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B面でかせごう!

京都なまりのフランス語通訳
*人見有羽子のポップでキュート*

パリ、1日めはジェラート

2016-07-05 21:38:01 | パリ&フランス便り

昨日からパリです。

早朝4時に到着したのですが、飛行機で意外によく寝られたので(年を重ねるにつれ、どこでも寝られる厚かましさが出て来たということ?)、ジュヌヴィエーヴのうちでクロワッサンとタルチーヌの朝食をたっぷりとって、すぐに街へ!

1日ひとつ美味しいものを食べようということで、きょうのメインは、サンジェルマンの裏通りのイタリアンジェラート。IL GELATO DEL MARCHESE

6つのフレーバーを味見させてもらった結果、選んだのはかなり濃厚なマンゴと、こちらもまた塩のきいた濃厚なピスタッチオのダブル・コーン! 7.3ユーロなり。すっかり満足して、リュクサンブール公園へ。


メトロはやっぱり東京の清潔なメトロに慣れた身には、ちょっと暗い(=汚い、臭い)・・・というので、なるべくバスを使って移動。

サンジェルマン界隈で唯一残っている本屋さんl'Ecume des pages で、寡黙だけど優秀な店員のおにいさんにさんざんあれこれたずねたあげく、結局買ったのはシャンタル・トマのl'art de conversation 1冊でした。村上春樹の『風の歌を聴け』のフランス語バージョンにも惹かれましたが、重い。のでやめました。わたしが春樹さんのデビュー作と出会ったのはすでに文庫本だったので、あのコンパクトな軽さが、内容ともマッチして持ち運ぶにも良かったんですけど、フランス語バージョンは、『1973年のピンボール』も納められているので、それなりに分厚い単行本になっていました。

 

それにしても、こういう本屋さんが近所にあれば、日々の雑事で眠ってしまいがちな知的好奇心をかきたてられて、生きている意味も見いだせそうな気がします。l'Ecume des pages よ、永遠なれ。

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ブルゴーニュの空の下

2014-10-20 20:46:39 | パリ&フランス便り

いま、ブルゴーニュのワインの町ボーヌです。

シネマを巡る旅ツアーの通訳兼ガイドとして、まわってますが、お連れしているのが皆さん、ご年配の日本人の方なので、どちらかというと皆さんの健康管理に気をつかいます。

と言っていたら、私がグロッキーしちゃいました。
まあ、毎日10時間ほどグループ行動してしゃべっていたら、ノドが痛くなるのも当然で、ホテルに戻ってもエクセルに出費を打ち込む作業していたら、休むヒマがない。コンダクターは私ひとりではないので、きょうはお休みをいただいて、ホテルで静かにしております。

久しぶりにゆっくりたっぷり朝食もいただきました。抗生物質も飲み、プロポリスもノドに噴射し、夕食まで安静に・・。

今回、たしかにパリは観光・観光・観光の度合いを増していて、路上はさながらジャングルなみの過激な運転の応酬。いやあ、パリってこんなにアグレッシブな町だったかしら、とちょっと愕然とします。

ディジョンからグラン・クリュ街道を通ってたどりついたボーヌはいたって平和です。人も親切です。ホテルのスタッフの方々の、マニュアルどおりではない人間味あふれる親切にも心打たれます。

昨日はワインとパンとチーズ祭りで、それはもう、いろんなチーズを試食。12ユーロで食べ放題。飲まないので、せっせと好きなチーズをつまみました。コンテ、サン・マルスランがお気に入りです。スタンドをリピートしましたもん。

そして夜はボーヌの日本レストラン・・。日本人の旅行者のみなさん、日本酒を飲むとがぜん元気になって。わたしもお味噌汁をいただくと、やっぱり和食っていいな・・・としんみりしましたわ。

2日後には日本。帰ったら、美味しいお味噌汁作って食べようっと!

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パリ最後の1日の朝

2011-10-05 16:03:07 | パリ&フランス便り

怒濤のようなランデブの日々を送っていたので
一筆もできずごめんなさい、


それにしてもわたしがパリに到着して以来、毎日、夏のような日射し。
友だちに再会するたびに、日の本、ニッポンから太陽を運んできたように歓迎されていましたが、わたしが去ると同時に、秋らしい秋のパリに戻るようです。

こちらで落ち合った京都の女友だちと2人、なんだかあてが外れたよね~、セーターもコートもヒートテックも何だったの? 肩をすぼめて枯葉を踏みしめるはずが、あまりの暑さに影を求めて道を右往左往するなんて・・。
と、ぼやいてました。

パリは変わった?というのが友人たちの問いかけ。
この天気じゃ、客観的な判断はできないけど、以前より人が街にあふれている、という印象は否めない。観光都市パリの色合いをいっそう深めたような。自分だけのパリの街角なんて、もう望めないような。

