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漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

古今和歌集 0023

2019-11-22 19:24:02 | 古今和歌集

はるのきる かすみのころも ぬきをうすみ やまかぜにこそ みだるべらなれ

春のきる 霞の衣 ぬきをうすみ 山風にこそ 乱るべらなれ


在原行平





 春が着る霞の衣は、横糸が薄いので、山風が吹くと乱れてしまいそうだ。

 風が吹いて霞が切れ切れになってしまう様子を、風に乱れる服に見立てています。
 作者の在原行平は業平の兄にあたる人物。古今和歌集には四首入集していて、中でも百人一首にもある 0365 は有名ですね。


たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ

立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む



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