地方の進学校の生徒によくあることですが、高校合格にホッとしていまい大学受験をまだ遠いことと勘違いし、第一志望の大学がなかなか決まらない。というか、大学受験に関する情報に小中時代に触れることはまずありません。
だからこそ、私はまず、「東大、京大、早慶を目指せ!」と言います。しかし、これまた多くの生徒がそうであるように、「私には無理」と決め付けて現実味を感じられず、そのまま高3になって現実と向き合っていくということになります。
今春高校に入学したある生徒。彼女も大学受験を他人事のように思っていましたが、授業のたびに大学について話していくうちに気持ちが変化し始め、「京都大学を目指します」と宣言してくれ、両親や担任にもその気持ちを伝えたとのこと。
そして今月、定期テストが終わったタイミングで「しばらく学校のテストに振り回されることがないから、京都大学の過去問をやってみるといいよ。2年後に到達していなければならないレベルが分かるから」とアドバイスしました。すると、早速、書店に出向いて赤本を購入したとのこと。彼女のお母さんも「このまま志を高く持ち続けてもらいたい」と応援しています。
アドバイスを受けるのは誰にでも出来ますが、それを行動に移すことはごく一部の人にしかできません。でも、彼女はすぐに行動に移すことができます。自分が行動すると、自ずと周囲も変わり始め、結果が伴います。
赤本を出版している教学社のTwitter(@akahon_official)より
2月の京都マラソンでは京都大学の真ん前を走ります。38km地点と41km地点ですので最もきつい所ですが、今年の高3生でも受験する生徒がいるので、走りながら合格の願掛けをしてきます。