This is me.

- 無用の用 -

最近の話

2012-01-24 00:11:31 | Weblog
「発作」ってよく聞くけれど、自分が「発作」に悩むようになるとは思ってなかった。


親戚のおじさん夫婦が定年を機に田舎に引越しをするとのことで、引越しの手伝いというか、もうなかなか会えなくなることになるので行ってきた。

小さい頃はおじさんっ子だったが、大人と言われる年齢になってからはおばさんっ子になった。
大人になってからというよりも、私が病気になった時、おばさんは本当によくしてくれた。それから私はおばさんの優しさをしみじみと感じて大好きになった。

おばさんは、何年前だったかなぁ~10年以上前に事故の後遺症がある日突然出て脳の手術をした。その時は今のように生活が出来るほどに戻るとは到底思えなかった。手術の後、お見舞いに行った私のことが誰だか分らなかった。「この子は誰や?」と周りに聞いて「○○(母)の娘やないか」「あぁ、そうか」みたいな感じだったのだ。あの時は本当にショックだったなぁ。
おばさんが変わったのはこの後だったと思う。こんな言い方をしたら失礼だろうけれど、きっと大病をして周りの人の有難味というかそういうのを感じて変わったのだと思う。それまでは、あまり人に構う人じゃなかったのだが、思い返せばこのころから変わっていったように思う。確かそんな感じのことをおばさんが言ってた。私が仕事で県外へ行ってしまった時もマメに手紙をくれた。その頃はあまりおばさんの有難味がわからなかったが、自分が病気になった時、心からおばさんの良さを感じた。

引越しの手伝いに行く、ということは昨年末から決まっていたのだけど、私は自分が電車に乗って行くことが苦痛で、それをどうしようか悩んでいた。しかし、おばさんたちには当分会えなくなるし、色々してもらったし・・・とかそういう感じで行こうとしていた。
おばさんの家に行く朝、目が覚めてすぐ突然におばさんに当分会えなくなることがどういうことか分かり、とても悲しくなった。あんなに色々してもらったのに、私ってば自分のことばっかり考えて行こうとしていた自分がバカだと思った。おばさんに当分会えなくなることが本当に悲しくなって、起きてすぐなのにもかかわらず、布団の中で泣いてしまった。母は泊まり込みで手伝いをして、次に住むところまで一緒に行ってと、ずーっと引越しの手伝いをする予定だった。私は自分のことを考えて夕方には帰る予定だったのだが、その朝、私も泊まろう、と決めた。

その日は手土産を提げて(これも前日の夜に旦那さんに言われて気付いた。手ぶらふって行くつもりだった自分が情けなかった)、引越しの手伝いをして(あれを手伝いと言うのかなぁ)、みんなでご飯を食べてお風呂に入って、と久しぶりにおばさんの家を満喫した、と言ったら変だけど本当に味わった。

夜、寝ようとして布団に横になったところ、言葉にならない不安感が押し寄せてきた。
今すぐに帰りたくなり、なんと言って帰ろうかそればかりを考えた。何が不安なのかさっぱりわからない。自分に、大丈夫、と言い聞かせて、薬を飲んだもののほとんど眠れなかった。

病院の先生のこの時のことを話し、「一体これはなんなんですか?」と訊いたら、一言「発作やね」と言われた。
私は身をもって、これが発作なのだと実感した。

自分でどうにも出来ないすぐに帰ることの出来ない狭い空間や、じっとしていないといけない状況に置かれるのがとてもつらい。美容院、電車、居酒屋の個室・・・それまで普通だったのに、何も意識していなかったのに、突然やってくるのだ。

あーあ、いつまでこんなことやってるんだろうなぁ~。

先日、友達と新年会をしたのだが、予約してくれていた店が個室だった。すごく狭くて周りを仕切られていて苦痛だった。心配させたくなかったり、薬を飲めばなんとかなったので、おそらく私がそういう気持ちになっているとは思ってなかったと思う。


今年に入ってから仕事を3日も休んだ。
交代に入っている子が来月いっぱいで辞める予定なのだが、今日、上司の人に呼ばれて「最近休んでるみたいだけどどうなの?」と訊かれた。素直に言うわけにもいかず、かと言って今度から週2日にしてもらうのも収入が減ってしまって困るので、私もどう返事をすればよいのかわからなかった。
結局、今みたいに相手が交代出来ない人よりかは、もう少し自由度が高い人がいいです、とだけ伝えられた。
急に休まれると困る。それはわかっているが、どうしても気持ちが付いていかない時がある。
私の仕事は3人でしているのだが、1人が妊娠しているので急に休むこともある。
どうしたらいいのかよくわからない。


なんだか書き過ぎてわけわからんなー。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のりひこ)
2012-01-24 23:22:11
こんばんは。札幌時代より厚着してるのにまだ寒いです
何かしたくても思うとおりに行かない事ってよくありますよね。いや思うとおりにいくほうが珍しい
気もしますよ。それは病気してるしてないに関係なくってさ。
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なんとなくですが・・ (めぐ)
2012-01-25 11:41:48
発作のことわかる気がします。

私もそれに近いことがあるので。

病気とうまく付き合っていけたらいいなと思います。

私も含めてですが。
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のりさんへ (えり)
2012-01-26 20:59:47
こちらも寒いですよ~。
家の中というのに、現在9℃です。笑
あぁ、引越したい

確かにそうですよね~。
記事にも書いた新年会は3人でしたのですが、みんなそれぞれ悩み抱えてて、最後は三十路女の悩み相談会みたいになってました。
相変わらず私は聞き役に徹していたのですが
・・・こういうのもいけないんでしょうねぇ~。

なんかね、病気に逃げてる気が最近してきてって、まぁ、前からどこから病気でどこから怠慢なのかわからない部分があるのですが、なんというか厄年なので、そこらへんで落としておくと少し気が楽かなぁ~なんて考えました(我ながら変な言い方だ)。

コメントありがとうです。
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めぐさんへ (えり)
2012-01-26 21:03:28
病気とうまく付き合う、って久しぶりに聞いた気がしました。
そういう基本的なことを忘れていました。
そうですよね。
こういうのは逃げる逃げないじゃないけれど、逃れられないのなら上手く付き合うしかない。

改めて思い出させてくれてありがとうです
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Unknown (もぐ)
2012-02-04 22:29:12
職場に病気の事を言わないのは、えりさんの判断なのかね?

うまくいかないときは、とりあえず何でも病気のせいにしておくのも、病気との上手な付き合い方かなとか思ったり。

なかなかそこまで割り切るのは、勇気がいるかも知れんが。。


ではまた
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もぐっちへ (えり)
2012-02-07 02:52:12
職場に言わないのは、私の考えでもあるし、病院の先生も言ってたし、って感じかなぁ~。
やっぱりね、マイナス要素はあっても、プラス要素はほとんどないみたいなんだわぁ。
その職場で発症して言わざるを得ない、とかなら話は変わってくるんだろうけど・・・。

ひとまず病気のせいにしてしまう、って、これまた新しい発想やわぁ~。
なるほどな~。それもありかも、なんて思ったわ。

ありがとう。
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