英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

10月を締めくくる充実の日曜日

2016年10月31日 | トラスト英語学院
昨日はトラスト英語学院2つの無料セミナーを実施しました。

午前中は中3生対象の「高校入試 リスニング対策」。“リスニング力ではないリスニング力”をテーマに、リスニング問題を解く際の実践的方法だけでなく今後の学習法にいたるまで、90分間講義させていただきました。
夜は高校1・2年生対象の「大学入試 本物の英文読解力」。英単語を覚えるだけでは英語ができるようにはなりません。大学入試で扱われる抽象度が高く高度な内容の英文を読めるようになる勉強法と、今後の大学入試に向かっての心構えを120分間にわたって伝授しました。
どちらのセミナーも中高生たちの勉学に向かう真摯な姿に感銘を受けました。受講された皆さんの英語力が飛躍することを、祈っています。


昨日は午前中の中3生のセミナーの後、日課のジョギングをし、自宅近所の周回コースで初めて10周・7km走りました。ノンストップでちょうど40分間。ジョギングを始めた4週間前では考えられないことです。その後には、これまた日課の筋トレも行いました。いつもと違う日曜日でも、やると決めたことはやる。日々の継続を自ら実践することで、生徒たちの motivation booster でありたいと思った充実の日曜日でした。

これで今月予定した4回のセミナーが終了しました。たくさんの方との出会いに感謝します。これからも伊那市の英語専門塾として、セミナーをはじめとした様々な学びの機会を提供してまいります。


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イディオムは生きた英語

2016年10月30日 | 英語勉強法

高2生に授業をしていた時、ふとしたことから call a spade a spade(率直に言う)というイディオムを紹介しました。

call a spade a spade
… to speak about things in a direct and honest way, even though it may be impolite to do this

このイディオムは、アメリカに住んでいた時によく見ていたシットコム「Fridends」で、リサ・クドロー演ずるフィービーが言っていて、覚えた表現です。このような口語で使われるイディオムを収めている熟語集は日本にはないと思っていましたが、渡米前に購入してお風呂でペラペラめくっていた『風呂で覚える英熟語』(教学社)に載っていたのを、帰国後に発見しました(爆)。

教学社は、大学入試過去問(通称“赤本”)を出版している出版社です。本著は実際に大学入試で出題された英文の中から、一般の受験生には馴染みがない英熟語を中心に編集されています。一般的な参考書にはまず収められていないものばかりで、アメリカ留学中や帰国後に英検1級用問題集で出くわした熟語のオンパレードです。例えば、

have it both ways
beat around the bush
hold water
follow suit
on the go
fix up ~ with …
get a kick out of ~
hit the ceiling
have a sweet tooth
have butterflies in one's stomach
make a mountain out of a molehill
play it by ears
be wet behind the ears
start from scratch
in the same boat
in hot water
to put it in a nutshell
back to square one
once in a blue moon
with flying colors
in full swing

などなど・・・。ここに記したのは、私が留学中に覚えたものばかりです。ということは、ものすごい実用的だという証。大学受験用にしておくのがもったいないくらいですね。裏を返せば、大学入試で実用的な英語表現が使われるようになってきているということでしょうか。

皆さんのお気に入りの熟語は何ですか?

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私が選ぶ英語教材ランキング

2016年10月29日 | 英語勉強法
一昨日発売のムック『英語教材完全ガイド 最速で身につく! 英語力 最強の1冊』の特集ページに登場させていただきましたが、取材時に、Reading・Writing分野とListening・Speaking分野に分けて、おススメ教材のランキングをつけさせていただきました。雑誌では英語のプロたちが選んだものがランキングで載ってますが、せっかくですので私のランキングを以下に記します。ちなみに、今回はTOEIC関連の教材は除いたものになっています。

Reading・Writing分野
1位:『基礎英文問題精講義』(旺文社)
2位:『英文法解説』(金子書房)
3位:『LONGMAN 英英辞典』
4位:『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』(BARRON'S)
5位:『新・基本英文700選』(駿台文庫)

