英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

hot だけでは物足りない

2020年08月21日 | 実用英語
昨日の伊那市は最高気温が36.1℃で、今夏7度目の猛暑日&今夏最高気温を記録しました。今週は浜松市で国内最高タイの41.1℃が記録されましたが、アメリカでも未公認ながらデスバレーで54.4℃が記録されました。

日本の猛暑を紹介している日本の英字新聞と、デスバレーの猛暑を紹介しているAP通信の英文記事を比較すると、やはりネイティブが書いている後者の記事の方が難易度の高い語彙を使っているのに気づきます。

「猛暑」は extreme heat で表していますが、AP通信は暑さを表す形容詞で次のようなものを使っていたので紹介します。

sizzling(うだるような)
擬音語の動詞 sizzle(<揚げ物などが>ジュージューいう)の現在分詞。

・Bacon is sizzling in the pan.
(ベーコンがフライパンの中でジュージューいっている。)

・sizzling hot(うだるほど暑い)

・sizzler(非常に暑い日)

鉄板の上で炙られるほどの暑さがイメージできますね。

scorching(焼けつくような)
scorch(~を焦がす)の現在分詞。scorchを名詞で使えば、「焦げ跡」になります。

・I scorched the shirt with the iron.
(アイロンでシャツを焦がしてしまった)

・It is a real scorcher today.(今日は本当に焼けつくように暑い日だね)

・It's scorching outside!(外は焼けつくように暑い!)

blistering(焼けつくような)
blister(水ぶくれ、水ぶくれになる)の現在分詞。これもイメージしやすい暑さですね。

この他にも、日本の蒸し暑さを表す形容詞としては sultry がよく使われます。

hot だけでは物足りない暑さ。どんな暑さかを形容できる語彙力を手にしましょう。

2018年8月 伊那市で37.2℃の歴代最高気温を記録した時の太陽


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芸もないクジラの例文

2020年08月20日 | 実用英語
A is no more B than C is D(AがBでないのはCがDでないのと同じである)は、大学受験を経験した人なら必ず一度は目にしたことのある超有名な比較の構文です。

A whale is no more a fish than a horse is.(クジラが魚でないのは、馬が魚でないのと同じである)の例文で知られるため、業界では“クジラの公式”と呼ばれていますが、「なぜこんなにも意味のない例文を載せているのか」と、いつも疑問を抱きます。
私の好きな作家 Nicholas Sparks著『At First Sight』には、こんな英文が出ています。
He could no more erase that chapter of his life than he could change his birthday.
(誕生日を変えることができないのと同じく、彼は人生におけるあの出来事を消し去ることはできないのだ。)
『At First Sight』2ページ16行目より引用

受験英語では無味乾燥に見える構文も、例文を変えればたちまち斬れる英文として、その存在感を示してくれます。生徒たちには、英語力の根幹をなす受験英語をきちんと指導しつつ、その中に、記憶の片隅に残るような英文(とオヤジギャグ)を織り交ぜていきたいですね。


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英文が自分に近づく感覚

2020年08月19日 | 英語勉強法
現在の高校英語で「コミュニケーション英語」・「英語表現」と呼ばれているのが、私の高校時代はそれぞれ「リーダー」・「グラマー」でした。今でこそ、グラマーで培った文法力で英文を論理的に読む力を養うのがリーダーであり、そのプロセスを“英文解釈”というのだと分かりますが、当時はリーダーも英文解釈の勉強も英単語を覚えるくらいで、何のためなのか分かりませんでした。事実、あの『英文解釈教室』にも高3時にとりかかりましたが、英文中の単語を調べるだけで何のための勉強か実感がなく、当然の様に挫折しました。

ノンネイティブが英語に触れる際に必須なのが、英文の予測と修正です。その力を養うのが英文解釈だと分かった時、文法を学ぶ意義も理解でき、どんなに近づこうとしても近づけなかった難解な英文が、今度は英文の方から私に近づいてきてくれました。

