はるかぜは はなのあたりを よきてふけ こころづからや うつろふとみむ
春風は 花のあたりを よきて吹け 心づからや うつろふと見む
藤原好風
春風は花のあたりをよけて吹け。風に吹かれなくても花が自ら散るのかどうか確かめてみたいから。
桜の花が散るのは、風に散らされているのであって、花が自ら散っているのではないと信じたい気持ち。
作者の藤原好風(ふじわらのよしかぜ)は9世紀から10世紀にかけて存命した貴族。古今和歌集への入集はこの一首のみです。
はるかぜは はなのあたりを よきてふけ こころづからや うつろふとみむ
春風は 花のあたりを よきて吹け 心づからや うつろふと見む
藤原好風
春風は花のあたりをよけて吹け。風に吹かれなくても花が自ら散るのかどうか確かめてみたいから。
桜の花が散るのは、風に散らされているのであって、花が自ら散っているのではないと信じたい気持ち。
作者の藤原好風(ふじわらのよしかぜ)は9世紀から10世紀にかけて存命した貴族。古今和歌集への入集はこの一首のみです。