Listening・Speaking分野
1位:「ENGLISH JOURNAL」(アルク)
2位:『起きてから寝るまで英語表現シリーズ』(アルク)
3位:「実践ビジネス英語」(NHKラジオ講座)
4位:『アメリカ口語教本』(研究社)
5位:「1000時間ヒアリングマラソン」(アルク)
それぞれに思い出があって、一言では言い尽くせません。もちろん、購入したけど挫折し、本棚でそのまま眠っている多くの参考書や問題集があります。そして、TOEIC関連のものはその数十倍はあるでしょう。

『1100 WORDS YOU NEED TO KNOW』
参考書や問題集は英語学習の大海原を航海する際のチャートです。そのチャートを生かすのも学習者次第。最強の一冊に出会えるといいですね。


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あなたにとって最強の1冊は?

2016年10月28日 | 英語勉強法
昨日発売のムック『英語教材完全ガイド 最速で身につく! 英語力 最強の1冊』の特集ページに登場させていただきました。
以下は私の写真やコメントが載っている箇所の抜粋です。






※取材時に、L・R・W・Sの各分野について、おススメ教材のランキングをつけさせていただきました。私のランキングを明日の記事で公開します(^^)/

多くの方が本雑誌を手にされて英語学習の一助にしていただければ幸いです。しかし、次から次へと新しい参考書や問題集に目移りして、結局は「買って終わり」「数ページやって終わり」という最悪の事態は避けなければなりません。やたらと参考書類の書評に詳しいのに、理論が先走って行動が伴わないのは、実は、高校時代の私です(笑)。自称“参考書評論家”で、どの問題集や参考書が大学受験にいいか薀蓄を傾けていましたが、自分は何もやっていなかったという・・・。

いくら英語のプロが薦めるからといって、万人に効くものはありませんし、それぞれに一長一短があります。もし今ご自分のやりかかっている参考書類があれば、まずはそれを徹底してやってみましょう。そして、何度も繰り返し、その著者以上にその本に関しては詳しくなったという実感が持てたら、次の一冊に取り掛かるべきです。


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行動に移せば成果が出る

2016年10月27日 | 趣味
『ブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座』を読了。
これまでのブログ指南書は、アフィリエイトの話やお金目当てのブログ運営という側面のものが多く毛嫌いしていました。私はブログを金銭目的でやっているわけではないので、本ブログも広告が非表示になる有料プランにしている程です。

しかし本著は、ブログを読んでくれるファンをいかに増やすかの指南書です。ブログについてのすべてが微に入り細に穿って書かれています。確かに書名に“マネタイズ”とありますが、ブログの収益については1割程度しかページが割かれていません。

私は本ブログ「英語道」を2005年に始めましたが、11年間にわたるブログ運営の中で学んできた実地の知識が書かれていて「そう、そう!」と納得したり、これまで気づかなかったポイントが出し惜しみなく書かれていて、本著はブロガーにとっての基本テキストです!

時を同じくして永友一朗先生の「SNS活用セミナー」で学んだブログのデザインや書き方等についてのアドバイスも取り入れて実行に移したところ、訪問(ユニークユーザー)数が1.7倍程度に増えて、それ以降も安定して推移しています。一つの壁を突き抜けた感じがします。最近はFBやTwitterが流行でブログの存在価値が薄れてきたように感じましたが、ブログの意義と底力を感じています。

セミナーを受講したり自己啓発書を読み漁る大人をよく見かけますが、それだけでは何も変わりません。学びを行動に移せるかがカギです。ほんの少し行動に移すだけでも成果は出てきます。
生まれ育った伊那市の英語専門塾として、英語・子育て・教育についての有意義な情報をこれからも発信してまいります。


