地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

ネコとの一日

2020-06-08 12:15:22 | 日記

昼過ぎに突然現れた子供のネコ。

しかも膝が痛くて動けないと言う、滅多にないタイミングで現れました。

 

近くの公園には大人のネコが何匹も居ます。 

それらのネコにわざわざ車に乗って餌をやりに来る人も・・・

近所の高齢者の中にも餌やりをする人も居ます。

 

その行為には賛否あり難しい問題です。

しかし、一番いけない行為はその状況を見て、、、「ここなら大丈夫」と子猫を棄てに来る人が居る事です。

長く公園で生活している猫たちは去勢されて繁殖はしません。

なのに、、、、時々、子供のネコを見かけるのです。

 

私の家に迷い込んだネコも、、、たぶんそんな感じでしょう。

 

偶然にも膝を痛めて、その痛みが最高潮の時だったので、ネコが家の中をウロウロしても放置せざるを得なかった。

それが、、、ネコの警戒心を解くことに成ったのか、30分ほど鳴きながらウロウロしていたネコが次第と近くに寄ってくるようになり。挙句の果てには私の膝の上に乗ったりするようになりました。

 

さすってやるとゴロゴロと言い出し。あっという間に寝てしまった。

それが午後三時ごろ、、、椅子の上に布を敷き、そこに移しても目を覚まさないんです。

それが、、、、私がトイレとか台所に行くと泣き出すんです。 その鳴き声は「必死」な感じが

私が戻ると、四本の足を突っ張る様に伸ばしてから、また寝るんです。

それを何度も繰り返すので 「やはり気配を感じる能力はスゴイ」と感心しましたね。

 

そんな事の繰り返しで、ふと気が付いた時には午後八時半になっていました。

ネコも目を覚まし部屋の中を一周して・・・・外にでも出ていくかなと思ったら・・・

また膝の上に乗ってきて、そこから肩まで登って私の顔の周りで回転し始めるんです。

それがすむと、膝に戻って・・・寝た

 

 

濡らしたティッシュで目ヤニを何度かとったが、少し嫌がったのは一度目だけで、後は目をつむって大人しくしてるんです。

ネコの世話をするのは嫌じゃないけど、よく考えると自分も何も食べていない。口にしたのはコーヒーだけ。

少しの間はネコに一人で大人しくしてもらいたいが・・・

何処に行くにも着いてくるので食事の用意が出来ません。 

家に有るものでネコが食べそうな、水・ミルク・竹輪・鰹節を与えたが見向きもしない。

 

とうとう最後の手段です。

外に出る事の出来る部屋に閉じ込めて、私は台所に・・・

家に居るか外に出るか、、、ネコ任せです。

 

鳴き声がしなくなった・・・外に出たかなと、居間に戻って簡単な夕食(夜食かな)をとっていると、、、、

戻って来た

ただ、、、私はこれが一番苦手で、食事の時に犬や猫と関わるのがどうしても嫌なんです。

室内犬(3回3匹)の時は一日か二日で「しつけ」が出来ます。食事が終わるまで床に寝て動きません。

しかしネコは無理だろうと・・・さりとて入れておくゲージも無い。

そんな私の気持ちにはお構いなしにネコはくっついてくる。仕方なく、再度、外に出られる部屋に閉じ込めた。

すると静かになったので、、、、「出て行ったかな」と、、、

 

食事も終わり、台所に食器を運ぶと・・・・ネコが戻って来た

 

どうする・・・

 

このままだとベットにも入って来る。 

もう少し付き合うか・・と決心したら。

家と外の出入りが解ったのか、何度も出入り口に行っては戻るを繰り返すように、、、。

しかし私がトイレなどに動くと、すぐに戻って足元でウロウロするし。私が動きを止めると、よじ登って来るんです。

ここまでやられると心は動きますねぇ~

 

でも、、、自分の現状を考えると飼う事は出来ない。

心を鬼にして出入り口に抱いて行った。 そしてドアを閉めて・・・これで家の中には入れません、可能なのは通路の1メートルぐらいだけです。まぁ、そこも屋根と四方に壁?はあるし、、、ネコが通れる程度の隙間だけ。

 

今日の朝(7時ごろ)、ネコの鳴き声で目が覚めました。

二階の窓から外を見ると、あの黒い子供のネコが道路をわたって何処かに行っていました。

あの鳴き声は、、、、「サヨナラ」だったのでしょうか。。。。