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シーカヤック アースクエストのブログです。

9月12日(月)~13日(火)JSCA会員研修会

2016-09-24 12:31:00 | 業界情報
 9月12日(月)~13日(火)の2日間は、日本セーフティカヌーイング協会(JSCA)の会員研修会を開催してきました。

 会場は気仙沼市唐桑のNPO法人森は海の恋人の研究所前。駐車スペースと浮き桟橋をお借りしております。シットオン、タンデム、レク艇、シーカヤックそれぞれの一般的なレスキューの復習と、緊急時の対応がテーマです。


 バウの荷室に浸水~沈脱を想定した状況。バルクヘッドが破損したり、ハッチカバーを流失させたりと、可能性としてあり得る状況です。通常の手順では排水できないので、トレーニングが必要です。


 いろんな方向から、いろんな形で水抜きを試みます。そして、水抜きの方法を発見すると共に、その手順に習熟していきます。なんと言っても、器材整備の大切さを思い知る状況です。


 同様にスターン側でも練習。クレオパトラニードルと呼ばれる、竿立ち状態にもしてみました。念のためですが、FRP 艇は水没すると沈みます。トレーニング時は間違ってもバウスターン両側に同時に水を入れないでください。


 セミオープンコクピットのカヤックは、沈脱するとこんな感じです。このモデルは、スターンにバルクヘッドがあるので後ろ側が浮いてくれています。


 これも、どんな手順で水が抜けるか、検証していきます。


 前後にバルクヘッドが付いていれば、タンデム艇のレスキューもそんなに力は要りません。


 後半は、シーカヤックツアー時を想定して、様々な状況でのレスキューと、それに伴うボートコンロールを研修しました。


 今回の研修で再確認したことは、浮力体の重要さと日々のトレーニングの質を上げる大切さ(都合の良い状況では無く、最悪のケースを想定)。カヤックに関しては、デッキラインの有無がレスキューのしやすさを大きく左右しました。トグル並みの強度で取り付けられたデッキラインは、レスキューの際に非常に重宝します。

 JSCAの会員研修会は、インストラクターの有資格者だけで無く、一般の方の参加も可能です。次回の東北開催は、キャンプツーリングの安全管理をテーマに、気仙沼市で開催します。

☆☆お知らせ☆☆
アースクエストのツアー/スクールは平日・1名様より随時開催いたします。お気軽にお問い合わせください。
Mail:info@eqseakayak.com
Tel:090-9743-2077

ツアー・スクール開催予定(開催確定分)

9/25(日)御前湾・出島初級ツアー(女川町)
10/1(土)JSCA マスターパドラー検定会 中禅寺湖会場(栃木県日光市)
10/1(土)~2(日) 中禅寺湖キャンプツアー(栃木県日光市)
10/15(土) スクール 松島湾(松島町)
10/18(火)~19(水) JSCA会員研修会キャンプツーリングの安全管理(気仙沼市)
10/21(金) 森のだいどころ(仙台市泉区)
10/23(日) 森のだいどころ(仙台市泉区)
10/29(土)~30(日) 十和田湖紅葉ツアー コテージ泊(青森県十和田市)



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