地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

接待は出世の証

2021-03-12 10:44:21 | 最近のニュースから

高級官僚や政治家に対する高額接待が問題になっていますが、官・官や官・民の接待はダメです。

また法律で規制されていなくても、公的な高い立場にある人は、その地位に付随する規範が有り、少なくともその地位にある間は守らなくてはなりません。

※ 規範・・・~であるべき。 これは法や規則だけでなく、道徳・倫理なども含まれます。

元・総務大臣だった野田・高市の両者は代金の支払い云々に関わらずアウトです。もちろん当時の副大臣たちも同罪です。

 

大臣として色々な分野の人に会う事は大事な事ですが、飲食を共にしなければならない理由は無い。

人と飲食の付き合いをする事で、仕事もスムーズに行く事が有るのは事実で、ある意味大事な事なのですが、法や規範でダメなっている人は何んと言ってもダメなんです。

それなりの理由が有れば許される、そんな事が通れば世の中は無茶苦茶になりますね。

 

接待をしたり、されたり、、、それを断れない人は民間企業で仕事をすれば良いんです。

「接待」そのものが悪いわけじゃないんです。

それどころか接待は組織の中で自分の位置を知る事も出来るんです。

自分の地位が上がれば社長と一緒に接待をしたり、されたり。これは社員にとって楽しいですよ。

今まで話も出来ないような相手と飲食を共にして世間話が出来るのです。

また、自分が出世して、接待を受ける。そして知り合いの輪が広がると「この人と会ってくれないか」と、その輪は広がる一方です。

 

私自身は勤め人の経験が乏しいので、会社のお金で人を接待する経験は有りませんでしたが。 そういう場に同席する事を望まれたりする事はありました。

接待は何も酒を伴う飲食に限った事ではありません。

相手の好きな事ならなんでもやるんです。

冠婚葬祭関連だと1日にかけ持つことも有ります。

ゴルフが好きな相手なら、ゴフルのセッティングをして一緒にプレーするし。 

麻雀が好きな人ならメンバーを揃えて麻雀もします。 釣りが好きなら釣り船の予約をして同行します。

とにかく、仕事の為なら何でもやると言っても過言ではありません。

 

これが接待を受ける場合は少し違っていて、取引をしない相手からは接待を受けません。

民間人の多くは接待を受ける時はほぼ取引が決まっているんです。もしくは気持ちは前向きになっています。

まぁ、民間人でも中には取引する気は一切ないのに平気で接待を受ける人も居てるけど・・・

 

この点が「偉い人たち」は大きく違うんですね。

自分が偉い人だから、周りが自分に媚びるのだと思っているのでしようか。

そうでないのなら、、、「仕事に関する話は無かった」とか「親睦」とか言ってるのに支払いをしないのですからね。

相手も忙しい大企業の人達です、一銭の得にもならない相手とわざわざ飲食をする必要はない。

直接利益にならなくても「偉い人」と飲食を共にすることが出来る人になる事に価値が有るんです。

思い出してください。あの昭恵夫人と「近い」と臭わせただけで数億円も土地を安く手に入れることが出来るんです。

 

「偉い人」と近い民間人は仕事で窓口の小役人を相手にする時に強力な効果が有るんです。

ですから飲食を共にした時に仕事など野暮な話はしなくて良いんです。

「飲食を共にする」 この事実が欲しいだけなんです。

高額な飲食代と言いますが、確かに日常の飲食代としては高額でしょうが、大臣やほぼ決定権を持つ官僚あいてなら、民間企業側にすれば、そんなに高額じゃないでしょう。

 

大阪である中規模の不動産屋の社長に接待の同行を頼まれた時のスケジュールは、、、

朝からゴルフに行き、夕方には大阪の歓楽街で食事をして。その後にクラブなどを数軒はしごして、相手次第で麻雀で朝まで付き合う、そんな感じの接待でした。

ゴルフ → 夜の街 → 麻雀   私の得意分野です、喜んで同行しました

接待相手の人の奥さんが実家に帰り、数日間は独身状態になるらしく、思いっきり羽を伸ばしたいらしい。

私のゴルフ代も含め、その費用は全てその不動産屋の社長の支払いです。

これはかなりの金額になります。

3人分のゴルフ料金だけで10数万円以上は必要です(日曜日で名門コースだった)

ゴルフのにぎり(賭け)も私と相手の人に10万円程度負けていたし、そこから食事代とクラブでの支払いですから合計はかなりの高額です。※チョットした事情で賭けは大きくなってしまった。

それでも不動産屋の社長にとって価値ある出費なんです。その支払いの10倍以上は軽く利益をもたらすのですから・・・

 

私自身もこの接待で相手の人と親しくなり、その後に仕事を貰ったりして利益を得たし、その人と親しいと言う事で他の不動産屋の人が何人も私に接近してきました。

そして、その人たちの物の言い方も変わるんです。 嫌ぁ~な連中ですが利用は出来ますね。

 

民間の会社同士では日常的に仕事がらみの接待は有ります。お互いに必要としての付き合いなら接待はしなくて良いようんものですが、現実はそんなに特殊な能力(魅力)のある会社は少ないですね。大きな企業にとって下請けなど選び放題ですから。

 

でも 税金を使う公務員は絶対にダメです

問題になっている総務省に限らず、政治家や官僚は他の省庁でも利害関係者に接待は受けているでしょう。

若い時からそれなりの相手から「軽い接待」を受け、それを「意見交換」とか「親睦」と解釈して接待を受け続け、慣れてしまって罪悪感はゼロになってる。 自分の地位が上がるにつれて、接待を受ける相手も段々と大物になるし高額になる。出世している事を実感できるのは「良い気分」です。

今回の事で少しは自粛することになるとは思いたいが、それも少しの期間だけでしょう。

ルールを守る官僚も存在するはずです。そんな人たちが出世する構造にならないと、、、、