ったかと言うと「日本人ですか?中国人ですか?」と聞かれたときに「日本人です。フランス人ですか?」と聞き返したら「ううん」と言ったからでした。







ルーアンでも有料トイレに入いろうとトイレの前でうろうろしていたらお掃除のお姉さんが「お金なんかいいわよ。さあ、入って!」(朝だったからかな?)とか声をかけてくれたり、方向音痴なので道もよく聞いたのですがみなさん親切でしたね。
あのタクシードライバーだけだよ!悪いのは。



※ 一応フランスの携帯を持ってはいました。
オペラ鑑賞などで遅くなる人は、劇場近くのホテルがベストですよ。メトロも途中から人がいなくなるし・・・。それに最近のタクシーのドライバーはパリの地理に疎い人もいるようなのでご注意。

※ 方位磁石は方向音痴な人にお薦めアイテム。建物が高く地上だと方向が分らなくなります。
例 ルーヴル美術館付近で四方を似たような歴史的な建物に囲まれた時など。勇気があったらお試しください。

写真はメトロ入り口


マドレーヌ寺院

2007年06月01日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」


オペラ座の屋上から・・・。
三角が目立つ、ギリシャ風の建物がマドレーヌ寺院です。


なぜ「マドレーヌ寺院」を選んだのかいろいろ考えて「そうだ!ラウルとクリスティーヌがフィアンセごっこをして永遠の愛を誓った教会だから」と思いついたのですがよく読んだら違いました。→楽屋とかだった・・・


「そうだ!キスしていた時に見えたんだっ!」と思ったのですが、夜でした・・・。


「でもステンドグラスから光がもれていて見えたのでは!」と閃いたのですが、マドレーヌ寺院にステンドグラスはありませんでした。


話は変わるのですが
このラウルとクリスティーヌの「フィアンセごっこ」好きなのです。






ラウル!わたしたち結婚は出来なくても・・・・婚約ならできるのよ!・・・・世間には内緒で結婚する人もいるわ!だから内緒で婚約したっていいはずよ!
・・・わたし達は一ヶ月だけ婚約するのよ・・・・
一ヵ月後あなたは出発するけれど

わたしはその一ヶ月間の思い出をいだいて一生幸せでいられるわ







そういう幸せなら、だれも傷つけずにすむでしょう








私的にクリスティーヌらしい諦めと優しさにみちている気がして好きです。








「キリストのまねび」を読んでいる場面も何を考えているのかいろいろ想像すると感慨深いです。p429


ちなみにわたしは仏教徒です、普通の。