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徳島で娘殺し

2018-02-01 18:08:00 | 最近のニュースから
昨日のお昼頃に徳島県の小松島市で発生した殺人事件。

平岡紀子さんがベッドの上で血を流して倒れ、母親の千恵子が腹に刺し傷をおった状態で発見。紀子さんには首を絞められた跡も・・

状況から、母親(67)が娘(39)を殺した模様です。

このニュースを聞いた時、、、、

何か障害のある娘の将来を悲観して、娘を殺して自分も死のうとした、、、、のかな❓

常は親子3人で暮らし、事件前も何時ものように一緒に食事をしていらしい。
近所の人の話では母親の方が、日頃は家に引きこもり状態だったらしく。もし、事件の背景に精神状態の問題が有ったとすれば母親の方でしょう、、、、と

ところが、それは最近の話で、被害者となった娘の方は十年以上も姿をみていないと、、、、。
まぁ、それは被害者の話なので殺人の動機にはなりませんが原因にはなりそうです。

こう言う家庭内の事件の場合、残された主人(69)は厳罰を望みません。 それを検察も裁判所もかなり考慮した、求刑や判決になります。

この殺人事件と少し違いますが、若い母親が子供を殺した場合も、比較的軽い判決になる傾向がみられます。

こう言う傾向は「尊属殺人」のなごりの様と言うか、反動と言うかそんな気がしてなりません。

尊属殺人についての扱いは 各国により違いますが、日本においては明治刑法で 自分 または配偶者の直系尊属に対して尊属殺人罪を適用するとなっていました。

つまり、自分の直系と妻の直系が対象で、親の兄弟姉妹(オジ、オバ)は対象外です。

その刑が凄いですよ。
無期または死刑の二種類です。
懲役10年とか20年は無いんです。

現実には 1973年に最高裁で 厳罰すぎるのは違憲と判断され。それ以降は適用されていませんでした。
ただ 、刑法から正式に削除されたのは、それから22年後の1995年(平成7)です。

1973年に違憲と最高裁が判断したのは、、、、
父親に強姦された娘が父親を殺したのですが、その娘に「無期、死刑」を適用しようとした事が原因です。 今では考えられない様な厳罰を求めたのです。

そう言う歴史の中で、家庭内の事件には過度に法律を使わない流れになりました。
つまり、事情を重視し始めたのです。

確かにねぇ~
残った家族は犯人も家族ですからね。
解らない事も無いけど、被害にあう子供が未成年者とか、もっと幼少の場合はどうでしょう❓

厳罰だけで犯罪の抑止効果が有るとは言いませんが、少なからず効果があるのは確かと思うのです。