暇人おじさんのにゃんにゃんブログ

飲水思源、水を飲みて源を思う、今日も本物を求めて一万歩

名古屋まつり

2015-10-19 13:50:29 | 日記
昨日一昨日は名古屋まつり、55年ぶり位に見に行ってきました。

この祭りは昔からある由緒あるものではなく、戦後市民の楽しみのために始まったものなのでしょうか。
名古屋の4百貨店やその取引先社員を駆り出して、郷土3英傑等の仮装をさせ、市内目抜き通りを練り歩く他、
以前は花電車を各所に走らせていたものです。
花電車は、45年ほど前はまだ走っていたようです。
私の小さい時も、花電車が近所を通ると言うので見に行った記憶があります。
この祭りは、戦後昭和30年以降の高度経済成長とともに、市民の寛ぎの催しの一環として開催されてきたものでしょうが、
今となっては、市民の関心もあまりなく、昨日も往年ほどの賑わい活気はなかったような気がします。
いわゆる神事のお祭りのような住民参加型のお祭りとは違うので、東京の三社祭のような活気がないですね。
それでも写真のように子供たち他多数の人達が楽しんでいましたが。



行列は、名古屋のシンボル鯱鉾を先頭に、3英傑が通っていきました。




行列は、矢場町でおしまいですが、仮装の連中はどうするのだろう、各百貨店に戻って着替えるのだろうかと思っていたら、
貸し切りバスが待っていて、それで着替えのところまで運ばれるのですね。
地下鉄の電車はどこから入るのだろうというのと同じくらい不思議に思っていました。



3英傑とお姫様等は、大須商店街に繰り出し、最後観音様前で花束贈呈記念撮影をしてお開きとなりました。
仮装の皆さま、お疲れさまでした。





ブルガリア国立歌劇場の「イーゴリ公」を観る

2015-10-18 11:58:54 | 日記
昨夜は、久し振りにオペラを見に行ってきました。
愛知県芸術劇場でのブルガリア国立歌劇場オペラ「イーゴリ公」です。

イーゴリ公は何回も見ていますが、ボロディンの未完成作品をリムスキーコルサコフ等が仕上げたものですので、
物語としての中身や完成度はなく、イマイチすっきりしない公演が多いのですが、
その替わり演出次第でどうにでも完成させられるという面白味はあるようです。
今回の演出は、そういう意味ではよく出来ていて鑑賞後感もすっきりして楽しい公演ではありました。
ロシア周辺国の現ロシアに対する皮肉がよくアッピールされている演出のような気がしました。
このオペラは、そういう意味ではうってつけの曲のような気がします。

ちょうど昨日今日は名古屋まつりの日、町もいつになく賑やかに彩られているような気がしました。


再度鮎の生炙り

2015-10-17 00:08:31 | 料理
先日8割方炭火で焼いて残しておいた4匹の鮎を、昨夜最後の焼きを入れて食べました。

先日食べた分は最後まで炭火で焼いたのですが、今回は無水鍋を使って焼きました。
空の無水鍋の上に網を乗せ、鮎を置き、蓋をかぶせて焼きしました。
焼くにつれ鮎の水分が鍋底に落ち、煙となって鮎を燻してくれます。
これが生炙りの良さですね。
鮎自身の出す煙で作る燻製です。
頭から骨まで全て食べつくせ、鮎の美味しさ、特に腹子の美味しさが堪能できる調理法です。
落ち鮎ならではの調理法だとよく理解できたひと時でした。





鮎の生炙り

2015-10-15 00:00:57 | 料理
先日の鮎の甘露煮に続いて、今回は生炙りを作りました。
これは遠火の炭火で燻製するようにじっくりと焼き上げるものです。
以前東京に住んでいた頃は、この時期天然落ち鮎と天然スッポンの時期が重なるので、この両者をセットで食べに行ったものです。

ここ名古屋では天然の落ち鮎は手に入りませんので、養殖鮎で作ってみました。
まずごく遠火の炭火で焼き網に乗せ、2時間ほどじっくり焼きました。
当日は時間がなくなってしまいましたので、これで取り敢えず終了。



翌日、今度は串を立てて炭火近くで続きを焼きました。
焼き色が付き、鮎をつまんで固くなってきたところで焼き上がりです。



はらんを敷いたお皿に盛って完成です。
鮎には塩など何も味付けしていませんが、すだちを振りかけただけで充分美味しくいただけました。
食べる時はしっぽの方を手にもって頭からかぶり付くのですが、養殖ながら鮎の風味が口中拡がり、幸福感に満たされます。
子持ち鮎を美味しくいただく先人の知恵が伝わってくる一品です。