八条院にて琴弾くを聞きてよめる
ながきよの あきのしらべを きくひとは をごとにきみを ちとせとぞなる
長き夜の 秋のしらべを 聞く人は 緒ごとに君を 千歳とぞ鳴る
八条の邸宅にて、琴を弾くのを聞いて詠んだ歌
秋の夜長に琴の調べを聞く人には、絃のひとつひとつがあなたさまの千年の長寿を祈る音に聞こえるのです。
「八条」は八条の右大将と呼ばれた藤原保忠(ふじわら の やすただ)のこと。
第三句を「ひくことは」としている写本もあるようです。歌意はそちらの方が分かりやすいですね。
八条院にて琴弾くを聞きてよめる
ながきよの あきのしらべを きくひとは をごとにきみを ちとせとぞなる
長き夜の 秋のしらべを 聞く人は 緒ごとに君を 千歳とぞ鳴る
八条の邸宅にて、琴を弾くのを聞いて詠んだ歌
秋の夜長に琴の調べを聞く人には、絃のひとつひとつがあなたさまの千年の長寿を祈る音に聞こえるのです。
「八条」は八条の右大将と呼ばれた藤原保忠(ふじわら の やすただ)のこと。
第三句を「ひくことは」としている写本もあるようです。歌意はそちらの方が分かりやすいですね。