(「今シーズンの締めくくり、安曇野ハーフ①」の続きです)
中間点(10.55km)を44分18秒で通過。
天気は晴れていましたが雲も多く、いい感じで曇ってくれて、風もさほど感じず、走りやすいコンディション。慌てることなく後半に入っていきました。後半からスライド区間があり、ラン友さんの様子も分かります。お互い手を上げたり頷きながら、エール交換しました。
昨年・一昨年の安曇野ハーフと同じくらいのペースで飛ばしてきましたが、スピード持久力の強化を意識して練習してきた今年は、足も心肺も余裕がありました。
16km、例年通り、安曇野市スポーツ大使の有森裕子さんがハイタッチで活を入れてくれました。サブ90のペースは何とか維持しながら、最後の2km。道幅も広くなり、気持ち良く走れるところです。多くのランナーがラストスパートをかけ始めますが、遠くで右足が攣りそうな感覚がありましたが、少しペースアップできそうとも思いました。
実は8kmあたりからラン友のChrisさんの後について走っていました。Chrisさんは気づいていらっしゃらなかったようですが、走力がほぼ同じなので、結果的に約13kmの距離を背後2mくらいで追走するような形になっていました。最後の交差点を右折し、あと200m。ゴールラインが見えました。上り坂ですが、渾身のスパートでChirsさんを追い抜きました。あと50m、「よし、1時間28分台、自己ベスト更新だ!」と思うやいなや、Chrisさんに追い抜かれました。すぐに後を追いかけ、1秒の差もないままにゴール!最後は3分50秒/kmを切るスピードまで上げられましたから、ライバルと競り合うって大切ですね(^^)
練習で記録していたハーフの自己ベスト1時間28分12秒は更新できませんでしたが、大会で記録していた公認の自己ベスト1時間29分22秒を48秒更新する1時間28分34秒でした。そして、今回は全力を出しつつも「まだ走れる」という余力もありましたので、今年に入って取り組んできたスピード持久力の強化が奏功しているように思います。
その一方で、フルマラソンでサブ3するには、ほぼこのペースでハーフをもう一本走るわけです。それは今の自分には到底無理です。今シーズンはフルとハーフの両方で自己ベストを更新できた訳ですが、その平均ラップを比べると、
フル 4分28秒/km × 42.195km
ハーフ 4分12秒/km × 21.0975km
となります。1km当たり16秒、100mだと1.6秒違うだけですが、距離が倍になると足がついていきません。サブ3を目指すにはこの「100mを1.6秒」が私のキーワードとなりそうです。

2024-25シーズン最後の大会が終わりました。今シーズンは昨年9月の駒ヶ根ハーフや11月の松本マラソンで思うような結果が出ず焦りがありましたが、その原因が重度の貧血だと分かり、治療に専念しながらも地道な練習を継続した結果、今年に入ってから走力がワンランクアップしました。2月の京都マラソンと4月の長野マラソンでの連続シュガーカット(3時間10分未満)とPB更新、そして、今回のハーフのPB更新がそれを証明してくれていると思います。
貧血の時は「もう走るのをやめよう」とまで考えていましたが、乗り越えた先にこんなに素晴らしい結果が待っているとは思いもしませんでした。無駄な経験なんてありません。すべてのことは、必ず将来につながっているんですね。

帰路、みどり湖SAで食べた山賊焼定食が、マラソン後の身体に染み渡りました(*^-^*)
安曇野ハーフマラソンから帰宅後、走り足りなくて、いつものランニングコースを4kmほど走り、最後にWS(流し)も120m×4本、行いました。「俺ってホントに走るのが好きなんだなー」と妙に納得した水無月の最初の一日でした。
完走賞は安曇野産のお米!600gですが、このご時世に太っ腹です\(^o^)/