あきはきぬ もみぢはやどに ふりしきぬ みちふみわけて とふひとはなし
秋は来ぬ 紅葉は宿に 降りしきぬ 道踏みわけて 訪ふひとはなし
よみ人知らず
秋は来た。紅葉は宿の庭に降り敷いた。それを踏み分けて訪れる者はいない。
「秋は」「紅葉は」「訪ふひとは」と、「~は」を重ねるのは、たたみかけるように秋の寂しさを強調する主旨でしょうか。訪れて来る人がいないのは紅葉が道を覆っているためばかりではないでしょう。降りしきる落ち葉の情景が、ひとり身の寂しさを一層つのらせている切ない思いです。
0322 の歌と良く似ていますね。
わがやどは ゆきふりしきて みちもなし ふみわけてとふ ひとしなければ
わが宿は 雪ふりしきて 道もなし 踏みわけてとふ 人しなければ
よみ人知らず
しかも、秋はきぬとしているから初秋かと思いきや、秋歌下で落葉から晩秋の歌となっています。
二ヶ所も切れるのは、新古今和歌集でも珍しいですが、古今和歌集時代に既にあったのですね。
残暑なのか酷暑なのかわからない程の暑さです。体調に十分ご注意下さい。
いつもご来訪ありがとうございます。
確かに二カ所切れは珍しいですね。それが独特の歌調になっていて印象に残ります。
ホント毎日暑いですね。地域によっては40°など、一体ここはどこの国かという感じです。お互いに体調に気を付けて過ごしましょう。
引き続きよろしくお願いします。