英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

塵も積もれば・・・

2008年09月30日 | 英語勉強法
継続的勉強の実践は、英語を教えることを生業としている者として、範を垂れるべきところです。以前のエントリでも記しましたように、ノートへの単語練習は、8月23日に始めて以来、1日も欠かさずに続けています。
このおかげで、ボキャビルは確実にできています。1日に覚える新出語彙は3~5語程度ですが、1ヶ月以上続けた単語練習の結果、少なく見積もっても、私のボキャブラリーには、新たに100語が蓄積されたことになります。今までは、声に出して覚える程度でしたが、書くことで記憶が定着し、認識語彙が運用語彙に昇華する感じがします。

こう考えると、この差は大きいですね。「単語を覚えなきゃ」と思いつつ、何も手を打っていないとしたら、1ヶ月で既に100語も差がついてしまったわけですから・・・。
「塵も積もれば山となる」とはよく言ったものです。

体調を崩そうが、二日酔いになろうが、今後もこの単語練習だけは意地でも毎日続けていきます。


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休養と読書

2008年09月26日 | 英語勉強法
今日から日曜日まで、お盆以来の連休です。
季節の変わり目で、体調も崩しがちですので、しっかり休養したいと思います。

私の住む長野県南部は、朝から荒れ模様の天気でしたが、夕方には綺麗な夕焼けを目にすることができました。
さて、この連休中は英語の勉強は当然のこと、読書の秋ということで、白井恭弘著『外国語学習の科学』を読みます。久しぶりの岩波新書。知的好奇心が刺激される内容です。


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難問?それとも愚問?

2008年09月26日 | 指導現場にて
某高校1年で使われている『INSPIRE ENGLISH GRAMMAR 48units WORKBOOK』(文英堂)の分詞の単元に、以下の青山学院大学の問題がありました。
       all the family in Hawaii, the house seems very empty.
(1) For (2) Because (3) Since (4) With
正解は、(4) With です。

本問の場合、付帯状況の with と解釈し、「家族全員がハワイにいるので、その家はまさしく空っぽのようだ。」の意になります。

with は他の前置詞と違い、後ろに O + C の型を取ることができ、with + O + C で、「OがCしながら、OがCなので」などと訳します。この場合のwith を付帯状況といいます。
・With prices so high, we'll have to cut down our living expenses.
・With the exams coming next week, we must study hard.
付帯状況の with は、マスターしてしまうと使い勝手がよく、斬れる英文が書けるようになります。

ある生徒から 「in Hawaii は前置詞句だから、修飾語句(M)とみなされて、文の要素にはならないのでは?」という鋭い質問がでました。

「この前置詞句は形容詞と同じ働きをしている形容詞句とも見なせるから、補語ととらえることも可能だぞ」と、私は回答しました。

さて、この時、私の中で (2) Because や (3) Since でも文法的には正しいのではないかという、新たな疑問がわいてきました。
Because all the family are in Hawaii, the house seems very empty.
を分詞構文にすると、
All the family being in Hawaii, the house seems very empty.
となります。従属節と主節の主語が違う“独立分詞構文”になります。

分詞構文中の being は省略されるのが普通であり、なおかつ分詞構文で消えてしまった接続詞の意味を明確にするため、その接続詞を残しておくことも可能です。よって、(2) because の他に、理由を表す接続詞 (3) Since も正解になりうるのではないか。
うーん、これは困った。久しぶりの難問です。

帰宅後、早速、江川泰一郎著『英文法解説』(金子書房)を貪り読みました。すると、346ページの解説に、以下のような筆者の言葉がありました。
「解釈上 being を補えるからといって、いちいち being を補って考えるのは好ましくない。好ましくないどころか、文法意識過剰による邪道と言えよう。」
確かに、分詞構文は文語的な表現であるため、日常的な英文にはむやみに使うべきではないということはわかっています。

しかし、文法理論で追究していくと、解釈が可能なことは確かに出てきます。深入りせず、サラッと考える方がいいのかも知れませんが、「邪道」の一言で済まされないような気もするのです。

今回の分詞構文の解釈など、言語学的にはとても興味深いものがあります。
昨日のエントリじゃないですが、ロト6が当たったら、すぐにでも留学して、生成英文法などの言語学を修めたいところです。


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ロト6に思う

2008年09月25日 | 英語勉強法
突然ですが、私はロト6を毎週一口(200円)だけ購入しています。

よく「宝くじが当たれば・・・」という話しをされる人がいますが、果たしてそのうち何人の方が実際に宝くじを購入されているのでしょうか?

宝くじを当てることが主目的になって何万円も費やすのは馬鹿げていますし、別の問題も出てきます。そこで、私は毎週200円と決めています。年末ジャンボ等も購入しません。

私は、この「ロト6を毎週200円」を5年近く続けています。ここで私が述べたいのは、行動を起こし継続することの大切さです。

一歩を踏み出さなければ、何も生まれません。一歩を踏み出せたとしても、それを継続することは、さらに難しいのです。

「英語ができるようになりたい」と思ってはいるものの、実際に勉強を始める人は少ないはずです。そして、勉強を始めても、毎日継続しないと実力はつきません。週末にまとめて勉強したとしても、平日に何もやらないのでは、成果は出ないでしょう。