お店もグロバリゼーションとともに一様にこぎれいにモダンになって、観光客目当てのお店が増えた気がします。

とはいっても、フュステンベルグ広場界隈のテキスタイルのブティックのショーウインドウにはやっぱりうっとりと見入ってしまうし、市場の新鮮な果物野菜の安さにはホッとするものがあります。

フロマージュだって、コンテ、ルブロション、サンネクテール、サントモール、エメンタール、グリュリエールと好きなものたっぷり買い込んでも2000円くらい(ナントの屋内市場価格)。嬉しくて浮き浮きします。

そして感動するのが洋服のブティックのショーウィンドウかなあ。
やっぱり何が違うって、セクシーなの、すべてにおいて。
日本のマーケットが若い女性からミセスへとすっとんでしまうのに比して(それで欲しいものがほとんどない)、こちらはディスプレイも大人の女性をイメージしているし、ものがいいか悪いかは別にして、大胆さ、コケトリにおいて、断然、わたくしはフランス派です。

靴も、ランジェリーもそう。

日本はお金を出せば良いものは手に入るけど、デザインの豊富さはやっぱり違う。というか、靴に関してはこちらのほうが好みのデザイン(太めだけどしっかり高いヒールにマニッシュ感のある靴)が圧倒的に多いってことかな。

ランジェリーにしても、スーパーではパンストのコーナーに匹敵するくらい、ガーターベルトいらずのストッキングがいっぱい! 日本でもギャルのあいだではここんとこ網タイストッキングが流行っているようですが、フランス女性ってやっぱり「パンストって、セクシーじゃない」って思ってるんだな。だいたい素足の人、多いですしね。

「Yuko ! この暑いなか、 パンスト脱ぎなさい!」とか言われちゃう。

今回、歩きやすいようにショートブーツでしたしね・・・。

(それでも靴擦れで10日くらい負傷者だった)

そしてあっというまに2週間がたち・・

きょうは最後の日。
ボンマルシェで母のおみやげ買って、本屋さんで読み切れそうな小説をいくつか物色して、帰途につきます。

スーツケースは往路とは比較にならない重さになりそうです。ぐぅ。

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パリ:秋とは言えない夏日和

2011-09-30 03:09:06 | パリ&フランス便り

パリはきょうも暑いくらいの天気。

せっかく日本の残暑を逃れて、涼しい秋風に吹かれて落ち葉を踏みしめようと思っていたのに、まったく予想外の夏日和。

パリジャンはこのときとばかりにカフェやレストランのテラスでバカンス帰りのブロンズ肌にさらに磨きをかけています。

こちらは日傘なんて持ってきてないし、日傘さしてる人なんてひとりもいないし、焼けるなあ・・と思いながら歩いてます。

しんどいのはメトロ。冷房がない車内の蒸し暑さといったら、パリのメトロの香りなんて言ってられない臭いとメランジェして、けっこうきつい。
20分以上乗っているのは正直、苦痛ですわ。

そういいながら、首にスカーフしっかり巻いてる男子とか見かけますからね、みんなどんな体感温度センサーを持っているのやら。

うっふ!

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フレンチすでにギブアップ・・

2011-09-28 08:05:07 | パリ&フランス便り

注意)この前にアップしたブログは日曜に書いたものなので、昨日、と言ってますが市場が立つのは土曜日です。


というわけで、そろそろフランス料理に食傷気味です。
日本であまり口にできない仔羊や仔牛の肉料理をあえて選ぶのですが、半分も食べられない。前菜の野菜の量にすでにギブアップ。

体力はつけなきゃ、と思うのでデザートよりは前菜とメインだけでも食べようと思いつつ、しんどい・・・。

昨日は昔パリでバイトをしていたときの日本人の元ボスの招集で「がんばろう!日本!」の短編映画の上映会に出かけたので、その後、サンドニ通りの安くて美味しい中華で、ちょっと日本人の胃と味覚もホッとしましたが、きょうは一転、昼も夜もフレンチ。明日の夜もたぶん・・・
パリの旅は食べるのも体力のいる仕事のうちです。

くらくらです。
でも、パリ第三大学の論文の指導教官とパレロワイヤルの庭園を散歩したのはちょっと嬉しかったな。

で、夜は映画編集のヤン・ドゥデと奥さんと機織りのマダムと4人でオペラコミック脇のビストロでディナー。11時過ぎ、「メトロだいじょうぶかな」と不安なわたしにヤンは「あ~大丈夫だよ。ブルジョワ風のおじさまの隣にでもいなさい」とアドバイスを受けたので、けっこう長い行程を4番線のメトロで帰りました。

夜は避けるようにアドバイスしてくれる人もいるのですが、もう、疲れてくるとどうでもよくなってくる。ので、乗る。

明日はまたちょっとした仕事関係のアポがふたつ。
モンパルナス墓地の脇道をときおり車が走る音をききながら寝ます。

ボンヌニュイ!

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