かづら
うちみえむ おもかげごとに たまかづら ながきかたみに おもへとぞおもふ
うち見えむ 面影ごとに 玉かづら 長き形見に 思へとぞ思ふ
かづら
私の面影を思い出していただくたびに、私のこの玉鬘をいつまでも私の形見として思ってほしいと私は思っています。
721 の詞書からの歌の二首目。「かづら」は髪飾りないし添え髪(今で言う「ウィッグ」でしょう)のこと。「玉」は接頭語ですね。この歌では髪飾りの意の普通名詞「玉鬘」でもあり、同音で「長し」かかる枕詞「玉葛/玉蔓」でもあるのでしょう。