地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

破産家族

2019-03-04 11:59:00 | 日記
映画の世界では是枝監督の
「万引き家族」が、色々な賞を総なめって感じです。

まぁ、あくまでも映画の中の話の「万引き家族」なのですが、現実の家族の中にも特殊な家族は有りますね。

大阪で生活をしていた時、近くに住んでた家族。
母親と子供二人の家族です。

上の娘は中学を卒業後に高校には進まず専門学校に。下の男の子はまだ小学生だった。

その娘、いつの間にか専門学校を辞めて、ほぼ家出状態に。

音信不通の娘が母親の元に帰ってきたのは約1年後。
そして娘の口から妊娠していることが告げられた 。相手の男も 定職に就かずフラフラしているらしい 。しかし、 その男の親が 二人のことを認めて、親元で同居しているという話です。
そして改めて 男が 訪ねてくる らしい。

こんな話を母親から聞いた時、、、、

ハッキリ言えば他人事だし。
手に余ってる娘が片付いて楽になるし。
また、こう言う事をきっかけに頑張る男も意外と多いし。

そこまで話が進んでしまってるのだから、認めて応援する方になればと、、、母親に言った。


暫くして、その母親に会った時に
「娘さんは元気にしてる。」と声をかけたんですが。
どうも反応が悪い。

そこで 「何かあったの❓」

話を聞くと、、、、、、

娘が産婦人科に行くのやらでお金が必要だろうと、とりあえず住んでいる相手の家に30万円を送金した。

その数日後に相手から、、、
娘を病院に連れて行った時に「預かっていた30万円」を盗まれたと。
それで、また送金をしなきゃいけないのだろうかと迷っているんです。

私の頭のなかは❓❓❓

大きな大学病院などの待ち合い場所に、手荷物を忘れての紛失は有るでしょう。
しかし、行ってるのは個人の産婦人科の病院です。

まぁ、可能性は低いが運悪くそう言う盗難にあってしまったと思えなくもない。

私が❓❓❓と感じたのは、そんな不祥事を送金した方に言う点です。
窃盗の被害者だったとしても。
これから娘になる子供の母親からの、大事な送金を紛失したのです。
そこは黙って自腹をきって対応するでしょ。
送金されたお金なのか、自分の財布のお金なのかは、その人以外の人には解らないんですからね。

わざわざ「送金されたお金」と言い、報告しなくても良い相手に知らせる。
これは変です‼

そこで、、、
娘さんと結婚する当人と、その家族は何をしている人かを尋ねたのですが、娘さんの母親は殆ど知らなかった。

母親は娘に聞いても要領を得ないので、こちらで勝手に調べる事は出来るだろうか❓

そんな話になり、その手の専門家に頼む前に可能な「調べ」を頼まれた。

大阪で生活していて、相手の家族は名古屋市。
当時の私は不動産や。
仕事でも私用でも名古屋市に行くことは多く、それなりに土地勘もあり、ある程度は相手の家族の事が解るだろうと・・・

その前に、、、
必要はないと思いつつ官報を確認した。

すると、、、なんと

父親、母親、当人。
この家族の全ての人が「自己破産者」

最初に父親。
次に母親。
結婚予定の息子はごく最近。

お金を借りては踏み倒して生活していると言っても過言ではありません。
「自己破産家族」です。

迷いましたねぇ~
この事を娘さんの母親に教えるかどうか。

まあ、最終的には教えたのですけどね。
後は母親の判断です。

ただ、お金に関する事は直接娘さんに手渡しをアドバイス。

後の話ですが、、、
当の娘さんの判断で、出産後一年も経たない内に別れましたね。