文法を味方にする。
正しい英文解釈の術を身につける。
換言すれば、受験英語から逃げない、ということ。

受験英語の否定は、英語の勉強から逃げた言い訳に過ぎません。高校生諸君、どっぷりと受験英語に浸かってみろ。そこで培われた英語力こそ、真の力となる。「スピーキングができなければ」「聞き流すだけで」「辞書なしで」などの美辞麗句に踊らされるな。


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走り続ける理由

2020年08月18日 | ランニング・筋トレ
これは私の性格ですが、何かやり出すと徹底して究めたくなります。今は生活リズムの基本をすべてランニングに置いています。そして、読む本も例外ではありません。お盆中に読了したのが『負けるな、届け!』です。
リストラにあったアラフィフの女性がマラソン大会の応援で刺激を受け、自らもランニングを始めることで、生きる意義を見出していく内容です。

マラソン大会に出ると分かりますが、ライバルは常に自分であって周囲のランナーではありません。常に自分と向き合い、周囲の人は仲間であり、刺激を与え、与えられる仲間なのです。それぞれが自分自身の決めた目標に向かって走り続けるのがランニングであり人生だと、主人公は気づきます。

最後の方にこんな文章があります。
なぜ、ランナーは走り続けるのか。
走り続ければ必ずフィニッシュラインを越えることができるからだ。
ランニングの全てがここに集約されます。どんなに練習を積んできても、マラソン大会当日は何が起こるか分かりません。最高のコンディションだったとしても完走できるとは限らず、努力が報われる保証はありません。ケガをして休養明けであまり練習を積めていない時の方がいい記録がでることさえあります。しかし、ランナーはそれがマラソンだと知っているので、すべてを受け入れます。

途中どんなプロセスをたどっても、今そこにいるランナーたち。リタイアせずに走り続ければ、必ずフィニッシュラインを越えることはできるのです。


読み終わった後、すぐにでも走りに行きたくなりました。そして、願わくば、一日も早く新型コロナが終息してマラソン大会が再開され、多くのランナーたちと日々の努力の成果を認め合いたい。そして、沿道の方々の応援を受けてゴールまで走り抜きたいと、強く思いました。


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猛暑の夕方に

2020年08月17日 | ランニング・筋トレ
静岡県浜松市で日本国内の今年最高気温40.9℃を記録した昨日は、長野県伊那市も今年最高の36.0℃を記録し、危険な暑さとなりました。しかし、暑さへの耐性を高めるためにも日課のランニングは行わなければなりません。次男の夏休みの課題研究をチェックした後の夕方4時から走り始めました。

午後4時でもアメダスは35.4℃を記録。降り注ぐ強烈な西日。この猛暑の中、何かあってはいけません。体調に異変を感じたら、すぐに家に帰れるよう、近所の周回コースを走りました。

7周目に入り、約6kmを走っていた時、ご近所のお婆ちゃんが突然「ちょっと、休んでいきなさい!」と、ご自宅の庭から声をかけて下さり、スポーツ飲料をいただきました。何でも、この暑さの中を走っている私の姿を見て、心配でいられなかったとのことです。

喉を潤しながら、しばし談笑。吹き出してくる汗とは反比例して、ゆっくりと流れる真夏の夕刻。田舎のお婆ちゃんは優しい。世の中、捨てたもんじゃない。

応援してくれる人がいると分かると、必ずパフォーマンスが上がる。事実、スポーツ飲料をいただく6kmまでは約5分30秒/kmだったのが、次の5kmは4分45秒/kmで走れました。あの暑さの中、後半にペースを上げての11km走・・・。

お婆ちゃんのためにも大会が再開されたら頑張って自己ベストを更新しようと、気持ちを新たにした猛暑の一日でした。


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屁糞葛でボキャビル

2020年08月16日 | 実用英語
近くの県道の生け垣に綺麗な花が咲いていたのでカメラに収めました。
詳しく調べてみると、ヘクソカズラ(屁糞葛)でした(^_^;)
アカネ科ヘクソカズラ属の蔓(つる)性多年草で、やぶや道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせる。葉や茎など全草を傷つけると、悪臭を放つことから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名がある。(Wikipediaより)
英語では skunkvine と言うそうな。スカンク(skunk)の蔓(vine)でそのままですね(笑)。ここで vine を使ったイディオムをご紹介します。

hear ~ through the grapevine

直訳したら「ブドウの蔓を通して~を聞く」ですが、そこから「~の噂を耳にする」「~を人づてに聞く」となります。

I heard through the grapevine that Mike was studying abroad.
(マイクが留学するだろうという噂を私は耳にした)