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自分を変化させる想い

2016年10月26日 | 趣味
受験合格ノウハウを発信し続ける小田恵美子さんのツイートからの引用です。
結果を出せない人というのは、とにかく無暗に未知のテクニックの大量収集に走るが自分を変化させることは拒む。結果を出す人というのは、何かを習ったらそれをためしにやってみて、自分の日常に取り入れて習慣化・定着させ、自分を変化させる。
耳の痛い人も多いのではないでしょうか。例えば、「TOEICで800点を取る」という目標を立てたのに行動に移せない。どの問題集がいいかリサーチし購入、やるべきことは分かっているのに、行動が続かない。結局、時が過ぎ、気持ちが再び向いた時に新しい問題集探しに傾倒する。
9月26日から始めたアルコール無摂取が30日連続を達成しました。晩酌をしないことで、就寝前の勉強時間が今まで以上に確保され、翌朝の体調も良くてジョギングと筋トレも快適に継続できるという好循環があります。

一日目は50回からスタートして少しずつ回数をアップし、最終的にはスクワットが一日250回までできる筋力をつけるという「30日スクワットチャレンジ」が流行っていると聞き、先週の木曜日から筋トレに加えました。そのチャレンジも6日目を迎え、80回連続のスクワットもこなせました。

なぜここまでストイックになれるのか?日々の小さな努力を積み上げる大切さとそれを継続する力の威力について、自ら範を垂れようとして英語の勉強を続けてきましたが、「英語の指導者が英語の勉強を毎日やるのは当然でしょ」と生徒たちが考えていることに気づきました。だからこそ、畑違いのジョギングと筋トレで継続と習慣化の威力を示そうと決意した。「最初は辛いと思ったことを、俺は継続できて結果を残せてるよ。で、お前たちはどうなの?やらない言い訳探しに奔走してないか?」と。

何かを継続して習慣化させ自分を変えようとする時には、強い想いが必要です。私にとってそれは、生徒のやる気を喚起すること。ただそれだけです。


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解くだけで満足ですか?

2016年10月25日 | TOEIC・英検など
初めてTOEICを受験するために当学院で学ばれる社会人の方の指定テキストとして、HUMMERさんの新刊『はじめて受けるTOEICテストパーフェクト入門』を採用させていただきました。
タイトルからはTOEIC初心者向けの印象を受けますが、その内容の充実度には満点取得者でも圧倒されます。

TOEICを初めて受ける方を対象にした本は得てしてレベルが低い傾向がありますが、本著はTOEICの本試験のレベルです。さすがHUMMERさんですよね。こういうのを待ち望んでいたんです。TOEIC初心者用であって英語初心者用ではありませんので、800点前後の方がタイトルから判断して手にしなければ、大切な学びの機会を逸することになります。

そして、カバー袖の言葉にHUMMERさんの人柄を感じます。
復習とトレーニングが
スコアアップのカギです!
音声を使って、
 声に出して、
 書き取って、
 ディクテーションして、
問題文書を使って、
 英文音読して、
 セルフ解説して、
本がぼろぼろになるまで
活用してください。
私は、TOEICで点数が伸び悩んでいる学習者の方に「問題集を完璧に理解できるまで何度も繰り返し徹底しましょう」とアドバイスさせていただいてますが、問題集を解くことと徹底することは別物です。問題集を解くだけで満足していませんか?解くことは“作業”に過ぎません。徹底して繰り返すことで真の実力がついてきます。

問題集を買っても、最初の数ページをやっただけで挫折してしまい別の問題集に手を出すという、虚しいスパイラルに陥る学習者は多いと思います。まずは一冊をやり倒してみましょう。そのための一冊が本著です。解説が詳しいので英語が苦手な方でも安心して取り組めます。「TOEIC用だから」とかそんなのは言い訳に過ぎません。本著を繰り返してボロボロになった時、TOEIC点数だけでなく、英語力が上がった自分に気づけるはずです。

私も教材研究で本著を徹底して繰り返し、来月のTOEICを迎えます。基本の徹底追求にこそ、真の英語力が宿ります。


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継続の先にあるもの

2016年10月24日 | 英語勉強法
英語ができる人とは、英文構造を瞬時に把握できる人と私は定義します。それは、Listening・Reading・Wrighting・Speaking の4技能すべてに共通して求められる力。その根底にあるのは言うまでもなく文法力です。先日の記事でも書いたように、ただ単語を羅列するという虚しい作業の連続からは何も生み出されません。「英語の勉強=単語の暗記」という等式を信じなくなった時から、英語力の向上が始まるとも言えます。
語学習得のキーワードは“継続”です。私の場合、仕事である英語は継続できていて当然ですので、ジョギングと筋トレで生徒たちに自ら範を垂れるつもりです。

