10年前の6月、家族で訪れた、私の第二の故郷・シアトル。
暑い夏になると必ず思い出す、パインストリートから望むエリオット湾。
留学から23年、再訪から10年が経ちましたが、今度はいつシアトルを旅できるだろうか。その時のために、今以上の英語力を身に纏い続けます。
10年前の6月、家族で訪れた、私の第二の故郷・シアトル。
暑い夏になると必ず思い出す、パインストリートから望むエリオット湾。
留学から23年、再訪から10年が経ちましたが、今度はいつシアトルを旅できるだろうか。その時のために、今以上の英語力を身に纏い続けます。
先日の信州安曇野ハーフマラソンに出場した時のこと。駐車場からスタート会場に向かうシャトルバスに乗ると、目の前にこんな英文がありました。
Please fasten seatbelt while seated.
案内文なので、新聞の見出しと同じく、冠詞・所有格などの限定詞やbe動詞が省略されてしまいますが、分かりやすい英文ですね。
もし、より正しく書くなら、
Please fasten your seatbelt while you are seated.
でしょうか。
seat には「座席」という意味の他に、他動詞として「~を座らせる」という意味があります。それを受け身にして、「座らせられる」=「座る」という自動詞的な意味になります。
また、seat oneself「自分自身を座らせる」=「座る」と、イディオム的に載せてある辞書もあるくらいです。
この他動詞+再帰代名詞を使った語法で覚えておきたい表現に以下のものがあります。
・enjoy oneself「自分自身を楽しむ」=「楽しむ」
・kill oneself「自分自身を殺す」=「自殺する」
・hurt oneself「自分自身をケガさせる」=「ケガする」
たとえマラソン会場に向かうバスの中でも、英語の勉強のネタを見つけることができます。学ぶきっかけはどこにでもあります。
先日のブログ開設20周年の記事をXにリンクしたところ、次のような引用リポストをフォロワーの方にしていただきました。
20周年おめでとうございます!このブログを通じて700選の英文音読を始めました。これからも有益な英語学習に関する情報の発信よろしくお願いします。
私のブログを読んでわずかでも刺激を受けて、何かを始める。そして、それがその人のその後の人生を好転させるきっかけになっているとしたら・・・。こんなに嬉しいことはありません。
私も『700選』の毎日100英文音読は今でも続けています。2018年11月19日に始めて、今週で339周目に突入しています。一冊を300回以上繰り返すと、脳内に何が起こるか?そして英語力がどう変わるか?それを言葉で説明することは難しいほど、やった人にしか分かりません。
さあ、ブログの更新と同じく、『700選』の100英文音読も、これから毎日続けていこう。
2025年も十日が過ぎました。「もう十日」か「まだ十日」か?
私の中では今年は時間がゆっくり過ぎている感じがして「まだ十日」ですね(^^)
新年に立てた決意はいかがでしょうか。それに向かって日々の努力を積み上げているでしょうか。忘れてしまっていたり、サボってしまっていたら、この週末の3連休でふんどしを締め直すべきです。
因みに、「決意」は英語では resolution。2023年度第2回英検準1級の語彙問題でも出された重要語です。今月末に英検を受ける人は必ず覚えておきましょう。こういう小さな積み上げが、大きな成果につながります。私の好きな英語の文章(格言)を2つ紹介しておきます(^^)/
From small beginnings come great things.
(小さな一歩が大きな結果を生む)
Big oaks from little acorns grow.
