紫金山・アトラス彗星を観測できるラストチャンスと聞いて、一昨日の日曜日の日没後、寒空の下、1時間以上粘って、何とか写真に収められました。
紫金山・アトラス彗星(2023年10月20日18時33分頃 伊那市山寺にて撮影)
※Canon EOS KissX3/SIGMA 30mm F1.4 露出10秒 絞りf2.8
写真だと尾が長く見えますが、肉眼だと何となく「あの辺りにあるかな?」という程度に、ボヤーっと見える感じでした。
1996年の百武彗星、1997年のヘール・ボップ彗星ほどは鮮明ではありませんでしたが、流星もいくつも観れましたし、晩秋の天文ショーを家族で楽しむことができました。
ハレー彗星が地球に接近した1985年、当時中2生だった私は星に興味を持ち、天体観測が趣味になりました。中学時代は、流星群や皆既月食などの時は、父にトラックを出してもらって、一晩中、友人と夜空を見上げていたものです。あれから約40年の時間が流れ、私もだいぶ歳を取りましたが、星空は相も変わらず現前としています。宇宙が悠久で無限、そして、人間なんてちっぽけな存在なんだと、改めて思います。