一昨日の土曜日は午前中から授業が入っていたので、朝のジョギングはいつものコース5周を3周で行いました。その後、出かける準備をしていて、「ちょっと物足りないな」と思うとともに、汗も出ていなし息も上がっていない自分に気づきました。ジョギングを始めてわずか3週間ですが、すでに心肺能力と基礎体力の向上を感じられるようになりました。これこそ継続のなせる業ですね。

継続が習慣化して日常になった時、かつての自分とは違う自分がいることに気づけます。「昔の自分は甘かったよな」と過去の自分を笑い飛ばせた時、そこには成長した現在の自分がいるはずです。


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人生を充実させる代償

2016年10月23日 | 指導現場にて
受験合格ノウハウを発信し続ける小田恵美子さんのツイートからの引用です。
早大生に「大学楽しい?」って聞いたら「むちゃくちゃ充実してますよ!って言われた。彼は現役で早稲田に入るために、1日10時間以上、受験勉強した。人生を充実させるには代償が必要。若いうちの代償は安い。年取ると高くなる。払うべき時に払うべき代償を払っておかないと、高くつく。
心に響く言葉です。旺文社の『基礎 英文問題精講』にも同じようなことを説いた英文が載っています。
Each stage of life is a preparation for the next as well as a complete life in itself. Childhood and youth are too precious to be sacrificed to the present convenience of adulths or the later requirements of adult life, but, if they are lived only for their own sake, later life will become miserably poor and bitter regret will be in store.
(人生のそれぞれの時期は、それ自体独立したものであるとともに、次の時期のための準備期間でもある。子供時代と青年時代は、大人たちの現在の都合や、自分がのちに大人になったときの必要のために犠牲にするにはあまりにも貴重なものであるが、もしそれらの時代がそれ自体のためにのみ生きられるならば、のちの人生はみじめなほど貧しいものとなり、将来きっと苦い後悔を味わうことになるだろう。)

‐‐‐『基礎 英文問題精講』62ページより引用

一度はやろうと決意したことを、私たちは色々と理由をつけて先延ばしがちです。その結果が望まない人生であり、その原因を自分ではなく周囲に求めようとしてしまいます。もし現状に満足していない、もしくは、よりよい人生を歩みたいのであれば、努力と我慢は絶対に必要となります。

眠いけど毎夜少しの単語暗記を続ける、通勤通学時間に聞いていた音楽を英語のリスニングに充てる、見たいテレビを我慢して問題集を解く。何かを犠牲にして小さな努力を継続していった先に、充実した人生が待っています。そして、人生が充実した時、昔払った代償が実は代償ではないことにも気づいているはずです。


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単語だけではナンセンス

2016年10月22日 | 英語勉強法
TOEICや大学受験の文法問題を解いていると、「こういう文法知識がなければ、実際のコミュニケーションの場面では言いたいことも言えないな」と改めて思います。

文法を知らなければ限られた文構造で英単語を羅列するだけの作業とでもいえましょうか。英語を話す時も単語の羅列。英文を読む時も単語の意味をつなげて推測するだけ。リスニングも、聞こえてきた単語の意味を何となくつなげるだけ。何と生産性のない虚しい作業でしょうか。「それでも伝わった」と思っているのは本人だけで、ネイティブはどう感じたかまでは分かりません。
英語力の基礎をなすのは文法です。単語を覚えても、文法・語法が疎かではダメ。しかし、文法が分かっていても、語彙力の不安が純粋な文法知識に影響してしまう可能性もあります。英語学習では当然のことですが、文法を理解しつつ、単熟語を常に覚える姿勢が大切です。

ただ、英語が苦手な学習者に「単語だけ覚えろ」と言うのはナンセンスだということは、確実です。


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