The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

怪人、歌姫

2007年06月23日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」



昨日はバトラーファントムとアレキサンダー・ゲーベルファントムを聴きました。

萌えますよね~♪



悲劇的な片思い、怪人の苦悶というのに惹かれます。

「声」には陶酔してくれるのに「顔」はおぞましくて恐怖だという・・・。





原作エリックの有無を言わさぬ狂気、サディズムにも惹かれますね。





不安や恐怖も一種の愛

という言葉も隠微♪





一方、オテッロ役のエリックの声は雷のように轟き、一音一音が復讐に燃える彼の心を反映し、声量を凄まじく増幅していた。
愛、嫉妬、憎しみが悲痛な叫びとなって私たちの周りに炸裂していた。
エリックの黒い仮面は、ベネチアのムーア人が持って生まれた黒い顔を連想させた。
彼はオテッロその人になりきっていた。

わたしは彼がほんとうに襲い掛かり、私を殴り倒すのではないかと思ったわ!


・・・・それなのに、わたしは、気の弱いデスデモーナと同じように、彼から逃げようとも、彼の激しい怒りから身を守ろうともしなかった。

それどころか、わたしは彼に惹きつけられ、魅了され、そのような情熱のさなかで死ぬことに魅力を感じて、彼に近づいていった。


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エロス!タナトス!

萌え声の後では実感ですね!





うわぁ、いつも似たりよったりの構図。汗。
しかも仮面が白だ!