社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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心配り

2005年08月23日 | ノンカテゴリー
 台風が近づいてきているのか、今朝は小雨がぱらつく天気でした。朝、駐車場のところで技術の小倉君、浅田君と一緒でした。駐車場から会社まで歩く道が草ぼうぼうだったので、ふたりに「この草は、時間を取って、男連中で草刈りした方が良いね」「そうですね」と話しながら会社に向いました。しかし、私の心の中では「みんな忙しいから、なかなか草刈りすることにならないな」と思いながらも歩いていました。

 朝礼が終わってしばらくしたら浅田君がやってきて、「社長、駐車場の草の件ですが、草刈りするのにクワで刈るのは手間だから、草刈り機を借りてきてやりますよ、草刈り機を借りるにしてもレンタル料安いですからね」と言ってきてくれました。なかなか事にならないと思っていたので、浅田君の言葉は思いがけない言葉でした。「おっ、気が利くじゃん」というと浅田君はにやっと笑って「小倉さんと相談しました」と言って去っていきました。

 会社は自分に任された仕事だけをやっていたらいいと言うわけではありませんね。なんというか、誰の役割と言うわけではないけれど、誰かがやらないと仕事がスムーズにはかどらないと言うものもあります。直接仕事に関係ないからと言って放っておくと、結局、後で仕事がやりにくくなることもあります。今回のような駐車場に生えている草も、雨が降ると草に付いたしずくでズボンが汚れます。女性などスカートをはいている人はなお大変でしょう。そんなことを思うと、何とかしなければならないなと思う気持ちは大切です。

 そんな気持ちは、お客様に対しても自然に出てくるでしょうね。やはり、そういう気配りができる人は、お客様のところに行って仕事をしても、どうすれば顧客が喜んでくれるか、どうすれば顧客にとって良いのかなど、考えることができると思います。日頃から、周りに対する心配りを持つことは大切ですね。

 そんなことで、小倉君や浅田君をことを思いながら、良い社員さんが我が社にはいるなと思った次第です。

 今日は社員面談日でもありました。石丸さんの面談でしたが、色々仕事の改善提案をもらいました。いつも一緒に仕事をしているわけではないので、私が気づかないことが色々あるわけですが、こうして面談をして、色々話をすると貴重な意見が出てきます。定期的な社員面談は大切ですね。石丸さんの意見はきちんと仕事に反映していきたいと思います。ありがとうございます。

 そういえば新人営業マンの芳野君の夕方帰社してくるときの顔が印象的です。なかなか思うような営業ができていないのでしょう。「元気か」というと「元気です」と空元気を出していますが、顔は色々思い悩んでいる顔です。でもその空元気に彼の可能性を感じます。がんばって壁を乗り越えてほしいものです。