このイディオムは、もう20年近くも前に、留学から帰国して英語力を維持するために取り組んでいた「やさしいビジネス英語」で覚えた表現。昔覚えたものは忘れないから不思議なものです。


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猛暑のお盆

2020年08月15日 | 閑話
昨日の伊那市の最高気温は35.8℃となり、今夏最高気温と今年2回目の猛暑日を記録しました。暑くなることは分かっていたので、午前9時には家を出て、三峰川と黒川へ遊びに行って来ました。
車でわずか30分。南アルプスの麓で涼もうと思っていましたが、やはり暑かったです(^▽^;)

今日は昨日よりも最高気温が高くなる予報が出ている信州伊那谷です。皆さんも熱中症にはお気をつけてお過ごしください。


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コツコツ、一定のリズムで

2020年08月14日 | 閑話
お盆休みに入りました。

「休日だから」といっていつもより英語の勉強を多くしたり、ランニングで長い距離を走ったりするのではなく、休日も平日と変わらないリズムで行うことが大事です。

何かで目標を達成するには、決めたことを毎日淡々とこなすことが肝要。平日も休日も関係ありません。このブログの更新もそうですね(^^)。毎日コツコツと更新を繰り返し、3,000日連続更新が近づいてきました。その日に感じたこと、その時に必要とされているであろう情報を綴る。ブログの更新継続のコツはただそれだけ。タイミングがズレてしまったら、ブログ記事をせっかく書いても意味が薄れてしまいますね(^_^;)




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意志の強さ

2020年08月13日 | ランニング・筋トレ
先週8日からの最高気温が31.6℃、32.7℃、32.8℃、34.1℃、35.0℃と推移し、昨日は今年初めての猛暑日となった信州伊那谷です。

夏期講習や暑さでついつい言い訳をしてしまいそうですが、何とか毎日10km以上を走れています。その時は大変に思えても、行動してしまえば、後から振り返ると充実感が残ります。

毎日やると決めたことを、やるのかやらないのか?日々が充実しているかは、意志の強さにも依っていると感じている、お盆初日です。
暑すぎて、Ryeは「ほっかむり犬」になりました(笑)。


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荒波に乗る

2020年08月12日 | 指導現場にて
今年の高校生たちの夏休みは短い。例年でさえ信州の小中高生の夏休みは短いが、今年はさらに短くなって、多くの学校が18日に始まるようです。

休みが長いとだらけてしまったり、基礎力が備わっていないのに大手予備校の夏期講習を受講するなど身の丈以上の勉強をしてしまいがちなので、そういう点からは良かったのかもしれないが、特に高3生にとっては、大学入試制度改革、新型コロナ禍に振り回されて、大変な年になっていることは間違いない。

でも、何が起こるか分からないのも人生。起こったことにどう対処するかで人間性が鍛えられるし、その後の人生が豊かになる。そんなことを考えていた時、ふと4年前の赤本に記されていた「はしがき」を思い出した。

2016年度教学社赤本の はしがき
読んでいて心にこんなにスッと入り込んでくる文章です。 失敗から教訓を得、そして、結果につなげる努力とつながった時の喜び。満足のゆく結果を残せたとき、その根底に共通して流れるのは「自分はやれば出来るのだ」という陳腐な、しかし、究極なプラス思考。大学受験にはそれぞれのドラマがあります。

もし今、目の前に迫りくる“大学受験”という大きな荒波にもまれそうなら、この「はしがき」をじっくりと読んでもらいたい。そうすれば今すべきことに意味を見出せ、必ずその波を乗り越えることができます。いや、気づけば、その大きな波に乗って、自分の望む人生という大海原を楽しめているはずです。


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