地方の女たち

夜の街で出会った女達と男達

すりよるのは・・・

2017-01-07 21:47:00 | 最近のニュースから
ここでも、何度か小池知事のことに触れましたが、、、
大阪で旋風を巻き起こした橋下徹さん(肩書きが多いので略します)の時との共通点は、よくある既存権益を受けている人達の批判です。

その批判の的となったのも同じ自民党の地方議員です。
国政だけでなく地方も自民党が牛耳っている現状を考えれば、的に賭けられるのが自民党と言うのも自然の流れです。

知事は自治体の最高権力者なんですが、議会制民主主義では議会にもそれなりの権力を持たせて、最高権力者の暴走を抑える役目を担っています。

ですから、、、、知事が暴走とは言いませんが、自分の信じる方法を実行するには、それなりに議会に仲間が必要なんです。
大阪での橋下徹さんも、行政を自分の考えでスムーズに実行する為に仲間を増やす事に力を注ぎました。それが、名前は色々と変わりましたが現在は「日本維新の会」です。

これは小池知事のように住民に人気がある知事でも、議会の半数以上が自分の仲間でなければ、スムーズに行政を進める事は出来ません。

そこで注目されるのが、今年の夏にある都議会選挙。

小池さんも大阪での橋下さんのように新党を立ち上げて戦う事になるでしょう。
現在も自民党員である小池さんが都議会の自民党を相手に戦おうとしているのです。

組織の原理から言うと完全な反逆者なんですけどネ
この種の事は政治の世界では普通にあるんですねぇ~ 
小泉首相もそうでした。 小泉さんの「自民党をぶっ潰す」は効果バツグンのアピールでした。
その時に横にいたのが小池さん・・・小泉劇場と言われた勢いを間近で見ていた人です。

・・・そうは言っても現実的にはかなり厳しい戦いです。

都議会の定数127の過半数64議席は現在の自民党もありません。
自民党・・60  公明党・・23  共産党・・17  民進党は二つに分かれて14と4 その他・9

仮に小池新党が出来て30人の当選者を出せば大成功ですが、それでも過半数には遠く及びません。
そこで協力的な政党を「募集中」なんです。。。。

人気のある小池さんに選挙協力して欲しい人は現職の中にも大勢いてます。 たちまち小池新党が推薦する人が自分の選挙区に立候補しないで欲しいので、その為には選挙協力が必要になってくるのです。

この心理を見透かしたように小池さんは
「選挙だけの協力の政党とは組まない」と早々と宣言しています。

まぁ、、、本音とは取り難いですけどネ とりあえず選挙をクリアしたいのは小池さんが一番強く思っているはずですから。

こう言う状態になったとき、その動きに一番長けているのが坊主(宗教家)で、権力にすり寄る事を大昔から得意技としています・・・となると、上手く小池さんにすり寄るのは公明党と言う事になります。

もちろん2つの民進党の中からも擦り寄る人は出てくるし、もしかすると標的にされる自民党議員からも出てくる。
そして、その擦り寄り議員の道は2つ、所属する組織から厳しい処罰を受ければ、寝返って小池新党に参加し、軽い処罰なら元の政党に返って小池さんを裏切る。 

政治と言う世界での組織の考え方で、先に述べた自民党員の小池さんが自民党都議を敵にするのに処罰されないのと、感覚は同じなんです。議員になってしまえば利用価値があるので組織の中に入れておきたいのです。

大阪での橋下さんのときは「維新」から立候補して当選した人の中にクズが何人か混ざっていましたが、小池さんは小泉さんでも学習したように、地方自治・新党立ち上げでも橋下さんで学んでいると思います。

それでも、、、小池新党から選挙に出る人の中に変なのが混ざるんでしょうねぇ~。
まぁ現職の人を集めるわけじゃないし、肩書きを与えると変わってしまう人は多いから、ある程度は仕方ないと思いますが、敵にとっては反撃の材料になりますネ

小池さんと敵対する都議の人たちは、、、
かなりの強敵ですからねぇ~ 心中穏やかじゃないでしようネ