(樫の大樹も小さなドングリより育つ)
私自身は?と問われれば、フルマラソンでのシュガーカット(サブ310=3時間10分未満)に向けて、毎日の走り込みと筋トレ・ストレッチを欠かさずに行っております。重度の貧血も治り、日々の10km走でも45分未満(4分30秒/km未満)で確実に走れるようになりました。
もちろん、6年以上毎日続けている『新・基本英文700選』の毎日100英文音読、12年以上毎日続けているTOEICパート3・4の各スクリプト10回音読、そして、今月16日で12年連続となるブログの毎日更新も続けております。やると決めたら毎日継続する。それが結果を出す一番の近道。陳腐(banal)でしょう?でも、これが真実です。
NETFLIXで『イカゲーム』シーズン2が始まり、話題になっていますね。私は一度も観たこともありませんが(^_^;)
妻は観ているようで、シーズン1の時は趣味の編みぐるみで、キャラクターを制作していたほどです。
『イカゲーム』は英語では『Squid Game』で、そのまま直訳ですね。インドネシアの英字新聞 The Jakarta Post に、公務員試験の合間に役人たちがイカゲームのキャラクターに扮して、緊張した受験生を和ませたという記事を3年前に読んだのも思い出しました。→'Squid Game' soldiers 'entertain' CPNS test partcipants
squid(イカ)
octopus(タコ)
mollusk(軟体動物)
英語学習者としては、これらの単語は当然の様に知っておきたいですが、海鮮類の英単語を覚えたい場合は、回転寿司店のタッチパネルを英語バージョンにして見ると、とても勉強になりますよ(笑)。
一昨日の信濃毎日新聞のスポーツ面に、MLBが最近進めているルール改正についての記事がありました。その中に「ナショナルパスタイム」という言葉が出ています。
national pastime(国民的娯楽)
pastime(娯楽)は、大学受験用の英単語集には必ず収められている英検2級レベルの英単語です。もし知らなければ、この記事を読んだ時に、「このカタカナの綴りは何だろう?」と疑問を持って調べられるかどうかが、語彙力がつくかの否かの分かれ目ですね。当ブログの読者の中にはトラスト英語学院塾生や英語学習者の方が多いと思いますが、「pastime(娯楽)」を知らなかったら、今この場でメモるか、カード化するか、手持ちの単語集を調べるか・・・。何らかの行動を起こさないと、英単語を覚えるせっかくのチャンスを棒に振ることになってしまいますよ。
今月末に行われる英検が迫ってきました。直前期も語彙力を伸ばせば合格も近づきますし、英語力の礎も築けます。少しの工夫と行動力で単語を覚えていきましょう。
あるショート動画で、conundrum という難易度の高い英単語が紹介されていました。
conundrum「なぞ(なぞ)、とんち問答;難問」
12,000語を12のレベルに分類したアルクのSVL(Standard Vocabulary List)では最上級のレベル11(自分の視野を広げる英単語)に相当する難単語。
さて、どう覚えるか?
発音は コナンドゥラム ですので、私だったら、「名探偵コナン、ドラムを叩きながら謎を解く」と覚えます(笑)。
英単語の暗記には工夫が必要です。単語集をただボーっと眺めていても覚えられません。単語集に追加情報を書き込む、語源に注目する、接頭辞や接尾辞で覚える、語呂合わせで覚える、裏紙に書きなぐる等々、あらゆる手段を講じてボキャブラリーを増やしていきましょう。
共通テストまで33日。もちろん、その後も私立大学の一般入試や国公立二次試験も控えていますし、推薦で大学合格を決めた受験生は、英検やTOEICを受験するかも知れません。直前期の今だからこそ、もう一度、これまで取り組んできた英単語集を繰り返して、見出し語を見て次の2点ができるか確認してみましょう。
①瞬時に正確な発音ができる
②瞬時に(一つの)意味が言える
「瞬時に」が重要なのです。例えば、intellect を見て、「えーと、”知性”」と言っているようではダメです。その「えーと、」が成長を邪魔しています。
今から12年前の2012年11月23日に宿泊した群馬県富岡市のホテル アミューズ富岡の朝食の写真。
2012年11月24日 撮影
なぜ、この写真に思い入れがあるのか。
当時、塾業界に転職して9年目を迎えていました。その年の夏頃から、そろそろ独立開業して、自分の英語塾を開きたいと考え始めていました。そのためにはまず、970点で満足してしまっていたTOEICで990点満点を取得しようと決心しました。12年前の勤労感謝の日、妻の実家に久しぶり家族で出かけて義父母宅の近くにあるこのホテルに宿泊したのですが、家族がカラオケに行っている間、駐車場の車中で私は独り公式問題集をやっているほど、本気でした。そして、翌日は富岡から伊那へ戻ってきて夜10時まで仕事をしたのですが、出勤途中にドラッグストアの駐車場に車を止めて、公式問題集のパート3と4のスクリプト各1セットを10回ずつ、計20回音読したのを覚えています。この時から、「990点満点を取るまでこの音読のルーティンを続けていこう」と決意しました。そしてなぜか、その日の朝食が記憶に残っているという・・・(笑)。
