今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

溶きカラシでカツオの刺身を食す

2015年11月17日 | グルメ
江戸時代は、カラシでカツオの刺身を食べていたという。
それを知って、恐らく美味しいだろうなと想像出来て、実際に試してみた。

練りガラシ・山葵・生姜・後からニンニクのスライスを準備。

どれが1番美味しいかな~。

合うのは創造出来たが、それでも、一応、失敗したら怖いので(ちょっぴり乗せて漬けて食べるやり方とカラシの場合は溶いて食べる食べ方も試してみたかったので)、
・「醤油で溶いた溶きガラシ」

・「普通の薬味で食べる用の醤油」
を用意した。
(醤油は余ったら、魚系だから、頑張れば、魚系のお吸い物や、納豆に、鰹節を入れるTKGに入れられる。)

でわ、実際に1口・・・

!!っ、
美味しいじゃないですか!!!、なんですかこれは!!

尋常じゃない、なんていうかカツオの鉄分の風味を、活かしながらも、臭みが完全に消えている。
ワサビなんてモンじゃない。
なんだ?これ?!!
凄過ぎるぞ!!!

野生的な躍動感が蘇るし、その躍動感は鯨の刺身の、獣っぽくなく、よりお刺身っぽい感じとでも言おうか。
スゴイ、これは。

江戸時代もワサビはあったろうに、なんでわざわざカラシで食べていたのか?という事は美味しいという率直な感想や、何か理由があるんじゃないか?と、推測は当って美味しかった。

鮨メシが余っていたので、一緒に食べてみると、

アレっ、鮨メシに合わないのか、白米に合わないのか?、なんだろう、何かブツカル。
これならショウガの方が鮨メシに合うな。
なんだろう、穀物合わないというか。
(日本酒でもあれば試してみたいが、無かった。当然合うと思っていた鮨メシに合わないということは、米から作られる日本酒もどうなんだろう?って。)
もしかしたら、こういう所が、練りカラシから→ワサビへの文化に変わっていったのかな?
いや、でも高知ではショウガとニンニクだしな。

これはこれで、美味しいんだけど。
(これも鮨メシや白飯とは合わないんだよね。絶対合わないって事もないけれど・・・ワサビ・ショウガには劣るかも。酒の肴には合う。)

いろいろやってみて、自分の中でだけど、順位付けをしてみた。

ジャカジャカジャカジャカ・・・・ジャン!!

1位は・・・溶きカラシ醤油!!

以下

2以・・・ショウガ
3位・・・カラシ・ワサビ・ショウガ・ニンニク全部。
4位・・・ニンニク
5位・・・チョコンと乗せたカラシ(←少し辛味が立つのがツライかな。美味しいんだけど折角カラシ醤油にしたカラシの風味をまとえないというか。風味が混ざらない的な。)
6位・・・ワサビ(←最下位だからって、美味しくないってことじゃなくて、1位の溶きカラシが美味しい過ぎる、その対極にある感じかな。)

独断と偏見だけど・・・。

溶きカラシは美味しい。

<オマケ>

「カツオのたたき」でもカラシが合うか?試してみた(安いのがあったので)。

合うんだな、やっぱ。










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