昨日からパリです。
早朝4時に到着したのですが、飛行機で意外によく寝られたので(年を重ねるにつれ、どこでも寝られる厚かましさが出て来たということ?)、ジュヌヴィエーヴのうちでクロワッサンとタルチーヌの朝食をたっぷりとって、すぐに街へ!
1日ひとつ美味しいものを食べようということで、きょうのメインは、サンジェルマンの裏通りのイタリアンジェラート。IL GELATO DEL MARCHESE
6つのフレーバーを味見させてもらった結果、選んだのはかなり濃厚なマンゴと、こちらもまた塩のきいた濃厚なピスタッチオのダブル・コーン! 7.3ユーロなり。すっかり満足して、リュクサンブール公園へ。
メトロはやっぱり東京の清潔なメトロに慣れた身には、ちょっと暗い(=汚い、臭い)・・・というので、なるべくバスを使って移動。
サンジェルマン界隈で唯一残っている本屋さんl'Ecume des pages で、寡黙だけど優秀な店員のおにいさんにさんざんあれこれたずねたあげく、結局買ったのはシャンタル・トマのl'art de conversation 1冊でした。村上春樹の『風の歌を聴け』のフランス語バージョンにも惹かれましたが、重い。のでやめました。わたしが春樹さんのデビュー作と出会ったのはすでに文庫本だったので、あのコンパクトな軽さが、内容ともマッチして持ち運ぶにも良かったんですけど、フランス語バージョンは、『1973年のピンボール』も納められているので、それなりに分厚い単行本になっていました。
それにしても、こういう本屋さんが近所にあれば、日々の雑事で眠ってしまいがちな知的好奇心をかきたてられて、生きている意味も見いだせそうな気がします。l'Ecume des pages よ、永遠なれ。