2535 年に二回、孫達が着るものを買ってやることにしている。子供服の安売り屋、中国人が観光バスを連ねて爆買いにやってくる、静岡駅周辺のデパートや老舗の服やは、目が飛び出るほど値段が高い。そんなところは駐車するにも満車が多くて、時間がかかる。郊外の安売り店のほうが、品揃いは多いし、安いし、駐車場も敷地内にあるから、無駄に時間を使うこともない。沢山買えるから、孫達も大喜びだ。しかし、私はいいと思うのだが、客は少ない、というより、ガラガラだ。外国人による、超高価なものを爆買いの世界から二、三キロ離れた場所では、安値でも閑散、変な世の中だ。
何も、羨ましいとは思わない、逆に、何か間違えていると思う。インドネシアにでは、バイクがあふれかえっていて、子供もバイクに乗って通学や遊びに使っている。そして、車は排気量が多いものを求める。日本はどうか、インドネシア人に、日本ではバイクは全くないといっていいほど、見ないし、車は、オートマで、1000ccくらいが多いよ、ランクルやパジェロを見る機会はほとんどないよ、と、言ってやるが、信じない。貧富の差が、どんどん広がっているのでしょうね。
静岡市街の南の方に、行ったので、ついでにと思い、登呂遺跡に寄って見た。私は、何年ぶりでしょうか、20年ぶり以上来ていなかったと思う。小学校のころには遠足で何度も来ていたし、個人的にも自転車で、何回か来ていた。安西5丁目の家から、静岡駅まで4Kmそこから、2Kmくらいもっと南、そのそばに女子商があったので、小学校のころは、珠算の検定試験や珠算選手権のために、高校になってからは、卓球の中部選手権のために、自転車で多分10回以上は、行っていて、ついでにというか、行きがかりで、友達と一緒に、登呂遺跡でぶらぶらしたことも何度もあった。弥生時代の遺跡として、当時から教科書にも載っていた。その後、どんな時だったか忘れたが、敷地内のある芹沢 介の美術館に何回か他人を案内したことがあった。
今は、駐車場や入り口が敷地の南になっているが、ずっと以前は、北側にあった。今回は孫達と初めてでした。孫達と同じ年のころ、ここに来ていたことを思うと、感慨深いものがあった。竪穴式住居と高床式倉庫は多分、何度も何度も作りかえられていると思うが、当然だが、それぞれ、第一号の一棟ずつしかなかった。今は、何棟かに増えていた。そのひとつの前で、火起こし体験を孫達はしていた。田植えや脱穀、土器つくりの疑似体験もした。彼女たちにとってはいい経験になったと思う。なかなか、もう帰ろうよとは言わなかった。あれもやりたい、次はそれと、動き回っていた。田んぼのあぜ道を歩くのも楽しそうだった。爺さんとしては、寄ってみてよかったと思う。
子供を連れて、2000年前の生活をちょっと体験するには、個人的になんとなく行ったほうがいい。団体で行くと、限られた代表だけの体験になってしまうでしょう。ボランティアの方たちでしょうか、懇切丁寧に指導してくれるし、一緒にやってくれる。いい体験メモリーになるでしょう。ここには、中国人などの爆買い団体は来ないようだ。
遺跡 体験 安売り店