土田英生さんは京都の立命館大学の学生演劇から生まれた劇団MONOの主宰です。
最初は確か2004年の『相対性浮世絵』をシアタートラムで観たのが最初だったと思います。その時は同じく京都出身で贔屓にしている劇団M.O.P.の音響の堂岡さんがスタッフとして参加されていたので、それやったら悪くないはず、と思って出かけたはずです。
12月の寒い日でした。ひとりで出かけて誰とも話をせず帰ってきたのだけど、なんや見終わって心がほんわり温かくなった記憶があります。
それ以降も土田さんは快進撃を続けていらっしゃいますが、今回は土田さんが青年座の劇団創立55周年記念に書き下ろされた『その受話器はロバの耳』のタイトルとチラシが愉快そうだったので、あ、行こう・と思ったのでした。
詳細は青年座公式HPを参照してね。
http://www.seinenza.com/performance/public/196.html
最前列だったので、客席の土曜の夜の和みムードを背中に感じつつ(いいですね、喜劇の客席は大好きです)役者さんの細かい表情を堪能。
ストーリー:東京の会社のコールセンターがなぜかリゾート気分満載の離れ島にある。とはいえ社員8人はあくまでも東京のコールセンターであるかのごとく電話応対するべし、というちょっとした会社のウソをベースに、社員のいろんなウソがそれこそミルフィーユ状態。でも、ミルフィーユは次第に崩れていく・・みたいな話。けっこうベタな部分もあるけど、くすくす笑えます!
室長役の俳優さんがいい味だしてたので、終演後、チラシでチェックしたら綱島郷太郎。ん?なんとこないだ舞台で結婚発表をしたはしのえみさんの新郎ではないか。ちょっと阪神の矢野捕手と真田広之の二重まぶたを持つ男前さんだったので、納得(なにが納得やねん!)。
ややもすると、矢野、どうしてるかな・・・と微妙な倒錯に陥りながら彼を見つめていた私でした(阪神の矢野は現在故障中でまだ試合に出てへんのよ~)。
『その受話器はロバの耳』は下北沢・本多劇場にて31日まで。演出:須藤黄英。
同じく土田さんの書き下ろし演劇集団円公演「初夜と蓮根」が田原町のステージ円で27日までやってますよ。こちらも面白そうですよねっ。