あれから12年。2014年4月に990点満点を取得してからも、TOEICパート3と4のスクリプト各1セット10回ずつの音読ルーティンを一日もサボらずに継続し、一昨日でちょうど12年を迎えることができました。2012年11月24日から2022年11月23日までの4,383日間、回数にしたら87,660回を音読したことになります。私以上にTOEICのスクリプトを音読している人は、いないでしょう。
TOEICにしろ大学受験にしろ、結果が求められる時に人は安易な方法を模索しがちです。でも、そんな付け焼き刃的な勉強では実力が醸成されることもなく、望む結果を手にすることはできません。足元を固める、揺るぎない基礎を作り上げる勉強こそが実は近道なのです。
このパート3と4のスクリプト音読は、先日丸6年間の音読継続を達成できた『700選』の音読と共に、これからも毎日続けていくことでしょう。おそらく死ぬ時まで。なぜなら、それらが私の英語力の生命線だからです。
因みに、毎年出場してきた群馬サファリ富岡マラソンでは、アミューズ富岡がコースになっています。後半の上り坂が始まるきつい所ですが、毎回あの日の朝食を思い出して、乗り切っています(笑)。
2018年11月19日から毎日続けている『新・基本英文700選』の一日100英文音読。一日100英文を声に出して音読するだけですが、一週間で一冊を1周できます。
一日もサボらず続けて、今日で丸6年。314周しました。 平日だろうが休日だろうが、旅先であろうが、フルマラソンを走った後だろうが、体調が悪かろうが、やると決めたことはやる。そうでないと、英語力は伸びないし、維持できません。
一文ずつ暗記しようとするのではなく、一日に100英文を、ただ声に出して読むだけ。でも、100周した位から、読んでいる英文の次の英文が自然と口をついて出るようになり、200周を超えたあたりから、英文と同じ状況に出くわすと、その英文を知らず知らずのうちに口ずさんでいる不思議な感覚を覚えました。
大学受験時代に最も取り組んだ『700選』。大人になった今、受験生の時よりも時間をかけて取り組んでいることによって、英語をより体系的に捉えることができるようになりました。
そんなレベルに達するには、平凡でつまらないことを愚直に繰り返すしかありません。やると決めたらやる・・・。自分で言うのも変ですが、私の長所です。
一日100英文の音読。時間にして10分程度。でも、Easier said than done. (言うは易く行うは難し。)
継続すれば結果は必ずついてきます。「英語ができない」「TOEICで目標点が取れない」「模試の偏差値が伸びない」と言っている生徒に共通してるのは、できない言い訳探しに奔走して、自分で勝手に限界を決めて可能性を否定し、継続していないこと。
「今日は疲れているから」と翌日や週末にまとめてやろうとしてもダメ。それを“サボり”というのです。結果を残すには単純なことを愚直に毎日続ける姿勢が求められます。やると決めたことは意地でもやり続ける。たった10分の音読でも、毎日継続すれば、人生は変わります。
高1生との授業で、教材の英字新聞記事中に heed という英単語が出てきました。もちろん、その生徒は初めて出会う英単語で意味も知りませんでしたが、私が heed を覚えたのは実は高1の時です。
合唱コンクールでクラスで歌ったのが、当時(1987年)世界を風靡していた「We Are The World」。
「せっかく歌うのなら、歌詞の意味も完全に理解しよう」と、英語の時間を使って副担任だった先生が教えてくださいました。その歌詞の最初に、heed が出てきます。
There comes a time when we heed a certain call.
(私たちがある声に耳を傾ける時が来る)
heed
①「注意、用心」
②「~を心に留める、~を気をつける、~に注意を払う」
①の名詞で使う場合、pay heed [attention] to ~で「注意を払う」のように、attention に言い換えができます。
あの頃、何気なく覚えたことが一生の知識となっているわけですから、ありがたい限りです。
因みに、合唱コンクールで歌った「We Are The World」ですが、私は伴奏を担当しました。当時は正式な楽譜がなく、おそらくはどこかの音楽の先生が手書きで起こした楽譜を渡されて、それをピアノ教室の先生と解釈しながら練習して仕上げていったのを覚えています。
当時から使い続けているアップライトのピアノ