何かを始め、毎日それを少しずつ継続する。
自分を変えるための成功法則のような気がします。


さて、気になる私のロト6の当選具合ですが、この1ヶ月で2度も5等1,000円(6つの数字のうち3つ的中)を当てました。
今年の5等当選は、4回目になります。

1等2億円が当たる日は近いかも・・・


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7周年

2008年09月23日 | 閑話
9月23日は私にとって節目の日。
7年前の今日、留学のためシアトルに向けて旅立ったのです。

あの日から英語との本格的格闘が始まり、その後の人生も大きく変わりました。そして今の自分がここにいます。

今日は、7年前のあの日の気持ちを思いだし、初心にかえりたいと思います。

※昨年の秋分の日にもエントリを記していますので、よろしければご覧ください。
( → 「6周年」)


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他言語を学ぶ姿勢

2008年09月22日 | 英語勉強法
今日は、長野市の善光寺まで家族で出かけてきました。

昨年、私が大病を病んだとき、母が平癒の祈願で参拝してくれました。そのお蔭で、術後の経過は順調、以前と何ら変わりない生活を送れるまでになりました。その御礼参りです。

仲見世を散策しているとき、見習うべき姿を目にしました。

工芸品を扱うお店を冷やかしていた時のこと。ある欧米人らしき外国人とその友人と思われる男性二人が、楽しいそうに日本語で会話していました。留学生と思われるその外国人は、「えーっとね、・・・」などの filler(つなぎ言葉)を巧みに交えて会話をし、分からない単語があれば、携帯しているミニ辞書ですぐに調べていました。

英語を一所懸命に学び努力している日本人はよく目にします。しかし、日本語の習得に真摯な姿勢で取り組んでいる外国人の方を目にするのは、初めてでした。

その彼の姿は、私の目にはとても新鮮に映り、何故か私は、清々しい気持ちになりました。

母国語以外の言語を習得することはたやすいことではありません。楽な方法などありません。それは、中学から英語の勉強を義務付けられてきた日本人なら、誰でも知っているはずです。

私もこれまでは、それなりの努力をしてきたつもりでした。しかし、今日出会った外国人の姿を見て、もっと勉強したい、もっと努力をしたいと強く感じました。

私という存在に不可欠な英語。生業としている英語。ライフワークとなっている英語のことを常に考え、真摯に学び続ける姿勢を大切にしていきたいと思います。

他言語を学ぶ姿勢を気づかせてくれたのは、やはり善光寺のご本尊さまかも知れません。
合掌・・・。


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impromptu

2008年09月21日 | 子育て
NHKの「英語であそぼ」は、息子も大好きな番組です。
平日は毎朝放送されていますが、金曜日は視聴者からのお便りコーナーがあり、番組キャラクターの Motch と Kebo の似顔絵などが紹介されています。

我が愛息もチャレンジしてみました。秋らしく、得意の折り紙でバッタやトンボを貼り付けていました。
わずか20分程度で完成しました。普通の大人が絵を描くとき、構図や見栄えなどをあれこれ考えて時間がかかってしまいますが、小さい子供達の impromptu work にはいつも感心してしまいます。でも決して slapdash work ではないんですよね。


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cringe

2008年09月20日 | 実用英語
『Legally Blonde』 35ページ14行目より
She cringed when she saw they were wearing matching cardigans.
(彼女(Elle)は、彼ら(Warner と Sarah)がおそろいのカーディガンを着ているのを見て、ひいてしまった。)
Longman では、cringe を次のように定義しています。
① to move back or away from someone or something, especially because you are afraid or in pain
② to feel embarrassed by something that seems stupid
ここでは②の意味がふさわしいと思います。よく、「授業中、生徒に寒い親父ギャグを言ったら、みんなひいちゃって、困ったよ。」というような場面で使う「ひく」という日本語が、この英文の cringe には最適です。

matching cardigans は「おそろいのカーディガン」。
matching clothes(ペアルック)で覚えておきたい表現です。
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社会の窓

2008年09月19日 | 実用英語
昨日の朝、愛息を幼稚園の送迎バスに送っていったときのこと。
ママが、「パパ!社会の窓が開いてるよ!」

「社会の窓が開いている」という英語表現は以前に調べたことがあったのですが、それを思い出せず、「恥ずかしい!」と思う前に、悔しさが勝りました。

LONGMAN にも、ちゃんと例文が出ています。
“Your fly is unzipped.”
これこそ日常生活で使う、実用英語ですね。
悔しさと恥ずかしさのおかげで、二度と忘れることはないでしょう。


因みに、広辞苑によると、ズボンの前開きを「社会の窓」と呼ぶのは、昭和20年代のラジオ番組名に由来するそうです。


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「見る」シリーズ

2008年09月18日 | 実用英語
英語指導の教材研究のほかに、英語勉強会の予習等もあり、最近読み進めることができていなかった『Legally Blonde』。今週から、再び読み始めました。

昨日は、Chapter Seven を読んだのですが、この一章の中に「見る」を意味する単語が数多く出てきました。定義はすべて LONGMAN からの引用です。
① glare at
to angrily look at someone or something for a long time

② scowl at
to look at someone in an angry way

③ stare at
to look at something or someone for a long time without moving your eyes

④ gawk at
to look at something for a long time, in a way that seems stupid

⑤ glance at
to quickly look at someone or something for a long time

⑥ survey
to look at or consider someone or something
小説では情景描写が大切ですので、著者は様々な語彙を使って、文章に変化をもたせます。同じ意味でも違う単語を使ったり、類義語を使い分けているところが、特徴的ですね。

因みに、『Legally Blonde』ではまだお目にかかっていませんが、study にも「見る」という意味があります。
⑦ study
to watch and examine something carefully over a period of time in order to find out more about it
⑦は John Grisham の『The Client』でよくお目にかかりました。



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