相撲界の山は明日

日馬富士の引退で 相撲協会 の取るべき行動は決まり、あとは粛々とルールに則って解決すればいいだけの事になりました。

しかし、日馬富士にはもう一つの問題があります
法的な処罰がどうなるか、それによって日馬富士の 今後の行動に影響します。

予想される最悪の結果は起訴されて罰金刑です。それは前科がつき日本国籍を持たない日馬富士にとって 行動が制約されます。

もし起訴猶予になれば 日馬富士とって、法的な罰はほぼ無いのと同じです。

引退という事で社会的制裁を大きく受けた事になり、その事は 考慮されます。・・・が、不起訴 になるには どうしても 被害者との示談が必要ですネ。

その前に大きく立ちはだかるのが貴乃花親方です。

しかし、これも今後日馬富士に対して同情が集まれば、 事件後に 日馬富士と貴の岩の当事者間で、 握手謝罪などがあり、これを示談が成立していると 拡大解釈する方法もあります。

まぁ、 こんな ｢大岡裁き｣のような ことを検察がするかどうか 、期待は小さいですね。


明日に開かれる理事会での貴乃花親方の態度で、協会の進む方向は決まると思います。

貴乃花親方は信念という言葉が好きなのかよく口にします

信念を持ち続け、それを貫き通すという事は 、一見正義のようにも思えますが 、そこには自分勝手な考え方を 主張し続けるという側面もある事を 理解しなくてはなりません。

貴乃花親方は後援者の前で、巡業部長として他の部屋の力士であっても、同じような行動をとると言っております。

しかし、これは完全な詭弁です。 警察に届けた ことに問題はないが、同時に協会にも届けるべきだった 。
そして現実的には他の部屋の力士であれば、協会の理事長の呼び出しを断ることなどはできません。

従って自分の部屋の力士だから今回の行動があるわけで 、本人が言っているように 、他の部屋の力士でも同じ行動をしたというのには矛盾があります。

自分に 都合のいい部分だけをピックアップして、信念で行動するなんて、共感は得られない。

明日の理事会で、今まで同様 非協力的な態度で あれば、通常の ペナルティより重くなっても仕方ない。
仮に 全てを話しても処罰は逃れられない。 貴乃花親方の言う 改革 は、 思い上がった彼のわがままな部分が多い様に思えます。