地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

少子化対策は間違った方向に

2022-06-08 10:10:41 | 日記

子供の出生数が年々減少して81万人余りになってしまった。

日本の少子化問題にたいして、電気自動車で大もうけした何処かの世界一の億万長者が、このままいけば日本は消滅と言ったニュースを聞き。

「お前に言われたくない、不要なおせっかいだ」と思ったけど・・・

正直なところ、この少子化の問題は簡単に解決できないし、国にとって最重要問題だと思います。

 

何かの方法で解決できるものではないが、たとえ手探りで有ろうとも対策は取り続けるべきと思います。

政治家を始めその道の専門家らしき人達(そんなんの専門家って?)が一番に言う事は、子供の養育に費用がかかり過ぎると言い。それを助ける為に補助、補助、補助の連呼です。

常日頃から税金で手厚い助けをと・・・

コロナ関連での給付金でも、小さい子供のいる世帯に対する給付は何度も行われ、それに対して異議を唱える人はほとんど存在しませんでした。

 

現実的に子供の養育費は親にとり大きな負担です。しかし、その事が子供を出産しない事にどれだけ影響しているかは明確になってはいません。本当の所は別の理由があるのに高額な養育費に責任転嫁しているのではと言う疑問が残ります。

 

私が子供の頃は貧しい家庭が多く、制服にしても買えない人も存在したし、穴の開いた靴で登校していた人も居ました。

そんな生活水準の時にでも、教科書は自力で買わなければならないし、給食費だった支払っていた。

国民の所得を考えれば今より格段に高い学費が必要だったが、その事で子供が減少などはしなかった。

 

今はどうかと言うと・・・

政治家やその筋の専門家らしき教育者たちが、口をそろえて教育費は大変だと。何の疑問も持たずに吹聴しています。

これだけ社会が子供の教育や養育に費用がかかると言って、国民をその大きな器の中にどっぷりと漬け込んでいるのですから、その中で育った人たちの頭の中は「子供を育てるのは大きな負担」と言う「事実?」が支配している。

 

これは負のサイクルで、政治家たちが「子供を育てるのは大きな負担」と粉をまき散らし、それに対処する為に色々な名目で税金を投入する事が絶対の正義となり、国民もそれを求める様になる。

国民が求めれば選挙で票を得たい政治家は、同じ言葉を繰り返して、その為に働くと国民の機嫌をとる。

そんな事を数十年繰り返しているが、何処かにその効果を感じられる現象(出生数の増加)が見られたでしょうか?

答えはノーです。

 

何故もっと根本的な部分に触れないのでしょうか

 

子供を産み育てる事は楽しい事だと、、、何故言わない❓

子供を産んで育てた親が100人居たら、その人達に聞いてみて欲しい。

「子供を産まなかった方が良かったですか」と

その答えは圧倒的に「生んで育てて良かった」と答える人の方が多いと思いませんか

実際に経験した人たちが「良かった」と言っているのに、何故そんなに子供を産んで育てる事を苦労の代名詞のようにとらえるのが正しい判断となっているのか大きな疑問です。

 

これは先に言ったように子供を育てる親に資金的協力する事と子育ては大変だをイコールで結んでしまったからです。

子供を大きくする為に国が協力するのは当たり前のことで、決して親が経済的に苦しいから協力すると言う公式の様な考え方が間違っている。

そんな「間違った公式」の中で育った若い人達が、結婚して子供を産み育てる事に喜びを見出す事など出来ない。

大人になったら税金を死ぬまで払い続ける子供を育てるのは国の義務です、協力と言う考え方は責任放棄している。

親の子育てに協力するのは当たり前の事で、政治家や教育者が声高に言う様な事ではない。

少子化をお金で解決しようとしていること自体が大間違いだと言う事に気が付いて欲しい。

そんな事は粛々とやり続ければ良いだけの事。

少子化問題を解決する為にやるべき事はそこじゃない

 

子供を産み育てる事で、親が子供から受ける喜びや楽しみをもっと啓発するべきです。

宣伝効果を甘く見てはいけない。 

結婚する、子供を産む、子供を育てる・・・・嘘を言う必要はないが、そこで得られる喜びや楽しみは山ほどある。

それを多くの若い人たちに知ってもらうだけで良いんです。

 

現在で中高年以上の人達なら殆どの人が知っている歌が有ります。

1963年(s38) こんにちは赤ちゃん 梓みちよ

1966年(s41) 嫁においでよ 加山雄三

1972年(s47) 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子

 

この1963年から10年後の1973年までの出生数は右肩上がりで、1973年と1974年には200万人を超えています。

200万人ですよ、現在の80万人代とは大違いです。

この時代に多くの子供が生まれた事の原因をこの歌にあるとは言いませんが、少なくとも国民のムードは結婚・出産に対して今の様な負のイメージを持っていなかった。

 

楽しい情報を流す効果を政治家や賢い官僚たちは軽く見ているのか、、、

それとも自分の手柄にならないから無視しているのか、、、、

クリスマスに関する歌、春や桜に関する歌がどれ程若者たちに影響しているか。

今はテレビ以外の情報発信も強力で、国がやろうと思えば簡単な事です。

要点は一つ・・・人気アーティストの協力を得る事だけです。

 

もう一度言いたい

子供を育てる親に資金協力するのは国の義務。

それを前面に出した対策は、、、子供を産み育てる事を金で解決しようとしている事に気が付いて欲しい。