英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

背景知識の重要性

2007年05月25日 | 英語勉強法
最近の大学入試で出題される英文は、時事的なものが多く、極めて実用的です。その英文を読むことで、世の中で起きていることや社会で注目されていることも読めてしまうのです。

例えば、最近話題の‘バイオ燃料’。たまたま昨日の信濃毎日新聞でも特集されていました。その中に「カーボン・ニュートラル」という言葉が出てきのですが、実は2005年名古屋工業大学の第4問で出題されたバイオ燃料に関しての英文でも、この「carbon neutral」にふれていました。

今日の新聞記事を読んで、「カーボン・ニュートラルなら、名工大の英文で読んだから知ってるよ!」と心の中で叫んでしまいました。

時事的英文が出題されるのが当然となった昨今の大学入試英語を解くことで、社会の動きがわかります。しかしそれは、逆に、一般常識を高めておけば、英文を読む際の背景知識となり、英文読解力も数段アップすることを意味するのです。

英文読解力は、純粋な英語力だけでなく、いかにその事象に精通しているかということにも大きく依存しているのです。

大学受験英語を「受験英語」という狭い範疇でとらえてしまうと、英語を苦痛に感じてしまいます。そうではなく、「世界を読むための英語」と cool に捉えなおしてみてはいかがでしょうか?
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Word Power

2007年05月12日 | 英語勉強法
高校生に英語を教えていると、つい自分の高校生時代に使っていた教材を回顧してしまいます。

私が伊那北高校1年だった20年前、英語のボキャビル(語彙力増強)用に採用されていた副教材が「Word Power」シリーズ。

今となっては出版社名等の詳細は忘れてしまいましたが、記憶に残っているのは“苦痛”以外の何物でもありませんでした。

欧米の出版社であったため、日本語は一切使われておらず、定期テストでは半端でない範囲が指定されるため、もう片っ端から辞書を引くしかありませんでした。

その結果、調べるだけで時間を浪費し、最も大切な暗記する時間が無かったのです。大学受験を控えていた我々には、‘ありがた迷惑’的な教材でした。

しかし、今冷静に考えてみると、この「Word Power」には、身の回りのあらゆる具象名詞から始まって、yawn(あくびする)などの生活に必要な動詞、自然現象に関連するものまで、ほとんどが網羅されていたと思います。

大学受験向きではありませんが、実用英語を習得する上ではかなり有効。「もう一度入手してやり直してみようかな~」と思わせてくれる教材です。
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再会(reunion)

2007年05月11日 | 指導現場にて
先日、とある高校2年生の英語副教材の英文で、intact という英単語に出くわしました。

私がこの単語に初めて出くわしたのは、シアトル留学時代。確か、University of Washington の図書館で課題研究のために大量の英文資料を渉猟していたときです。

帰国後、市販されている英検1級対策の英単語集でも見かけました。実に3~4年ぶりの‘再会’でした。

Longman によると、
not broken, damaged, or spoiled, usually after something bad has happened
と定義されています。

私にはそれぞれの英単語に思い出があります。intact という英単語との再会で、久しぶりに懐かしい気持ちになりました。

ともあれ、高度な英単語を学ぶ機会があって、今時の高校生を羨む限りです。

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気持ちも新たに・・・

2007年05月07日 | 子育て
楽しかったGWも終わり、普段どおりの生活に戻りました。

今日から、幼稚園のバスがお迎えに来るまでの時間を使って英単語の勉強をやることを、息子と約束しました。
初日の今朝は、大文字を練習。息子も楽しそうに取り組んでいました。

毎日の積み重ねが大切。コツコツとやっていきます。
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風呂で覚える英熟語

2007年05月02日 | 英語勉強法
自身28回目のTOEICまで1ヶ月を切り、英語の勉強(というよりはむしろ‘調整’)も本格的になってきました。

細切れ時間(fragmented time)を少しでも有効活用しようと思い、留学前に使用していた『風呂で覚える英熟語』(教学社)を、約7年ぶりに本棚から引っ張り出してきました。
当時、スポーツジムのサウナの中で睨めっこして覚えた熟語集。実際に大学入試で出題された英文の中から、一般の受験生には馴染みがない英熟語を中心に編集されています。一般的な参考書にはまず収められていないものばかりです。

ざっと復習して驚きました。アメリカ留学中や帰国後に英検1級用問題集で出くわした熟語のオンパレード。例えば、
have it both ways, beat around the bush, call a spade a spade, hold water, follow suit, on the go, fix up ~ with …, get a kick out of ~, hit the ceiling, have a sweet tooth, have butterflies in one's stomach, make a mountain out of a molehill, play it by ears, be wet behind the ears, start from scratch, in the same boat, in hot water, to put it in a nutshell, back to square one, once in a blue moon, with flying colors, in full swing
などなど。

ものすごい実用的です。大学受験用にしておくのがもったいないくらい。裏を返せば、大学入試で実用的な英語表現が使われるようになってきていることの証でもあるのですが・・・。

これは意外と“名著”かも知れません。
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