怒濤のようなランデブの日々を送っていたので
一筆もできずごめんなさい、
それにしてもわたしがパリに到着して以来、毎日、夏のような日射し。
友だちに再会するたびに、日の本、ニッポンから太陽を運んできたように歓迎されていましたが、わたしが去ると同時に、秋らしい秋のパリに戻るようです。
こちらで落ち合った京都の女友だちと2人、なんだかあてが外れたよね~、セーターもコートもヒートテックも何だったの? 肩をすぼめて枯葉を踏みしめるはずが、あまりの暑さに影を求めて道を右往左往するなんて・・。
と、ぼやいてました。
パリは変わった?というのが友人たちの問いかけ。
この天気じゃ、客観的な判断はできないけど、以前より人が街にあふれている、という印象は否めない。観光都市パリの色合いをいっそう深めたような。自分だけのパリの街角なんて、もう望めないような。
お店もグロバリゼーションとともに一様にこぎれいにモダンになって、観光客目当てのお店が増えた気がします。
とはいっても、フュステンベルグ広場界隈のテキスタイルのブティックのショーウインドウにはやっぱりうっとりと見入ってしまうし、市場の新鮮な果物野菜の安さにはホッとするものがあります。
フロマージュだって、コンテ、ルブロション、サンネクテール、サントモール、エメンタール、グリュリエールと好きなものたっぷり買い込んでも2000円くらい(ナントの屋内市場価格)。嬉しくて浮き浮きします。
そして感動するのが洋服のブティックのショーウィンドウかなあ。
やっぱり何が違うって、セクシーなの、すべてにおいて。
日本のマーケットが若い女性からミセスへとすっとんでしまうのに比して(それで欲しいものがほとんどない)、こちらはディスプレイも大人の女性をイメージしているし、ものがいいか悪いかは別にして、大胆さ、コケトリにおいて、断然、わたくしはフランス派です。
靴も、ランジェリーもそう。
日本はお金を出せば良いものは手に入るけど、デザインの豊富さはやっぱり違う。というか、靴に関してはこちらのほうが好みのデザイン(太めだけどしっかり高いヒールにマニッシュ感のある靴)が圧倒的に多いってことかな。
ランジェリーにしても、スーパーではパンストのコーナーに匹敵するくらい、ガーターベルトいらずのストッキングがいっぱい! 日本でもギャルのあいだではここんとこ網タイストッキングが流行っているようですが、フランス女性ってやっぱり「パンストって、セクシーじゃない」って思ってるんだな。だいたい素足の人、多いですしね。
「Yuko ! この暑いなか、 パンスト脱ぎなさい!」とか言われちゃう。
今回、歩きやすいようにショートブーツでしたしね・・・。
(それでも靴擦れで10日くらい負傷者だった)
そしてあっというまに2週間がたち・・
きょうは最後の日。
ボンマルシェで母のおみやげ買って、本屋さんで読み切れそうな小説をいくつか物色して、帰途につきます。
スーツケースは往路とは比較にならない重さになりそうです。ぐぅ。